タグ： まぬまぬ

とある大手食品企業の跡取り息子。 礼儀正しく品行方正。語学に長け、あらゆる分野に精通している知識人。社交的で顔も広い。若くして現社長である父を補佐しており、代替わりも秒読みだろうと囁かれている。 というのは働いている時の姿で、素は軽くてちょっとチャラいそこら辺にいそうなイマドキの若者。 何ならまだまだ遊びたい盛りの26ちゃいである。 男とも女とも距離が近い。ノリが大学のサークルの先輩。 知識は努力の賜物、社交性は幼い頃から両親に連れられ様々な経験を積んだ結果。当人にとっては当たり前のことだが側から見ればかなりの努力家に見える。ストイックではないらしい。 趣味はドライブ。よく聴く曲は洋楽ロック。 煙草は日常的には吸っていないが友人と遊びに行く時は普通に吸う。 体力面にはあまり自信がない。 + 退屈な日々に飽き飽きしていた。 取り繕ったような笑顔に、見え透いた社交辞令。次期社長の座が確約されている自分に媚びへつらう、ひと回りもふた回りも年上の大人たちに嫌気がさしていた。 それでもきっと、恵まれている、のだと思う。 安定した将来や金に糸目を付けない生活、留学だって"普通の人"であれば何ヵ国も行けるものでもないだろうし、学生時代から重ねてきた社会経験だって同年代よりは遥かに多い。 元よりこの生活が当たり前なのだから心底嫌だとは思っていない。面倒な勉強だってすればするだけこちらに有利な商談ができるようになった。自覚があるというのも変な話だが、多少なりとも素質があるのだろう。だからこの会社を継ぐことだって嫌なわけじゃない。ただ、なぜだか毎日が窮屈だった。 両親が自身に向ける期待も、自分の役割も、目指すべき姿も、理解している。 たまにそれを放り出して少しだけ休みたいと思う。 子供じみていると思いながらも、社交場で知り合った同年代の奴らと夜遊びに出かける時間が一番楽しかった。 男とつるんで夜の街へ繰り出しては相手を選ばず女の手を取った。 次期社長と言えど、まだ顔も名前も知れ渡っていない今しかきっとできないのだろう。肩書きを捨てて年甲斐もなく羽目を外している時だけ、素の自分でいられた気がした。 当然両親はいい顔はしなかったが、その分仕事で成果を見せれば言葉を飲み込んでくれるだけ甘いのだと思う。いずれ縁談が持ち込まれればこの時間も無くなるのだと思うと、少しだけ息が詰まるような心地だった。 「身分相応の振る舞いをしなさい」。そんなこと、分かっている。 ●ビジュ 前髪は目にかかるくらいのメンズミディアム。後ろは刈り上げ。柔らかめの髪質でゆるくパーマをかけており、ワックスでまとめている。パーティーの時などは片側を上げていることが多い。 切れ長のツリ目。顔が良い。痩せ型。 ●取得技能 2015<ビジネスマン> ◾️特記:<経理>に+10% ☑︎言いくるめ→聞き耳に変更 ●特徴表 1-8 一家伝来の宝物 2-3 親の七光り<信用>+20% ・一人称：俺/私 ・二人称：君、〜ちゃん、呼び捨て/貴方、〜さん ・家族：父、母 ・利き手：右 ・イメカラ：ラベンダーグレー(#bcbace) ・好き： ・嫌い： 「お会いできて光栄です。京食品流通株式会社の采岐と申します。 …さて、お堅い挨拶はこれくらいにしよっか？」 「週末はー…っと…会議2つ、商談1つに夜は会食…はぁ……さすがに今週のスケジュールきっついな…」 「ね、俺いい店知ってるんだ。この後一緒にどう？」

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