タグ： 金属製探索者

流 読み方は「ナガレ」 流れ者のナガレである。 本人も知らないが本名は「瀏」であり中国語の場合「流」とピンインが同じ。 認識している限りで肉親はおらず「変わったもの」が好きな老人に育てられた。 幼い頃から人より大きな体や生まれ持った戦闘センスを活かしてバウンティハンターじみたことをしていたため、体には傷や内出血による痣が絶えなかった。 他の傷の痛みを全部上書きする、また痛みに慣れるという目的で刺青を入れた。 元来の目付きの悪さも相まって周囲からは怖いというイメージを持たれている。 実際割と怖い人なので間違ってはいない。 一般人で彼に近付くのは取引を持ちかける者、下剋上を狙う者、お礼参りが大半なので基本的には人を信用していない。 すました顔で本音を隠す者、露骨に媚を売る者(特にハニートラップを仕掛けてくる者)が嫌い。 こいつならこれで十分だろうと侮られている、馬鹿にされている感じが嫌。 育ての親譲りの妙な雑学は持っているがまともな学はないので難しいことはあまり好きではない。 単純明快なものを好むため子供は存外嫌いではないが色々と面倒なので関わるつもりはない。　 とにかく「舐められないこと」を意識している。 己に危害を加える者には容赦をしない。 日々生きることに必死なのでなんのために生きているかはあまり考えない、考えられない。 生きたい理由が特別あるわけではないが、死を忌避している。 愉快だ、心地好い、と思うことはあっても心の底から楽しいと思うことはほぼない。 幼少期からの殺されるかもしれないという危機感やストレスは大人になっても消えないまま残り続けている。 現に死がすぐ傍にあることはあまり変わらないが。 己の強さを示し、何にも警戒せずに過ごすことが認識こそしていないが流の望みである。 西地区のリーダーになったのは成行き。 (からすと昔からの知り合いの場合は)強いて言うならばからすへの対抗心かもしれない。 (からすとリーダーになってから出会った場合は)今では真っ向からからすとぶつかれる立場として有効活用している。 からすのことがどうにも気に入らない。 流にないものを持っているからかもしれない。 物分かりの良さも、純粋な知能も、敵を作らないところも。 弱肉強食で弱い者は淘汰されるという世界で「自分より弱いはずなのに」東地区のリーダーをできるからすを不思議に思っている。 人から疎まれ食い物にされかけ力だけでなんとか生きてきた流にとっては不思議を通り越して最早気味が悪いほどである。 育ての親である老人(彼もまた自他共に本名を知らず、流はじいさんと呼んでいた)も小賢しく知能で生き残る男であったため、それに似たからすが羨ましいという気持ちもあるのかもしれない。 要は一種の嫉妬で気に入らないのである。 酒は一人でしっとり飲む方が好き。 音楽はジャズやラップが好き。 (流は音楽の歴史に疎いが、どちらも時の為政者への反抗など生きるための音楽であるので通ずる何かがあるのかもしれない) 蓮華は嫌い。 あんな悲惨なものはないと思っている。 (昔、短期間ではあったが自分に良くしてくれた人が薬漬けになって亡くなったのもあり嫌悪している) 自覚のある人生の目標は蓮華をなくすこと、あるいはそれに限りなく近付けること、かもしれない。 一人称「俺」 二人称「お前」「名前呼び捨て」 カラーコード#752100

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