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圷 藍太郎(あくつ らんたろう)。男。23歳。刺青の彫師。 かなり気まぐれで末っ子気質。バカそうなバカ。パーソナルスペースが0。男女問わず年上好き。甘やかしてくれるなら下も好き。褒めれば伸びるし従順だが叱れば拗ねるし言うことを聞かなくなる。 何でも派手で煌びやかであることが好きで、服装や私物の色がとにかくうるさい。元は人混みの中にいても5秒で見つかる髪色をしていたが、今回は警察組織への潜入があるので6年ぶりくらいに黒染めした。 普段は雑居ビルのタトゥースタジオで働いている。手先が異常に器用なのでタトゥーへの評価は非常に高いものの、何せ出勤回数が少ない上直前欠勤が多く評判が悪い。本人は気にしていない。 物心ついたころから児童養護施設育ち。 一向に里親が見つからず、施設の中ではすっかり古株であったので何かと頼られることが多かった。 何せ要領がよくないのでしっかりした長兄という風ではなかったが、当時は常に機嫌が良く親しみやすいことからそこそこに好かれていた。両親がいないことへの寂しさや施設育ちのデメリットを感じられるほど繊細ではなかったので、多少の不自由はあれど楽しく過ごしていた。 自立支援のおかげもあり、高校入学後からはアルバイトをしながら安アパートで一人暮らしを始めた。 高二の秋、修学旅行のお土産をたんまり抱えて施設を訪れると、施設長が慇懃無礼な中年男性に変わっていた。前の施設長はすっかり背の丸くなった老婆であったので交代自体は自然なのだろうが、果たしてまるっと15年そこにいた自分に連絡もなく引退するだろうかと疑問を覚えた。それに子供の数が激減していた。残っていた友人に聞いてみれば、施設長が急に変わったと思えば次々に引き取り手が見つかるようになったらしい。しかし中には里親との顔合わせもなく、本人の同意すら曖昧なまま引き取られていった子供もいたと言う。自分もその一人であり、明日にはこの施設を出ると言われた。聞けば聞くほど何か悪いことが起こっているような気がして、友人に引き取り先の住所を聞いておいた。土産はこれでもかというほど買ったが施設長には一つもくれてやらなかった。一週間後にはついに誰もいなくなり施設は早々に閉鎖となった。児童養護施設の運営がどうなっているかなんて知った話ではないが、明らかに不自然だと思った。以降は学校に通うのをぱったりとやめ偽探偵業に勤しむようになった。 結論、やはり最悪なことに使われようとしていた。それが具体的にどのように最悪かと言われれば、詳細はわからないものの何やら発音できない名前の邪神とやらを呼び出す儀式の生贄として、彼らは“教団員”に引き取られていったらしい。施設長は、調査のうちに勘付いていた事であるが、その教団員によって既に世を去っていた。 許せなかった。その儀式をめちゃくちゃにしてやりたくて現場まではなんとか駆けつけた。しかし齢17の青年一人に出来ることなんて何もなかった。何をすればいいかも知らないし、思いつかなかった。 そう絶望しかけた時に、儀式の現場を躊躇なく爆破し狼狽える教団員を殺戮して行ったのが黒蜥蜴である。人が殺される場面なんて初めて見たものだから恐怖や驚きはあったものの、彼らの破壊行為が酷く鮮やかで美しいと思った。彼らのおかげで施設の子供達のほとんどが一命を取り留めた。 その後、現場に連れて来られていた子供たちは呪文により記憶を曖昧にさせられていった。目撃者であることから藍太郎も同じ処置を施されようとしていたのだが、その前に足元に纏わりついて仲間に入れて欲しいと懇願した。結構すんなり承諾された。 そうして現在に至る。施設にいた子供達とは今も交流が続いている。ちなみに高校の同級生には普通に死んだと思われていたので成人式後の飲み会に無連絡で顔を出したら絶叫された。でも仲いい奴はいる。現在の職場も高校の同級生のツテ。 ◯職業技能/暴力団組員 言いくるめ、隠す、芸術（刺青彫り、イカサマ）、心理学、値切り、目星 ＋次の技能から２つ選択：隠れる、こぶし/パンチ、キック、組みつき、武道（任意）、日本刀、ナイフ、拳銃 ◯特徴表 2-8 芸術的才能 稽古事を小さい頃に習っていたか、実用ブログなどで人気を博している。 任意の<芸術>一つに［INT×3］%を加える。プレイヤーは音楽、著述などの専門分野を指定すること。 6-4 実は生きていた 生き残るすべに長けている。死からの生還（”クトゥルフ神話TRPG"64ページ）のチャンスが通常の次ラウンド以内ではなく、5ラウンド以内に伸びる。 俺/二人称は関係性によりまちまち 誕生日：不明

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