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職業:セールスマン(2015)ベースに改変 小花鳥かなう 幼少期からなんだかぼんやり まったり ふんわりした雰囲気の少年。 いつも友達の中で流行っていることをふんわり追いかけている。 自分から強い意志を見せることはあんまりない。 特に好きなものやこともないし、熱意を猛烈に持っているわけでもない。 ただ、なんとなく　ぬるま湯の中で幸せな気持ちで眠っているような感覚で15年間生きてきた。 幼い頃からかわいらしい容姿を持ち、さらには鈍い感じの少年だったので、両親は可愛い我が子のことに強い関心を持っていた。 いつも心配していたし、なんでもやって尽くしてくれた。 かなうもそれをありがたく思っているし、それに任せて　自分はその辺をはっているいもむしとかを見て、重要な話はほとんど聞いていない 進路的に大事なこともほとんど両親がやってくれていたし 親戚との交流も　自分はにこにこしているだけで、大体の質問や会話を両親が代わりにやってくれていた。 ただ、両親もついてこない園、学校などで知り合い　仲良くなっていった友達たちとの交流は自分で考えて、自分が好きだから行動している。 みんなが楽しそうにしていたゲームの話を聞いて、自分も一緒にやりたいから　このげーむ欲しい、って親に言ったと思うし みんなが楽しそうにしていた遊びに行く話を聞き、自分も一緒に行きたいから　一生懸命お願いしたりも　したと思う。 みんなのこと　大好き。 自分で決めたり、自分で考える積極性や意志が全体的にぼやけており、重大なことに直面してもなんだか他人事な気がしてしまう。 でも最近、流石に高校進学の話になってくると　「自分の大事なことなんだから、いい加減自分で決めてよ！」　なんて言われるようになり 狼狽る思春期である。 夢のことは、誰にも言っていない。親にも だから、恐ろしい未来を夢に見て、友達を助けてと祈ったのは　誰に言われたのでもなく　自分の意思。 みんなの才能を奪ったのは、自分の意思なのだ。　あれからずっと、夜眠る前には不安な気持ちになる。

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