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○アルメリア・アストルム(Armeria・Astrum)/『親愛なるオケアノス』PC1：一般人・ディレッタント 【アルメリア】：「思いやり」「心遣い」「歓待」「共感」直訳すると「海に近い」 【プルメリア】：「気品」「陽だまり」「恵まれた人」「情熱」 ◆PC1　一般人、ディレッタントなど 資金支援をした事で同行が叶った人。7 年前、冒険家である友人がマリアナ海溝に単独で潜水したまま上がって来なかった。 あなたの目的は、友人もしくは沈没した潜水艇の姿を確認する事である。 推奨：目星・写真術・機械修理 【職業技能習得理由】 ・拳銃：自衛と趣味。 ・機械修理：よく拳銃を壊すため。また、現場などの手伝いをよく行いもするため。 〇三行まとめ 　物腰柔らかな強かな男。実業家の傍ら、海洋学への支援を惜しみなくしている。 　成りあがりの名家出身であり、遡ると元は漁師の家系だった。それゆえに海への敬意と好奇心がある。 　懐は深く穏やかだが、決断するときの冷淡さも持ち合わせている。 ・透き通る光のような金髪を背後へと長く伸ばし、後頭部の高い位置で一つ結びにしている。瞳もまた、晴れ渡った青空の下の水面を思わせる碧眼。 　体格はあまり恵まれていないものの、地頭と度胸はある。 　常に穏やか微笑みを浮かべていることが多く、あまり感情を大きく揺らがすことはない。だが、穏やかに表情自体は変化をさせるために物腰の柔らかさが目立つ。 ・いつも背筋を伸ばし、また、纏った洋服を丁寧に正している。 　だが、必要とあらば現場の仕事に対して手を貸し、人々の話を聞き、求められる行動を行う胆力も持っている。存外泥だらけになることも好き。 　最前線で、或いは現場で働く人々には敬意を持って接している。 ・性格としては物腰柔らかで気さくな男性。 　誰に対しても人当たりが穏やかであり丁寧。 　だが、ただ穏やかなだけではなく強かであり、そしてまた商売人。 　己がスポンサーとして支援すると決めたのであれば、協力を惜しむことはないが、きちんと最終的な結果も求める。お互いWIN-WINであるからこそ、研究も開発も商売も、全てが成り立ちますから。 　そのため、最終的な結果がそぐわなければ、必要とあれば見切りをつけることにも躊躇いはない。 　然し、短いスパンで見るのではなく、きちんと長期的な視野で見つめているため、一度の失敗等で見切りをつけるわけではない。今だ若い身であり、未熟ではありながらも、その審美眼は天性にも近しいものであると同時に、磨いている真っただ中のものでもある。 ・一見すれば冷たくさえあるスタンスだが、それらも全て、職務を全うする相手への敬意ゆえでもある。 　相手の全力に対して、生半可な姿勢で望むのは不誠実でしょう。 　全力には全力を、誠実には誠実を。見た目に反して、情に厚い男でもある。 ・現在資産家・事業家として名を馳せつつある「アストルム家」の次男。 　同様に実業家として活躍をしている兄もおり、そちらは宇宙・航空分野で手腕を振るっている。 　現在は実業家として様々な分野の技術や開発、研究、人々を支援する仕事を行っており、それなりに実業家として続いている家系ではあるが、一番最初は貧しい漁師の家系だった。 　だが、ある時自身らが主に漁へと訪れていた海域で油田を見つけ、そのおかげで一攫千金を為したアップグレード。 　ゆえにこそ、家柄大体海に対する尊敬と感謝の念があり、自分たちを成長させてくれた海への深い気持ちを持っている人間が多い。 ・当人もまたそれに例がもれず、祖父がよくしてくれるそんな昔話が大好きだった。 　青い、あおい海。美しく、数多の生命を宿し、地球の命の根源と歌われながらも、未だあまりに未知すぎる青き世界。 　敬意と、そして、その未知への好奇心。 ・だから、その海の未知へと立ち向かおうと。或いは、海と人々の共存を目指して。 　研究や開発を進める人々に対しては、支援を惜しむことはない。 　それで、少しでも海に近づけるのならば。 　或いは、自分たちのように報われる人間が増えるのならば。 　そしてまた、海を守る道につながるのならば。 　何よりなことだから。 ・自衛の意味合いも兼ねて兄から教えてもらった拳銃は、実はそれなりに良い腕。 　国の射撃大会にも参加したことがあり、それなりに良い成績を収めている。 　最近は忙しくてあまり参加等はできていないが、もしも何かあったときの為を考えて、時間を見つけては訓練をしている。 　肉体がからっきしなため、せめても、な気持ち。 　過去、幾度か誘拐にあって、それなりに苦労もしている。 ・「アストルム」：ラテン語で「星」「星座」「天空」を意味する。またサンスクリット語で「飛び道具」「矢」を意味する。 　また、「メリア」はハワイ語で「大切な人の幸せを願う」という意味もある。 ・星の形をしたアクアマリンのネックレスを常に胸元につけている。 ・カラーコード：4169e1　ロイヤルブルー ・年収：16　→　2000万 【特徴表】 37：俊敏 17：勉強家 【花言葉】 56：大山木（たいさんぼく） 「前途洋々」「威厳」 貴方の言葉は説得力に満ちている。言いようのない力強さがある。人の前に立つために生まれたような人が貴方。皆が慕ってくるだろう。答えなければならない。 12：カランコエ 「幸福の印」「おおらかな心」「小さな思い出」 手にある全てが幸福への道しるべ。貴方の持っている一つ一つはとても小さいものだろう。だが、貴方は決して捨てない。捨ててはいけないことを知っている。 91：春紫苑（はるじおん）・ハルジオン 「追想の愛」 会えない人を、いつまでも思い偲ぶ。あの人しか考えられない。あれ以上の思い出など出来るはずもない。いつまでもいつまでも、過去にしがみつく悲しい人なのが貴方。悲しみでは前へ進めないのも知っている。悲しみを活力に変えられるのが貴方だ。 【通過技能】 ・『親愛なるオケアノス』 ＜以下、『親愛なるオケアノス』HO1秘匿情報有り＞ ・実業家として本格的に稼働し始めた初期に、支援を行ったひとりがクリオだった。 　歳が同じで、そしてまた、自分では足を踏み入れることが出来ない場所へと足を踏み入れていく、彼の話を聞くのが何よりも好きで。 　好奇心や探究心が似たりよったり、であったから、話もひどく弾むことが多くて、時間を忘れて話してしまって、よく秘書から怒られたりもしていた。 　少なくとも自分は、スポンサーと支援者の関係だけでなく、それなりに仲の良い友人だったんじゃないか、って思っている。 　仕事仲間で、友人で。 　そしてまた、未知へと挑む彼の姿勢を、素直に尊敬していた。 ・だから、あの時も。 　きっと、またさほどせずに新たな彼の冒険譚が聞けるんだ、と思って、送り出した。 　多分、さして話はしなかったんだと思う。電話で二言三言。「また行ってくる」「いってらっしゃい。お前の話を聞くに相応しいお店をまた見繕っておくよ」「楽しみにしてる」。 　再会を疑っていなかった。 　彼だったら、また新たな海の未知へと近づいてくれるんじゃないかと、信じ切ってさえいた。 ・けれど――――甘くはないからこそ、「海」だった。 　彼は戻ってこなかった。深い、深い海の底から。 　どんなに、どんなに待っていても。帰ってこなかった。 ・支援をしたクライアントの消息が分からなくなってしまう、だなんて、こういった職業をしていると珍しくはないことだ。 　人がいなくなってしまうことだって、職業柄だけではない、当然にはなってほしくはないけれど、人間が生きている中では、起こってしまうことでもある。 　だから、覚悟を全くしていなかったわけじゃない。 　海に対する敬意は深かった、けれども、――――恐ろしさも知っていたつもり、だったから。 ・――――けれど、実際に友人が帰ってこないことを、実感すると、胸の中にぽっかりと穴が空いたようだった。 　悲しい、寂しい、そんな気持ちとそして…………信じたくない、って気持ちも、あった。 　いくつもの冒険を乗り越えてきた彼だから、いつか、いつかあっさり戻ってくるんじゃないか、って。 　どうしたって、そう思っていた。 ・忙しかった、っていうのは言い訳で、方法がなかった、っていうのも言い訳だった。 　有りえもしない希望に縋って、時間が過ぎていくうちに、…………数年、経ってしまっていた。 ・深海について、深くは知らない。海について勉強をしていても、詳しい訳じゃない。 　クリオと、そして極々一般的な知識だけで。 　けれど、――――その海の中に取り残されることが、沈み続けることが、どれだけ寂しいことか。 　ふとある時、それに気付いて、はっとして。 　同時に、戻ってくることだけを信じて、迎えにいかなかった自分にも気付いて、ひどく後悔をした。 　ただ、信じ続けて、待つだけで、忙しさにかまけて動かない自分は、何が友人だ。 ・そこからは、がむらしゃらだった。必死だった。 　己が成したいことの為にはどれだけ金があったっていい。だからひたすらに仕事に邁進しながら、彼を迎えに行くための手段をひたすらに探した。準備を整えた。 　己が出来ることを、ひたすらに為した。 ・そうして、やっと。 　それが叶う日が、来ようとしてる。 　お前のお陰でさ、――――机上から眺めるだけだった俺もさ、こうやって、憧れた場所で足を踏み入れるようになったよ。 　絶対見つけるから。絶対、迎えに行くから。 　7年も待たせてごめん。――――やっと、お前のこと探しに来れた、友人。 ・クリオ：ギリシア神話に登場する9人のミューズのひとりが由来、と推測をして、共に同じ9人の女神のひとり、ウラニアから天空、空をイメージして「アストルム」。また、星や天空を意味する名前を持った男が、深海の果てとそこに消えた友を目指して潜っていく浪漫を込めて。 ◆PC1 　PC1は勇敢な冒険家、クリオの友人であり、真夜中海洋研究所が行ったクラウドファンディングか、有力なスポンサーとして乗船員に抜擢された。 PC1は深海について良く知らない。紙面での知識、あるいはクリオの話を聞いてきたが、深海の恐怖は想像でしか推し量れない。マリアナ海溝の底に沈んでいるであろう友人を見つけたかったPC1は、この千載一遇のチャンスを得られた事に、ほっと息を吐くだろう。 クリオ・オケアノス　享年25　男 　真夜中海洋研究所に所属する冒険家であり、生粋の研究者。海洋生物を中心に新種を次々と発見し、海洋の研究に大きく貢献している。 　オーストラリア出身のイギリス人で、有人潜水艇を所持する真夜中海洋研究所に就く事を目指して日本に渡り、同じ志の仲間を得た。日本語は議論が出来るくらい巧みに扱える。研究所には大学在住中にも通い詰めて、毎日のように海洋生物に触れてきた。 　快活で好奇心旺盛。知識欲に富み、自分を省みない危なっかしい一面がある。 　７年前に潜水調査のためにチャレンジャー海淵を目指し、そのまま有人潜水艇『さいはて』と共に二度と浮上して来なかった 【通過シナリオ技能成長】 ・『親愛なるオケアノス』：SAN値-5,応急手当+4,機械修理+1,クトゥルフ神話技能+4 もう一度、俺が其処に行くまで。リボンとネックレスを置いておくから。――――もう少し、待ってて。 またね、クリオ。

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