タグ： 鰯と柊 ごぜんにじにあいにきて。 一攫千金裏バイト！～祟り集めシシノケ編～

「鰯と柊」 HO鰯：あなたは「拝掌教」の教祖だ。 宗教団体「拝掌教」の教祖。微笑みを絶やさない心優しい教祖様。 髪が長く、一見女性のようにも見えるがれっきとした男性。物腰が柔らかく、優しげな雰囲気をまとっている。信者たちのことを大切に思っており、自分の身を削ってでも彼ら彼女らの役に立ちたいと思っている。常に柔らかく微笑んでおり、だいたいのことは笑顔で受け止める。怒ったりイライラすることはないに等しい。親しみやすいように見えて、どこか他人とは一線を引いているようなところがある。 27歳で誕生日は8/31のおとめ座。血液型はA型。右利き。身長は173cm。体重は53㎏と軽め。一人称は私。基本的に誰に対しても敬語で話す。 少し世俗に疎いところがある。流行りにも疎い。最近指ハートというものを知った。実はカナヅチ。幼少期に溺れたことがトラウマで特に川が苦手。浅瀬でも恐怖を感じる。教団の敷地内の畑で採れた野菜や果物が好き。本当は信者と一緒に畑仕事に勤しみたいが手先があまり器用ではないのと日光に弱いため遠慮している。日光に弱いのはまぶしいのが苦手なのではなくすぐ日に焼けるから。色が黒くなるのではなく真っ赤になってひたすらヒリヒリするタイプ。 髪は白～黒のグラデーションになっており、長さはふくらはぎくらいまである。きちんと手入れをしているため髪質はいい。瞳は真っ黒で睫毛が長い。口元にほくろがある。黒いカチューシャと青いピアスを身に付けている。教祖らしい真っ白な装束に真っ黒の手袋をしている。左手に黒いバングルをしている。靴も真っ白。 実は由緒正しい地主の家系の生まれだが、両親が亡くなってから家とはほぼ絶縁状態。孤児院で生活していたが、祈りの力に目覚めた結果「拝掌教」の教祖をやることになった。 ●拝掌教(ﾊｲﾀｷｮｳ)について 関東近郊の山中に居を構える新興宗教。信者数は1000人程度で、このコミュニティで生活をするものはおおよそ100人程度。それ以外信者は半年に一度の「大拝祭」のみ教団に通っている。東京の都心部には相談窓口となる小さな支部が一つある。 外で働く信者のほとんどは通いだが、それ以外のもの、主に親の居なくなった子供や生活のままならぬものは教団にて運営する孤児院、または寮で共同生活を行っている。 敷地内には広大な畑が供えられており、寮で生活するものはここで従事することになるだろう。できた作物は食卓に上ることもあれば外へ売りに出されるものもある。なかなか評判がいいらしい。 <特徴表> 2-03：親の七光り・・・名家の出身、または親が有名人かもしれない。＜信用＞に+20%。 4-06：寄せ餌(D)・・・人間以外の怪物に好かれやすい。誘拐されれば殺されずに監禁されるか、もっとひどい目に遭うこともある。 デメリット特性なので1d6×10の興味ポイントを得る→1d6×10=40 AF：紡ぐ縁の編飾り 夜空のような紺色の組紐に、きらきら とした銀色の小さなガラス玉が施されたもの。ほんの少し海の薫りがする。 これを所持している親しい間柄のふたりは、どんな暗闇でも、死後の世界でもお互いを見つける事が出来るだろう。あなた達が紡いだ縁の糸は、それだけ強い繋がりたり得るのだから。 以下秘匿情報あり 宗教団体「拝掌教」の教祖。罪悪感に苛まれながら信者の理想の教祖であろうとする心優しい教祖様。 本名は御荷木奈爪。生まれつき背中に爪で引っかかれたような傷痕があったことから名付けられた。名付けの雑さからもわかる通り両親は皙に興味がなく、所謂ネグレクトを受けていた。両親は家から受け継いだ土地があったためろくに働きもせず、夫婦仲もよくなかったためお互い恋人をとっかえひっかえして毎日遊び歩いていた。皙は放置され続け何度も死にかけながらギリギリの生活を送っていた。川で溺れたのもこの頃で、川の近くで遊んでいたところ足を滑らせ流されてしまった。浅瀬に流れ着いたことでなんとか助かったが、今でもトラウマとして皙の心に残っている。 そんな生活を送る中、死にかける度に皙はいるかどうかもわからない神に祈った。この境遇から助けてくれと。 ある日、皙の両親は通り魔に刺されて死んだ。それには動機も何もなく、まったくもって不運な事件だった。そうして皙は孤児院へ預けられることとなり、幸いなことに最悪の家庭環境から脱することが出来たのだった。 それから、皙にはどうも神が憑いているらしく、不思議な力が使えるようになった。 孤児院で出会ったHO2は同じような境遇で、一時的な保護が明けてしまえば彼/彼女は家に帰らねばならなかった。幼い皙に救う方法があるはずもなく、自分と同じように「自分を救ってくれた神様に祈ろう」と彼に提案した。その翌日、HO2の両親は行方不明になった。 それが噂を呼び、皙の元へ次々に人が訪れるようになった。最初は孤児院の子供たちが救いを求めてやってきた。皙が育つにつれて、それは外部へと広がっていく。皙の祈りは、人を救った。と同時に、見知らぬ誰かを消した。原理などわからない。神がいるのかどうかもわからない。最初こそ偶然かと思っていた現象だって、十も続けば必然と判断するには充分だった。そして、皙が引き起こし続けた奇跡は周囲に信者を集めるにも充分だった。そのころにはすっかり、後戻りができなくなっていた。皙はいつしか「神の子」と呼ばれ、集まった信者たちによって作られた宗教団体「拝掌教」の教祖として担ぎ上げられることになる。 皙に救いを求める人間は日々増えてゆく。皙に救われた信者たちは、いつの日か皙が地上に楽園を齎すと信じてやまない。何より皙の周りに築かれたコミュニティは、家族の居なかった皙にとっては最早家族同然となってしまった。 ・祈りについて 相談者の額に向けて掌を掲げながら「他者に虐げられた相談者が救われるように」と神に祈るだけ。それで加害者は行方不明になる。現在まで行方不明になった人間は見つかっていない。現在では週に2～3日、一日につき4～5人の相談者が教団まで訪れる「相談会」が行われている。ここに訪れる相談者は、教団幹部の「鬼灯」という男が事前に選定している。神に祈りを捧げる度＜1d3＞点の正気度を喪失する。尚まとめて行った場合でもこの正気度喪失では一時発狂を発症しない。 ・神の加護 あなたが持つ祈りの力を、信者たちは「神の加護」と呼ぶ。敬虔な信者には同等の力が与えられると(いつの間にか)されていて、集まった信者たちは毎朝熱心に祈りを捧げている。最近、HO2があなたと同等の力を得たことにより、相談者の数が半分になった。あなたは増え続ける相談者のせいで最近まで随分疲弊していたが(正気度喪失によるもの)これによって幾分か楽になっている。 皙は祈る度に誰かが救われる代わりに誰かが消えてしまうことをひどく気に病んでおり、自分のせいでまた誰か消えてしまったと日々自分を責めている。両親の仲が悪かったのも自分のせいだと思っており、祈りの力も「神の加護」などではなくこんな自分に「神から与えられた罰」だと思っている。そのため自分は教祖の器ではない、信者は自分に騙されているだけだと思っている。 しかし信者たちのことを大切に思っているのは事実であり、理想の教祖様の姿を演じている。信者はそれを望んでいないと考えているため、祈りの力を罰だと思っていることも誰かに言ったことはない。信者のために祈ることが自分に唯一できることだからと祈りをやめることはしないが、代わりに誰かが消えてしまうことでまた自分を追い詰めることになる。自分も救われたい、死んでしまいたいという思いと、神さえも自分のことを見捨てている、こんなに汚れた手の自分が救われるはずもないという思いを抱えている。 HO2が自分と同じ祈りの力を得たことに対しても口に出すことはしないが、自分のせいだ、と罪悪感に押しつぶされそうになっている。

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