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虎走 遊禍(こばせ ゆうか)ICV:鳥海浩輔 26歳 茶髪青眼 189cm80kg 一人称:僕 二人称:君、お前 (激昂している時は『テメェ』) 三人称:僕ら 「僕は虎走遊禍。あぁ、どーもどーも。よろしくなんよ」 「なん？僕に何か用でもあるん？なになに……」 「ずっと笑ってるって？いーでしょ、可愛くて」 「せめて夢だけは叶えたかったんよ。一生引きずってでもいいから、これだけは、ってさ」 「……逃げたい」 ────────────── ステータス→STR,SIZが減少。宇宙飛行士になるための減量や精神的な摩耗から痩せた。 職業：宇宙飛行士（クトゥルフ2015:冒険家教授をベースに作成） 応急手当、説得、跳躍、登攀、図書館、他の言語→英語、専門技能としてふたつ（天文学、物理学） 【特徴表】 【前職】 以前に別の職についていたか、幼少期に何か得難い体験をしている。EDU*3を全色としてプレイヤーが決めた、職業上の技能に割り振ることができる。 →マーシャルアーツ。幼少期から空手を学んでいた。それは不良だった頃にも発揮されていた。体に動作が染み付いている。 ──────────────────── 【性格】 穏やかで、浅慮に他人を否定をすることの無い性格。事実それを活かして人間関係は全般的に良好。 常に微笑んでいるが影を含んでいて、決して明るい人間とは言い難い。本人はそれに自覚的。困っちゃうんよ〜。 権力者を好かない反骨精神の塊。自身の病弱さをカバーする為に肉体や精神面を鍛えてきた影の努力家。 チャームポイントは首のほくろ。 【ひととなり】 某宇宙開発研究機構に所属する宇宙飛行士。なりたての新米ではあるが、必要な知識はしっかりと持っている。 実家は両親も姉弟妹もスポーツに長けたスポーツ一家。自身も中学まで空手を習っており、黒帯の有段者。 身内の中では特に姉･虎走戸枝(ﾄｸﾞｻ)が有名。彼女は義足アスリートとして活躍する国際的なスプリンターであった。 中学-高校時代は不良であったが、学友たちとの交流と姉の意識混迷を通してすっかり丸くなった。 【人間関係】 ・高校時代の学友たち、特に同じ部活の後輩たちは今でも非常に好ましい。 面々だけ見れば非常に不思議な顔ぶれだが、一緒に絡むことの違和感は何一つない。 時に全員を頼り、時に頼られて背中で守ることだってする。 ｢今でも付き合ってくれんの、いい子達だよね。いつまでもめしょついてられないんよ｣ ･姉、戸枝とは兄弟仲は良好だった。お互いを大事に思っていたが、姉の下腿切断は自分のせいだと思っている。 同時に、姉の存在は自分の精神的支柱の一つでもあった。しかし彼女が意識混迷に陥ってしまったことで、遊禍自身も精神的な落ち込みが続く。 あれから数年が経ち、ようやく立ち直ってきている。 彼女を楽にすることも、また取り戻そうとする気も起きなかった。自身を守るのに精一杯だった。 「……管だらけの最期って、いやだよな。姉ちゃん。すっかり痩せちまって」 「ごめんなんよ…」 ・天川寧子とは高校卒業前に関係を持った腐れ縁である。 精神的な支柱を損なった自身を美しいだとか、綺麗だとか言う人間だが、結果として逃げ場として受け入れてしまった。 それから不定期的ながらも会っては、時に体を委ねることもある。 恋人ではないしセフレというには少々ギスギスな気がするものの、現在の遊禍の心の欠損に入り込んだ存在でもある。 【技能について】 天文学（80)は宇宙飛行士として必要な知識、として身についた。 【過去について】 家族中は非常に良好。スポーツ一家の長男として生まれる。精神性が粗い姉･虎走戸枝とのささやかな姉弟喧嘩が耐えず、時には殴り合いに発展もするがいつも負けている。 強気な姉に対していつも折れてしまうが、罪悪感も多少はあるため。これには訳がある。 姉が12歳、自分が9歳の時、姉が事故で負傷し、左下腿切断を余儀なくされてしまったのだ。これは自分の不注意が原因と思っており、今なお引きずっている。 姉と小学校から下校した時、無免許運転の車が自分に突っ込んできたのを気付けず、姉が庇って重傷を負った。 この日は小学校の交流会で姉と喧嘩し、両者ともに教師に説教された。互いに素直になれず謝れない帰路の中、交通事故に遭った。 姉は自分を車から身を呈して守り、左下腿の開放骨折を受傷。整復不可能なまでに左脛骨は砕かれ、切断を余儀なくされる。 この時、無免許運転をしていたのは地元の不良であり、親が他校の中学のPTAを牛耳る人間だったため、罪を問われることなく和解金のみを支払われるだけに留まった。遊禍の権力者嫌いはここから始まる。 ｢どうして姉ちゃんの足がこんなになったのにアイツらはのうのうとしてるん？なんで謝らないん？おかしくない？悪いことしたら、ちゃんと謝んのがスジでしょ？どうして？｣ ｢かばい立てするヤツらもみんな嫌い。あの時守られてた僕も嫌い。でも足の動けねぇ姉ちゃんの代わりに僕が成敗してやっから｣ ｢姉ちゃんどいつがいい？｣ 結果として、天築学園の中等部に入学してからは姉のような気性の荒さが顕れ(後に振り返ると姉の振る舞いを真似するように喧嘩っ早さを投影していたら不良が釣れたのだとか)、喧嘩の日々を送ることになる。 弱かった体を克服するように鍛え上げ、獅童雄冴との出会いを経て、立派な不良になった。姉を轢いた不良も徹底的にシバいた。殺しかけるほどにボコボコにしたが、獅童に｢応報はしたろうが。テメェは人殺しにきてんのか？テメェの姉を人殺しにするんじゃねぇ｣と制止されたため、不良たちを殺さずに済んだ。 部活でオカルト部を選んだのも、本当に怪談話が好きだったのもあるが、部活に入ることで課せられる負担が小さかったため。 しかし中等部のある夏の日、名前をネタに喧嘩をふっかけてきた相手から後輩だった月代瑠璃を守った時、何を思ったか『リボンが似合うのではないか』と瑠璃に提案される。面白半分にリボンを編み込まれ、存外自身でも気に入ってしまう。 本人曰く『不良としての自分ではなく、全く違う僕が見えた』、とのこと。以降はオカルト部に愛着を持ち、あしげく通い、メンバーとして数えられることになる。 高校三年の冬。それまでつつがなく高校生活を送っていたが、遊禍の人生が突然変わる。 姉･虎走戸枝が原因不明の昏睡状態に陥ってしまった。 意識は回復せず、医師から『原因不明の意識障害』として、医療機関の治療を受けなければ死に繋がると宣告される。 何の予兆も、何の既往も、何の怪我もないのに突然意識を失ってしまった姉は、延命治療を受けるために療養病棟へとその身を移すことになってしまった。 姉が意識を失ったその日、遊禍は起きてこなかった姉を不思議に思いながらも気にすることなく学校へと行ってしまったことを深く後悔している。あの時、気付けたかもしれないのに。何かあったのなら、分かったかもしれないのに。不思議だ、って思うのを追求出来なかった。その深い後悔は、姉の足を損なわせてしまった古傷ごと、遊禍の心を抉った。 会話不可能、意識レベル最低、点滴状態。 面会してもただ時間の浪費。一時期遊禍が延命装置を見て、「この延命治療を止めてしまえば姉ちゃんは楽になるかもしれない」って危うく医療事故起こしかけたが、未遂に終わった事もある。 そうして虎走遊禍の、精神的支柱の一つが致命的に失われてしまったのである。 遊禍はその後、微笑みを浮かべるようになった。 上手く笑えなかった姉の代わりにちゃんと笑おうと、アルカイックスマイルをするようになる。そして目に光は宿らず、ぼんやりとした青い目だけになる。 上手く眠れず、不眠状態が続く。ゆるやかに遊禍の人となりは不安定になっていった。 【探索者としての姉･虎走戸枝について】 虎走戸枝:初恋性ストックホルム症候群→純愛性リマ症候群の探索者。純愛性リマ症候群にてロスト。 ────────────────────── 【通過シナリオ】 ･Bye-Bye Summer Days→生還 ･ショットガン目星/NPC ･伽圉→生還 ･あしの下でねむる ※以下ネタバレあり。 ･Bye-Bye Summer Days:全生還。とあるルートでは黒幕に右手首を切断され、欠損する事態になったが、結果として五体満足で生還。月代瑠璃に対しての気持ちは『大切な、可愛い後輩』とのこと。恋愛感情ではない。家族的な庇護愛の方が強い。 ･伽圉:両生還。同級生の天川寧子にシナリオ中に寝て、処女を卒業する。

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