タグ： 迷子センター

バックストーリー 容姿:陰気 イデオロギー:6:社会には根絶すべき悪がある。この悪とは→犯罪 重要な人物:6:探索者の最も高い職業技能を教えてくれた人。心理学→臨床心理士をしていた妻、子供と関わることで学んだ人の心理や感情 なぜ重要?:10:犯罪者はあなたの邪魔をした。「復讐したいと思っている」 (愛する家族の殺害、人生の崩壊、結婚生活の破たんなど) 意味のある場所:6:あなたの「イデオロギー/信念」に関連する場所(家族と暮らした家) 秘蔵の品:9:武器(長年警察として身につけ続けた拳銃) 犯罪者によって人生にたびたび訪れる幸せをことごとく奪われてきた男。 最初は中学生の頃。家に未成年犯罪者グループが押しかけ、おしこもる。両親は殺され、たった1人の姉と自分で震えながら一ヶ月も軟禁され続けた。 不良グループたちの暴行を受け、姉は目の前で犯された。いっそ殺して欲しいくらいの苦痛と凌辱を姉弟で受け、さらには両親の肉を食って生きろと言われた。 冬の時期で、食べ物が何一つ与えられないまま、2人で両親の肉を食った。 姉は自分よりも何回も強姦された。警察も一ヶ月張り込んで必死に呼びかけたが、不良グループは動かない。 そしてとうとう、姉は自分の舌を噛み切り不良たちを驚かせるから、そのうちに逃げろと言われる。 姉はそれを有言実行し、姉の死を目の当たりにしながらも自分は外に逃げた。 ・・・・・・姉は助からなかった。両親たちはとうに腐りかけていた。 不良グループは未成年ということで、数年の刑罰しか与えられなかった。 その件がきっかけで、「自分は悪を根絶する警察になる」と決意する。 PTSDで髪は白くなり、瞳は生まれつきではあるものの弱視で日の光に弱かった。 事件がきっかけで肉も食べることができなかったし、対人恐怖症になってしまい学校ではろくに人と会話することもできなかった。 だが学校帰り、犯人を捕まえてくれた刑事に偶然会い、話していくうちに驚くほどメンタルは回復。 高校生の頃から体を鍛え、訓練学校にいくことを決意。 ・・・・だが無事警察官となった日　その刑事は居眠り運転のトラックに轢かれて死んだ。 それ以来、ずっと事件を追いかける日々。一つでも多く事件を解決したかった。被害者を守りたかった。 どうしても守れないと感じた時は自然と自分が被害者を庇い、刺されたり殴られたり拉致られたりした。 だがその結果、救われた被害者たちの命があった。日に日に体はボロボロになり、ある日酸をかけてきた犯人から被害者を守るため、かばった際にとうとう顔の下半分すら見せられなくなった。それでも守れる命があるのならいくらでも庇おうと思った。 親戚の勧めで、愛らしい妻と出会い結婚することに。息子も生まれて、 幼稚園で息子が「お父さんはみんなのヒーローです」と言ってくれたことが誇らしかった。 これが幸せなのだと感じた。 ・・・・・その日、仕事で遅くなっていた時。 家に強盗が入り、1人で留守番をしていた子供が殺された。 妻は心神喪失となり、幼児のようになって病院で介護を受け続けなければならなくなった。 そして　　決定的な日。 部下を撃ち殺した。 煙草をよく吸うようになった。酒を浴びるように飲むようになった。 自分の目指したヒーローがわからなくなった。 正義が何かもわからなくなった。 生きるのが辛くて死にたくなった。・・・・・だが自分の命の下に、自分をよく見てくれていた姉や刑事、そして子供。 残された妻はどうなってしまうのか。考えただけで恐ろしくなった。 ・・・・気がつけば日に何箱も煙草を吸うようになって、よく咳をするようになった。 病院に行けば何かしらの肺疾患は見咎められるだろう。肝臓もダメになっているかもしれない。 それでも惰性のように重たい体を動かして刑事として外に出る。 モズ その犯人を最後に捕まえて、終わろう。 今日もそう誓いながら、家族と過ごした、今は冷たい家を出て朝日を浴びながら職場に向かう。

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