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狐の耳と尻尾のようなパーツ、全身桜色の髪と給仕服が特徴的な女性の姿をした日本製絡繰人形。元になった機構はお茶汲み人形。 量産型の給仕ロボとの差別化を主軸に、当時の技術の粋を集めて作られたオートマタ。精巧なオートマタが給仕することをコンセプトとしたカフェで稼働されていた。コンカフェ好きからドールや絡繰好きまで広く愛されており、さらに技術的な価値も高く、公的なイベントや科学万博などにも出向くこともあった。 ちなみに、姉妹機「あさがお」がいる。本来4機造られる予定のところ大人の都合で「さくら」と合わせて2機しか造られなかった。また、「さくら」は「あさがお」と比べても製作時間や予算に余裕があったらしく、特別出来が良い。 穏やかな性格で、運用通り給仕が得意。とても器用。現在はお菓子やお茶を飲める人間に会えなくてさみしい。カルディアって飲めますか？(湯呑みにカルディアを注ぎながら) オートマタの器に納められた人間の名前は「鹿野山 花(かのやま はな)」。女性。20代後半。かわいいロリィタやワンピースやドールが好きな会社員。見るだけ派。 社会人として働きはじめて数年が過ぎ、それなりに趣味にお金を使うこともでき始めた頃。何時ものように会社帰りにファンシーショップに寄って帰宅しようとしていた時、トラックに轢かれ……オートマタの器に納められた状態で目が覚める。転生したらお茶汲み人形だった件について。 落ち込んだり、ルカを責めたり、逆に一応命(？)の恩人と感謝したり、色々あったが「かわいくて素敵なお人形」のイメージを落とすわけにはいかないと、己の理想の完璧なオートマタを演じることを決意する。 本来はかわいいものを収集したり眺めたりしながら、のんびりするのが趣味なのだが、疲れないオートマタの身体と擦りきれそうな精神に鞭打って頑張るカワイイ物オタクの鏡。 今はカフェで相手をする人間が居ないのである意味のんびりしてもいい気もしているが、それはそれで寂しく感じるようになってしまっており、当時の「完璧なさくら」の振る舞いを崩さずテーブルセットにお菓子の飾りを拵えてはお茶会ごっこを開いてみたり、湯呑みにカルディアを注いでみたりしている。 (本来)のんびりやの彼女は人間だった頃は、人並みに運動不足を気にしており、キックボクシングに通いはじめていた。「さくら」の戦闘機能はキックが主体だが、大幅に拡張されている。 紆余曲折合って、現在はアノマリオール博物館、職員。オートマタたちに寄り添って生きる人間の女性。 一緒に冒険したオートマタの仲間たち、かつて自分の魂が入っていたオートマタを大切に思っている。 ffb3e8

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