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■矢ヶ瀬 佑弦(やがせ ゆづる)#ffd900 一人称：俺 二人称：君、貴方 「今日からHO１班配属になりました！矢ヶ瀬 佑弦です。よろしくお願いします！」 「班長！飯食いに行きましょうよ！俺、オススメの店知ってますよ」 気さくな青年。人当たりがよく真面目な性格で愛嬌がある。 困っている人がいれば声を掛け、任された仕事は責任を持って片づける。 母妹自分の3人家族。家族のことを第一に考えている。 ――――――――――― ■イメソン(プル夜HO2ネタバレあり) https://youtu.be/4UF5R3Auxzc?si=ctnK2tNFtICz3-V7 ―――――以下HO2秘匿―――――― ■来歴 大卒→警察学校卒業(柔道は優秀な成績だった)→巡査として交番勤務を務める→12月1日、刑事になる。 ーまとめー 酒とタバコに溺れ家族に暴力を振うとんでもない父の元で母と妹と佑弦は辛い日々を送っていた。 佑弦が高校生の時に母に暴力を振う父を突き飛ばしたら父死んじゃった！ 「父親を殺した息子」のレッテルを剥がす為に警察官になることを決意。 悪夢を見ながらも薬とカウンセリングに頼り、勉強を続けていたある日妹が自殺未遂を犯した！ それがキッカケで母のメンタルもやられた！何なら自分のメンタルもボッコボコ！ そうして12月1日がやってきた。 ーーーーーー 父、母、佑弦、妹の4人家族。 父はろくでもない人間だった。 酒とタバコを浴びるように摂取し、機嫌が悪くなれば母を傷つけ、女癖が悪く同級生の母親にも手を出す始末。 そんな父の愚行は周囲の人間にも知れ渡っており、佑弦も白い目で見られていた。 どれだけ他人に優しくしても、誠実に生きても 「父親があんなのじゃ、その息子も暴力的な一面があるのでは」と裏では囁かれ、 クラスメイトからはクズ親の息子と蔑まれ、肩身の狭い思いをしながら日々を過ごしていた。 それは自分だけではなく、母と妹も同じであった。 母は周囲の人間から避けられ、妹は酷いいじめにあっていたそうだ。 全ては愚行を繰り返す父のせい。 佑弦が高校生の時、いつものように酔っ払いながら帰宅した父は些細なことで母を叱った。 母の態度が気に食わなかったのか、父の怒りはエスカレートしていき、キッチンから包丁を取り出した。 もちろん父に母を殺す意思はなかった。ただの脅しの道具として手に取っただけだった。 しかし佑弦にとっては「ただの脅し」では収まらなかった。 母が殺されてしまう。自分が母を守らなくては。思考するより先に身体が動いていた。 父と母の間に入り、必死に父を説得した。けれどその姿勢が父の癇に障り、父はより一層激怒し包丁を振りかざした。 振りかざされた包丁は突き刺さりはしなかったものの、佑弦の頬を切り裂いた。 自分も父に殺されてしまうのでは。 そんな恐怖から逃げるように父を思いっきり突き飛ばし、母と妹を連れて家を飛び出した。 ただひたすらに走り、その日は母の提案で外泊することにした。 翌日恐る恐る自宅へと帰れば、幸か不幸か、突き飛ばされた父は頭部を強打したのか昨日と変わらず倒れたままだった。 急いで救急車を呼べば救命士から「頭蓋内出血しており、もう死亡している」と告げられた。 自分が父を殺した。そう思った。 母は「佑弦のせいじゃないよ」と何度も言った。それでも倒れ俯く父の顔が忘れられなかった。 父が亡くなった後も矢ヶ瀬家は避けられていた。 何処から漏れたのか「息子が父親を殺した」と噂が広まっていたのだ。 事実だ。悪いのは全て自分だ。 けれど自分のせいで母と妹もこれから先一生肩身の狭い思いをして生きていくことだけは許せなかった。 だからこそ、正義の味方になることを決意した。 「愚行を働いた父親殺しの息子」ではなく「清く正しい警察官」であれば自分も家族も世間に受け入れてもらえると、そう思った。 以降身体を鍛え、逮捕術を学び、大学では心理学を専攻し、愛嬌の良い人間を演じた。 そのおかげか、父関連の噂は日に日に減っていった。 けれど夢見は毎日最悪だった。夢の中で世間が常に自分を罵倒するのだ。 「人殺しに生きる価値はない」「罪を償え」 そんな夢から逃れる為にカウンセラーの手も借りた。薬で誤魔化し、家族を幸せにすることだけを考えた。 母と妹の笑顔が唯一の救いだった。 そんなある日のことだった。妹が自殺未遂をしたと連絡が入った。 佑弦の知らぬところで噂は続いていた。そしてその噂は妹をいじめの標的にするには十分な理由だった。 内気で家族想いの心優しい妹はいじめが続いていたことを佑弦と母に伝えていなかった。 母はショックを受け「自分があんな男を選ばなければ」と心を閉ざし自室に籠るようになった。 佑弦も薬の量が増えた。上手く笑えているか分からなくなっていった。 それでも刑事になることを諦めなかった。自分の行いは無駄ではないとそう思いたかった。 そうして12月1日はやってきたのだ。

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