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フェリス
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フェリス
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能力値・HP
Level
/ 天運
筋力
反射
感覚
知力
精神
共感
HP
MP
ワークス:
暗殺者
貴族B
騎兵
剣闘士
護衛
指揮官
兵士
無法者
傭兵
騎士A
狩人
貴族C
従者
盗賊
野伏
冒険者
弓兵
騎士B
学者
貴族D
吟遊詩人
軍師
治癒師
騎士C
貴族A
交渉人
将軍
商人
騎士D
アカデミー学生A
アカデミー学生B
アカデミー学生C
アカデミー学生D
契約魔法師A
契約魔法師B
契約魔法師C
契約魔法師D
学生A
学生B
学生C
学生D
探偵
警官/軍人
政治家/エグゼクティブ
医者/学者
ギャングスター
廃棄物A
廃棄物B
廃棄物C
ケット・シー
ゴブリン
バグベア
ピクシー
ブラックドッグ
スプリガン
バンシー
リャナンシー
デュラハン
ジャックランタン
ジャックフロスト
妖精貴族
神性存在A
神性存在B
神性存在C
神性存在D
神性存在E
作成時ボーナス / 初期能力値:
1
2
3
4
5
1
2
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1
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4
5
成長での修正
その他修正
能力基本値
スタイル:
セイバー
パラディン
ルーラー
アーチャー
キャバリアー
メサイア
マローダー
パニッシャー
エレメンタラー
ヒーラー
プロフェット
アルケミスト
サイキック
サモナー
ウィザード
アンデッド
シャドウ
シューター
ライカンスロープ
アームズ
エーテル
レイヤー:ヒロイック
レイヤー:ドラゴン
ミラージュ
レイヤー:デーモン
ポイゾナス
地球人
エルフ
オルガノン
妖精
神格
その他修正
能力値
筋力
反射
感覚
知力
精神
共感
HP
MP
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アクションコマンド
武器・コンボ名
命中値
攻撃
力
射程
MC
コスト
その他
技能
能力
補正
計
格闘
力技
重武器
軽武器
騎乗
射撃
知覚
霊感
治療
混沌知識
意志
聖印
感性
通常
筋力
反射
感覚
知力
精神
共感
最大
2番目
d+
○
×
FW
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イベイションコマンド
コマンド名
回避値
MC
コスト
その他
技能
能力
補正
計
回避
格闘
重武器
軽武器
隠密
騎乗
射撃
知覚
霊感
治療
混沌知識
意志
聖印
感性
通常
筋力
反射
感覚
知力
精神
共感
最大
2番目
d+
○
×
FW
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簡易表示
通常表示
特技と魔法
特技
SL
タイミング
判定
対象
射程
コスト
制限
MC
効果など
クラスなど
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1
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3
4
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○
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×
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簡易表示
通常表示
魔法
魔法
タイミング
判定
目標
対象
射程
コスト
制限
MC
効果など
クラスなど
○
×
FW
↑獲得したレベルなどのメモにどうぞ
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非表示
簡易表示
通常表示
技能
技能名
SL
修正
判定値
参考
技能
能力
格闘
2
3
4
5
6
力技
2
3
4
5
6
重武器
2
3
4
5
6
水泳
2
3
4
5
6
頑健
2
3
4
5
6
軽武器
2
3
4
5
6
運動
2
3
4
5
6
隠密
2
3
4
5
6
回避
2
3
4
5
6
騎乗
2
3
4
5
6
射撃
2
3
4
5
6
手業
2
3
4
5
6
知覚
2
3
4
5
6
霊感
2
3
4
5
6
治療
2
3
4
5
6
混沌知識
2
3
4
5
6
聖印知識
2
3
4
5
6
軍略知識
2
3
4
5
6
専門知識
2
3
4
5
6
意志
2
3
4
5
6
聖印
2
3
4
5
6
話術
2
3
4
5
6
感性
2
3
4
5
6
情報収集
2
3
4
5
6
芸術
2
3
4
5
6
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非表示
簡易表示
通常表示
装備
武器名
重量
命中値
G値
攻撃
力
射程
その他
技能
能力置換
補正
計
格闘
力技
重武器
軽武器
騎乗
射撃
知覚
霊感
治療
混沌知識
意志
聖印
感性
通常
筋力
反射
感覚
知力
精神
共感
最大
2番目
d+
格闘
力技
重武器
軽武器
騎乗
射撃
知覚
霊感
治療
混沌知識
意志
聖印
感性
通常
筋力
反射
感覚
知力
精神
共感
最大
2番目
d+
合計
防具と乗騎
適用
重量
命中
威力
防御
回避
行動
値
移動
力
その他
武器
炎熱
衝撃
体内
修正値
合計
=
sq
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所持品・所持金
名称
重量
個
合計
効果・備考など
所持品合計
武器・防具の重量合計
最大重量:
重量総計
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簡易表示
通常表示
成長履歴
回
経験点 / 獲得総計
点
メモ(習得技能など) (初期Lv.
/ 現在Lv.
)
全体経験
個人経験
獲得計
1
点
点
点
2
点
点
点
3
点
点
点
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
レベルアップ記録
一番上のLevelの変更で、自動的に入力欄が増加します。減少時は未入力の物を圧縮します。
Lv
上昇させた能力基本値(3つ)
取得スキル
筋力
反射
感覚
知力
精神
共感
1>2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
上昇分合計
→上の能力値欄に反映されます
現在の能力基本値
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
種族
年齢
性別
身長
体重
髪の色
瞳の色
肌の色
非表示
簡易表示
通常表示
ライフパス・因縁
ライフパス
名称
効果・解説
出自
←自由入力
放浪民
工房
戦火
農民
大商人
教団
裏社会
海洋民
山岳民
名門貴族
没落貴族
一代貴族
隠し子
継承争い
名君
替え玉
継承
宗家
傭兵
騎士
戦禍
敗軍の将
戦場漁り
反戦
略奪
亡国
英雄
狂気
喪失
混沌の親
混沌災害
師匠
遭遇
略奪
死
異界の血
平凡
富豪
貧困
伝統
紛争
孤独
著名人
犯罪者
投影体
王家
森の子
双子
罪人
災厄
離別
平穏
取り替え子
ハーフエルフ
付喪神
量産品
船来品
一点もの
失敗作
軍用
模造品
パッチワーク
レストア
普通の妖精
妖精王族
巨人の血統
人間の友
落ちた神
喪失
追放
迷い子
チェンジリング
守護神
創造神
主神
喪失
悪神
元人間
眷属
忘れられた神
自然神
経験1
←自由入力
決戦
古参兵
惨敗
大将首
汚名
若武者
機密
裏切り
脱走
後継者
許嫁
詐欺
試練
名声
戦乱
幸福
軍事技術
悪徳
学究
放蕩
学生運動
慈愛
戦禍
俊英
挫折
平々凡々
病気
名声
暗殺者
泥沼
政敵
庶民の味方
影の領域
離別
二つの顔
亡国
称賛
没落
事故
犯罪
恋愛
喪失
借金
成功
平々凡々
退屈
死別
忘却
投影
冬
名手
混沌
恋
呪い
愛用
死別
廃棄
破壊
死蔵
怨念
伝承
時代遅れ
栄光
宴会
人間
処罰
投影
封印
幻視
混沌
恋
呪い
神々の大戦
人間の世界
滅亡
堕落
投影
友
恋
呪い
死と復活
経験2
←自由入力
内憂
暴君
婚儀
予言
名君
お忍び
質素
昼行灯
失政
天才の孤独
利用
非才
憧憬
副作用
ライバル
禁忌
大罪
暴走
絶技
賞金
継承者
仇
修羅
復讐
探求
敗北
大借金
勇者
迫害
怨み
投影
アカデミー
主君
恋愛
ライバル
新参
森の民
迫害
兵士
投影
アカデミー
虜囚
崇拝
不死者
新参
主人
迫害
利用
投影
アカデミー
道具
恋愛
正義
新参
いつも通り
迫害
芸人
アカデミー
ペット
虜囚
崇拝
不死者
新参
友誼
迫害
喪失
暴走
アカデミー
虜囚
崇拝
旅人
新参
目的
←自由入力
一攫千金
求道
知謀
医術
世界制覇
死闘
意義
忠誠
表現
冒険
色恋
革命
復讐
遺志
虚無
美学
喪失
自由
天下統一
王道
人
覇道
前線
守護
学院
真理
王佐
縦横家
魔法の道
迷い
合一
美学
最強
自我
功名
忠義
帰還
恩義
混沌討伐
第二の生
改革
誇り
救済
真実
信頼
立身出世
平穏
定住
禁忌
←自由入力
殺害
真実
情交
他の武器
財産
怯懦
無法
虚偽
破約
無賃
禁欲
素顔
裏切り
追撃
匿名
暴露
定住
邪悪
悪政
純潔
贅沢
専守防衛
不法
偽名
闇魔法
破約
禁書
怠惰
混沌
謀反
謀反
絶望
虐殺
隠蔽
優柔不断
怯懦
介入
家族
無報酬
裏切り
告白
同胞
差別
魔境
怠惰
愛
敗北
支配
趣味嗜好
←自由入力
コーヒー豆にこだわる
お茶の味にうるさい
お茶などに砂糖を入れない
甘い物は別腹
器も味のうち
音楽がないとくつろげない
枕が変わると眠れない
寝相が悪い
ナイトキャップを被って寝る
寝る時は可能な限り全裸
北枕を避ける
見た夢をメモしておく
無闇に暴力を振るわない
名乗られたら名乗り返す
毒物に頼らない
決闘から逃げない
捕虜に寛大に振る舞う
任務第一
赤い服を着る
帽子を欠かさない
アクセサリがないと落ち着かない
人前に出る時は化粧する
香水にこだわる
外見にこだわらない
犬が好き
猫が好き
動物に話しかける
園芸が趣味
虫が苦手
脚のない動物が苦手
決まった口癖がある
変わった語尾である
説教が長い
味覚がおかしい
方向音痴
因縁
関係
メイン感情
サブ感情
←自由入力
師匠
保護者
恩人
忠誠
借り
興味
家族
友人
仲間
仕事
腐れ縁
忘却
慕情
貸し
弟妹
秘密
好敵手
仇敵
←自由入力
好奇心
憧憬
尊敬
同士
友情
慕情
庇護
幸福感
信頼
尽力
可能性
慈愛
かわいい
道場
連帯感
親近感
感服
誠意
←自由入力
憤怒
悲哀
寂しさ
食傷
敵愾心
不快感
懐疑心
嫌悪
隔意
憎悪
偏愛
疎外感
劣等感
不安
恐怖
嫉妬
脅威
侮蔑
←自由入力
師匠
保護者
恩人
忠誠
借り
興味
家族
友人
仲間
仕事
腐れ縁
忘却
慕情
貸し
弟妹
秘密
好敵手
仇敵
←自由入力
好奇心
憧憬
尊敬
同士
友情
慕情
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その他メモ
高圧的だが義理堅い猫(妖精)。 口調は常に高圧的で偉そう。その上で自分の容姿が人間にウケがいいこともわかっているため、人間界での世渡りがうまい。 騎士団及び騎士団に関わる面々には投影体であることを明かしているが、初めて会う人(特に一般人)には普通の猫のフリをする。初見で投影体であることがばれたら開き直る。 現在は表向き、ローランの下で飼われている。理由は騎士団の中で一番かわいがってくれそうな奴だと直感したから。生活拠点をローランの元に定めているが、あくまで仕えているのはHO1の下。なので、活動範囲はHO1寄り。毎回王区からHO1の元に通っている他、特別な用があればローランを通して伝えろと多分言ってある。 暇な時には妖精の本分であるいたずらを色んな人に仕掛けている。基本的に様々な人に等しくいたずらを仕掛けているが、必然的にローランには少し多めかもしれない。 妖精ながら見た目にすごく気をつかっている。それもこれも人々の寵愛を受けて過ごしやすくするため。自分でもやる他、人にブラッシングをしてもらうことは欠かさない。ただ、耳を触られるのは嫌いなので、触ると怒る。 ==================================================================================================== あるところに妖精の国があった。 妖精の世界には様々な国があるが、その国は妖精の中でも、獣に似た、人間の言う「猫」に似た容姿の妖精のみが集まっていた。 ケット・シーと呼ばれる彼らは、元来人間と近い場所にいる妖精だった。人の言う「猫」に混じって、時に飼い猫として人間と共に生き、恩義に報いる。いたずらをしたり、悪者には罰を与えたりするときもあったが、人間は彼らにとって切っても切れない縁を持つ存在だった。 その国の妖精のほとんどは人間が大好きで、彼らを統べる王様も例外ではなかった。王様は人間の世界に遊びに行くのが好きで、特定の人間の元にとどまるということはしなかったが、よく気まぐれに姿を消しては側近を困らせていた。 ある時、王様はとある少女に出会った。彼女は人と話すのが苦手らしく、返事をしないであろう「猫」にまで話かける始末であった。 彼女は様々な話をしてくれた。 彼女の家は裕福な商人の一人娘であること。生まれつき体が弱く、あまり外に出られないこと。本が好きなこと。友達が中々作れないこと。部屋の窓から見えるあの子が気になること。 王様は彼女に力を貸してあげることにした。彼女は毎日のように、その日にあったことや本の世界のことを語りかけてくれていた。助力は、たくさんの楽しいお話を聞かせてくれたお礼だった。 妖精の国に実る果実を与えてやり、身体を丈夫にした。勇気が出るように、こっそり語りかけて背中を押してやった。くじけそうな時は優しく頬を寄せてやった。 やがて、時が経つ頃には、彼女は町で一番愛される娘になった。彼女は幸せになった。 その後も王様は彼女を側で見守り続けた。 更に長い年月が過ぎ、彼女は老いていった。いくら妖精の王様といえど、生きる物の時を止める方法は知らなかった。それでも、王様は彼女の元へ毎日のように訪れ、側にいてやった。 そして終にその時がやってきた。ある日の夕方、もう老婆になったその少女は王様を膝に抱きながら、穏やかに息を引き取った。彼女の顔は皺でいっぱいだった。 王様は大いに悲しんだ。何百年と生きてきたが、そんな永い生の中で一番の悲しみだった。妖精に比べて、人間の生はあまりに短い。人間と永く居すぎた妖精に辛い別れがやってくるのは必然だった。 王様は自らの国民にこのような身を切られるような悲しみを経験して欲しくはないと考えた。 そして王様は新しく国に法律を作った。それは、人間と15年以上共にいることを禁ずるというものだった。 しかし、国民はそれに猛反発した。この国の妖精はみんな人間が大好きだから。妖精にとって15年などはあっという間。そんなことは耐えられないのだ。 いつしか王様は、「人間嫌いの王様」と呼ばれるようになった。王様は人間の世界に行くこともなくなり、法律を変えることもしなかった。国の妖精のほとんどは王様のことが嫌いになっていた。 王様は悲しかった。それでも、それが国民の為だと信じてやまなかった。 そして、とうとうある日、王様は王様をやめさせられた。 王様の側近の1人が裏切ったのだ。王様の味方は少なかった。ただ王様の悲しみが分かる妖精のみは王様を助けようとしたが、それでも王様は負けてしまった。 新しい王様は、「人間嫌いの王様」を王宮から追い出し、呪いをかけた。 「人間と共に生きることを避けられない呪い」を。 人間嫌いの王様はそれ以来、人間の側にいないと不安に苛まれるようになった。悠久の時を生きねばならない自分はどうしてもひとりぼっちなのだ、と。 心の不安をなくすために、王様はいつ別れるともしれない寂しさを覚えながらも人間と生きるしかないのだ。 人間嫌いの王様は、いや、哀れな一匹の黒猫は、今でも妖精の国どこかでひっそりと暮らしているらしい。毎日ように人間の世界を訪れながら。 妖精の国の民の一部には、かつての王様の心を理解し、王様の定めた法律を未だに守っている者もいるらしい。 人間の世界には、猫は自分の死期を悟ると姿を消すという言い伝えがある。果たしてそれは、自分の死を人間に見せない為か、それとも...
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