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<立ち絵> （https://picrew.me/image_maker/1715572） ※加工済み ・過去に一度、意図せず人を殺めたことがある(A) ・癒してくれる人を待っている ・嘘をつきたくない ・困った人に手を貸さずにはいられない ・幼少期から絵を描いており、腕を磨くため留学をした。その際事件(B)に巻き込まれ傷痕が残るほどの怪我をした。見た目の変化はあるものの、経過は良好。 ・Aの事件以降、抽象的でありながらも過激な作品が多く、周囲からは「見ていると苦しくなる」「怖い」「仁科がこんな作風だなんて意外」と言われる ・Bの事件以降は、人物画も描いている様子。しかし人前に出すことはない。 ・稀に描く、とても穏やかで繊細なタッチの絵は評価が高い ・交友は広く浅く ・他人との会話は、基本的に相槌を打つだけで自分の話をしたり意見を伝えることはあまりない。 ・酒に強いが、酔うことはできる ・妹がいる ・ニュージーランド出身である父親の血が濃く本来は金髪だが、暗い色に染めている ・留学から帰国後、しばらく休学したもののなりたい職業のため頑張った。また、両親のすすめでカウンセリングに通っている。 ・Aの事件はもちろん、Bの詳細についても両親、カウンセラーには詳しく話していない。 ・就活が終わり、また作品に没頭できるようになったため少し晴れ晴れとした気持ちでいる。 ・そのため、留学中に知り合ったアダム・アンリ宛に手紙を出した。約1年ぶりの連絡である。そこで、Aの事件について触れている。 <過去の罪(A)> 小学6年生だったか、はたまた中学2年生だったか。 彼はよく行く公園で不審な人物に手を引かれる少女を見つけた。 ひょろっとした猫背の男は、声をあげようとした少女の口を塞ぎ今にもその幼体を引きずる勢いで連れ去ろうとしている。 気が付けば走り出していた。 一人果敢に立ち向かい、そして、男を階段から突き落とした。 少女を助けるため必死に行動した結果。 もちろん、故意ではない。 うんと力を込めて突き飛ばし、距離を取ろうとしただけなのだ。ふらりよろめいた男は段差で足を滑らせ、そのまま遥か下の地面へと転がり落ちていった。 翌日、ニュースでは悲惨な事故として報道されていた。 付近にある街灯の電球が切れていたことで、足元が見えなかったのではないかと管理組合に対する非難の声があったように思う。 俺が、突き落としたのに。 地面に放り出され、朱に包まれていく男の姿は今でもはっきりと覚えている。

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