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『ねえ、最期にお願いがあるの。どうか私の代わりに……』 『さぁ、お前に使命を与える。自らの存在価値を証明してみせろ』 『人類の剣となって、レイ』 『人類の盾となれ、フェンリス』 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ◇ UGNに所属するエージェントであり、１つの支部を治める支部長。 そしてUGNのカバーカンパニーの１つである民間警備会社のCEO。 質実剛健、生真面目で正義感が強い。 過去にUGNに所属していた恋人とレネゲイド関係の事件に巻き込まれ、恋人はジャームの攻撃からレイをかばい死亡した。 そのショックで強い衝動を受けオーヴァードとして覚醒。死の直前に彼女と交わした約束を守るためにUGNのエージェントとなる。 身体強化系のエフェクトを得意とするオーヴァードであり、大学で経営学を学んでいたことから支部の運営にも気が利くので 上からの評判も良いエリートだった。 そこでUGNのとある研究機関から派遣されてきた戦闘用アンドロイドとの出会いが、彼のキャリアを大きく狂わせることとなる。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ◆ UGNのとある研究機関で作られた戦闘用機械人形。アンドロイドとも呼ぶ。 この機体は一個体の単騎作戦性能や耐久力向上のため試験用に作られた大型機体。 強大な膂力と耐久力を持ち、雑魚ジャームの攻撃をものともしない装甲を持つ。 生体部品を用いて一見は人間と相違ない容姿をしているが、成人男性を大きく上回る図体が非常に目立つ。 レネゲイド侵蝕を受けたAIを搭載しており対話もできるほどの知能を持つ。 欠点としては試作機のため、専用武装などは装着されていない事と、常にオーヴァードからのレネゲイド供給が必要な事。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ◇◆ 派遣されてきた戦闘用アンドロイドはオーヴァードからのレネゲイド供給を必要とする代わりに、強大な戦闘力を持つ特別な機体だった。 支部の中で適任なエージェントに配属させ機体性能の試験を行う予定だったのが、最初の起動を自ら行ったのが間違いだった。 初期化から目覚めた戦闘用アンドロイド『フェンリス』は最初に起動したオーヴァードを主人として登録し、 まるで子供に「たかいたかい」をするかのように両手でレイを持ち上げた。 当初と予定は違えど、『フェンリス』は多くの任務に就き、その全てに勝利を収めた。 戦いの中で失われていったものは、主人であるレイの威厳程度である。 「UGNの石動だ。警備会社の若社長……ということになっている」 「フェンリスは特殊戦術用人型機械人形の大型機体だ！見ての通り大きくてつよいぞ」 「弱き人々が虐げられないように任務を遂行する。失敗は許されない」 「人間は小さいからな。フェンリスが守ってやる！」 「フェンリス、いつも通りやればいい。無茶はするなよ」 「敵性ジャーム交戦開始！あいつ倒せばいいんだな！」 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 🔳UGNで活動していたとあるエージェント。 チルドレンの出身であり、後には訓練教官を務めていた。 任務で一般の学校への潜入任務を繰り返していたが、ある時に生徒会長に就いていた生徒と親しくなる。 「怪物を見た」という生徒の噂を聞きジャームを倒し、「友人が半グレ集団に引き込まれた」という情報を得てFHのセルを叩く。 任務のための情報源としてはじめは接触していたが、交友を続けるうちに『ふつうの友人』として彼に心を許しつつあった。 『ふつうの友人』をチルドレンが得られる機会は限られる。次第に彼女は、彼と過ごす間だけは戦いの事を忘れられるようになった。 やがて彼からの好意を受け止め、共に進学し一般の大学へ通うようになり、任務の数も少しは減った。 卒業したらいずれ、と将来を語り合うようになった頃、またもや世界は影を落とした。 大学生活最後の学園祭、FHの計画によりジャームが大量に発生。怪我人を助けようと飛び出しジャームに襲われた彼をかばい、重傷を負う。 死の間際、彼に感謝の言葉を述べ、自分の願いを託した。

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