タグ： #トマ宅HELLO

はちどり しうん なとり ぼたん やえ あいしん 「ようこそ、転非屋へ。私は八重、この子はHO2と申します。どうぞご贔屓に。……さて、ご依頼内容を承りましょうか」 「いいんじゃない？HO2がやりたいようにやってごらん」 「──だめだよ。君の手で人を殺めることだけは、させられない」 一人称：俺、私、兄 二人称：～さん、君(きみ) ───────────────────── ▶︎年齢 　28歳 ▶︎職業 　転非屋 店員 ▶︎身長 　183cm ▶︎容姿 　榛色の短髪 　灰赤紫の瞳 ▶︎誕生日 　5月17日 　『自分の意見を諦めないガンコ者』 ▶︎誕生色 / 色言葉 　ゴールデンオーカー / 明敏さ・抜け目なさ・洞察力 ▶︎誕生花 　フクシア 　エキザカム 　牡丹 ▶︎花言葉 　ピンク：「つつましい愛」「信じる愛」 　「あなたを愛します」 　「風格」「高貴」「恥じらい」「人見知り」 ▶︎イメージカラー 　茶色 　ポジティブ：温和、安定、伝統、堅実 　ネガティブ：地味、頑固、退屈 ▶︎好き 　和菓子、煎茶、おはぎ ▶︎苦手 　自身の過去、毛の少ない犬種の犬 ▶︎性格 穏やかでいつも微笑んでいる 弟全肯定人間 殺人以外のHO2がやることやりたいことは基本的にやらせてやる。彼が犯罪に手を染めた時は全て自分がやったことになるよう裏で手を回している。HO2には好きに伸び伸び生きてほしい。 彼が満足のいく選択・人生を送れるように手助けすることが自分にとっての贖罪。 仕事の報酬の半分は貯蓄しており、HO2がいつか独り立ちする際の資金援助に使おうと考えている。 左胸の傷は残っているがHO2には見せない。後遺症の痛みで時折蹲ることはあるが「若年性の更年期かねえ」と笑ってごまかしている。 自我が芽生える時にはもう組織の捨て駒として息をしていた。 感情の起伏が薄いロボットのような少年だった。なぜなら彼の回りに感情というものを教えてくれる者がいなかったのだ。 自分の両親など知らないし兄弟姉妹がいるかも知らない。 組織に命令されたことを遂行することだけが生存理由だった。 だから、教団がどんな研究をしているのか詳しく知ろうともしなかったし、HO2を誘拐したことに罪悪感など微塵も感じていなかった。 「おいで」と差し出した手を疑うことなく取った、自分よりも小さなそれのぬくもりを感じた時。 一瞬だけ心が温かくなった理由を　当時の彼は知らなかったから。 それから間もなく、自身の行動を後悔することになる。 数日後なんとなくあの少年が気になって、紫雲は初めて研究棟に忍び込んだ。 見覚えのある後ろ姿をみつけ牢屋に駆け寄った。 そして、変わり果てた彼の表情に息をのんだ。 呼吸ができないほど胸が苦しくなり、自分のことではないのに涙が止まらなかった。 自分が連れてきたせいでHO2は、毎日”人権冒涜”という言葉が生ぬるいような扱いをされていたと、知った。 困惑、後悔、罪悪感、懺悔。この時初めて彼の感情が大きく動いた。 「ああ、俺はなんてことをしてしまったんだろう」 「この子人生を壊したのは俺だ。こんな姿にしたのは俺だ」 「…………せめて、この子が死ぬまで少しでも楽しく過ごせるように助力するのが俺の義務だ」 それから彼はたくさんの書物を読み込み、街中の人々を必死に観察し、感情を独学で学んだ。 そして学んだものをHO2に教えた。こっそり連れ出しては二人でおはぎを食べた。 家族のいない紫雲にとって、そんな他愛もない時間が幸せだった。 平坦なまま続くと思っていた灰色の日々は　突然終わる。 HO2の悲鳴が聞こえ駆けつければ、そこは火と血で真っ赤だった。 咄嗟に考えたことは『HO2を守らなければ』だった。だからあの日のように手を引いて走り出そうとした。 刹那、左胸に鋭い痛み。視線を向ければ刃を突き立てる彼が映った。 その時の表情を自分は覚えていないけれど、簡単に思い至る。 「全て知られてしまったのだ」と。 彼が自分を恨み殺意を向けることは至極当然だ。俺はそれを受け入れなければならない。 自分が死ぬことに抵抗はなかった。心残りがあるとすれば、彼に殺人という罪を犯させてしまったことと、ここで彼を死なせるわけにはいかないということ。 だから残りの体力を振り絞って走った。少しでも遠くに連れて行って、彼を開放してやらなければ、と。 ……次に目を覚ましたとき、自分は生きていた。 残念と安堵が入り混じった感情が気持ち悪くて空っぽの胃から酸を吐き出す。 あの子は、HO2は、と半狂乱状態の紫雲の肩を叩いたのが、燕だった。 HO2を救ってくれた燕のことは恩人だと慕っているため頭が上がらない。 いまは黙って穏やかな仮初の幸せの余生を満喫している。 自分にできることは、彼が出ていくその日まで彼を支え、送り出すこと。 いつかHO2がすべて思い出した時、きっと自分の役目も人生も終わるから。 ◉本名 　仈鳥 紫雲 ◉カルト組織在籍時の偽名 　名取 牡丹(通称：牡丹) ◉転非屋活動時の偽名 　八重 愛深 ■職業───────────────── 職業技能：隠す、隠れる、心理学、説得、図書館、ほかの言語（英語、中国語、朝鮮語、ロシア語など） ＋次の技能から２つ選択：化学、電気修理、法律、薬学、ライフル、ショットガン、スタンガン ──────────────────── ■特徴表──────────────── ・2-8　バイリンガル 　EDU*5を最大３つの他の言語に割り振れる。80pt 　⇒英語、ラテン語 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・6-7 不屈の精神力 　気絶しても、次の各ラウンドの最初に【CON*2】ロールを行う。 　成功なら治療を受けずとも自分から目覚めて、そのラウンドから再び行動が可能となる。 ──────────────────── ■由来───────────────── ◇仈鳥 ハチドリから フクシアの繁殖に必要な鳥 原産地ではおもにハチドリによって送粉される。 足は退化しており、枝にとまることはできるがほとんど歩くことはできない。 様々な鳴き方や羽音などのハチドリの発声は、前脳にある7つの特殊な脳核によって生み出される。 遺伝子発現の研究から、これらの脳核が、オウム、スズメ亜目の2グループの鳥類と、ヒト、クジラ、イルカ、コウモリといった哺乳類しか持たない「模倣を通して発声を獲得する能力」を持つこと、つまり発声学習できることが示された。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇紫雲 ボタンの種類、紫雲殿から 紫系の人気品種で、紅紫色の花は丸みのある盛り上がりが特徴。花数が多く、鉢植えにも向く。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇名取 牡丹 5/17の誕生花 別名は「名取草」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇八重 ボタンの種類、八重桜から ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◇愛深 『せめてHO2が自分を嫌悪し離れていくまでは一番の味方でいよう』という、不器用で手遅れな紫雲の精一杯の誓い ──────────────────── ■イメソン─────────────── ♪不器用なぼくが捧げる花 / こはならむ ♪命に嫌われている / カンザキイオリ ───────────────────── 後遺症： HO1▼左胸の火傷跡 あなたの左胸には、治療でも消すことができなかった火傷跡が残る。痛み等は無いが、消し去るには皮膚を移植するしかないだろう。 形状や大きさは自由に決めてよい。 水の女　後遺症： よるべのない喜び KPCを⾒ると時折、超越的な喜びを覚える。どこから来たのかは知らない。 期間は任意。⇒一生 PCにもKPCにもセッション中の記憶はない。 ■秘匿────────────────── 推奨技能：三大技能 ▼公開NPC ・燕（つばめ）　性別不明/年齢不詳 １年前、あなた達を保護した人物。 「つばめ人材紹介サービス」の社長であり、あなた達を転非屋（まろびや）に抜擢した。 裏社会ではそれなりに名の知れた情報屋である。 常に冷静沈着で感情が分かりづらいが、あなた達のことは気にかけているようだ。 機械に疎く、仕事に必要なデータは全て書面で保管するアナログ人間。 雨男（女）の為、あまり外に出たくないらしい。 --------------------------------- ▼前提 あなたたちは都内某区にある、燕（つばめ）が代表を務める「つばめ人材紹介サービス」の社員である。 企業に人材を派遣したり、求職者に働き先を斡旋したりするのが主な業務だ。 しかしそれは表の姿だ。 裏では、燕の指示で「転非屋（まろびや）」として活動している。 転非屋の規則は【死ぬな殺すな】の一つのみ。 それ以外であれば、あなた達はどんな依頼でも請け負ってきた。 そうして、あなた達が活動し始めてから1年が経過した。 --------------------------------- ▼1年前の出来事 あなた達は１年前、燕に保護された。 HO1は左胸に致命傷を負い瀕死の状態、HO2は自身に関する記憶を失い呆然自失の状態であった。 燕はあなた達の怪我や精神の回復を待ち、転非屋として働くよう持ち掛けたのである。 --------------------------------- ▼転非屋（まろびや） 誰かにある【非】を、別の誰かに転じる商売、またはそれを生業とする者の通称。 例えば、依頼人が窃盗した会社の予算を、強盗犯に奪われたように見せかける、依頼人が紛失した会社の機密情報を、特定の人物が盗んだように見せかける、等。 前者のように、存在しない誰かに非を転じる場合もあれば、後者のように、特定の人物に非を転じる場合もある。 --------------------------------- ▼仕事内容 依頼人近辺の地道な身辺調査をしたり、後々齟齬が生じないよう関係各所を買収したり、自分たちがサクラとなって動いたりと、多岐にわたる。 恨みを買うことも多く、時には荒事も起こり得る非常に大変な仕事だ。 しかしその分、報酬は多額だ。 あなた達の手元にも、生活するには十分過ぎるほどの報酬が支払われる。 --------------------------------- ▼依頼方法 窓口で、「転非屋（まろびや）を探している」と告げることで依頼可能。 通常業務から切り替え、燕とあなた達が依頼人と面会をし、依頼内容を確認する。 依頼を請けるか否かは全て社長である燕に決定権がある。あなた達に拒否権はない。 --------------------------------- ▼住居 都内であれば特に指定は無い。 PC同士で同居していても、一人暮らしでも構わない。 希望があれば、燕が住居を斡旋してくれる。（家賃等は給料より天引きされる。） 燕は事務所二階を自宅にしている。 --------------------------------- ▼連絡事項 あなた達は普段から偽名で呼び合っており、お互いの本名は知らない。 通常業務時と転非屋時で服装等外見を変えても構わない。 また、あなた達は燕から仕事用のスマホ（ガラケーでも可）を支給されている。 ───────────────────── ◆HO1：兄雛（あにびな） あなたは、とあるカルト組織の元メンバーである。 組織に加入したのは今から10年前だ。 そのカルト組織は都内の廃ビルを活動拠点とし、「神の叡智と人間の共存共栄」の信条の下、様々な魔導具を研究しては、実験体を用いてそれらの効果を確かめていた。 実験体は組織幹部が調達していたが、一度だけあなた自身が実験体を用意したことがある。それがHO2だ。 あなたは組織幹部から【実験体リスト】と書かれた数枚の書類を渡され、その中から一人誘拐してくるように言いつけられたのだ。 誰を攫おうかと思案しながら道を歩いていた際に、たまたま見つけたのがHO2だ。 外見は10代後半程だろうか。ともかく、あなたはリストの中にHO2が載っていることを確認し、そのままHO2を誘拐、実験体として連れ帰ったのである。 HO2を待ち受けていたのは、実験体として非人道的な実験を受け続ける地獄のような日々であった。 あなたはそんなHO2にこっそりと様々な娯楽を差し入れたり、メンバーの目を盗んで外出させたりと、何かと気にかけていた。 そのせいか、通常であれば実験体は数か月で衰弱死するところ、HO2は非人道的な実験にも耐え、生き延びていた。 そんな日々がしばらく続いたある日、あなたはHO2の悲鳴を聞いた。 実験室に駆けつければ、何故か部屋は炎に包まれており、血相を変えたメンバーが実験室から逃げ出してきた。 あなたはとっさに、燃える部屋の中で呆然としているHO2の手を引き、逃げようとした。 その際、HO2が近くにあった剣のような魔道具を掴み、あなたの左胸を貫いたのだ。 痛みに耐えながらも、あなたはHO2の手を引き、ひたすら雨の降る夜道を走った。 そして力尽き倒れていたところを、たまたま通りがかった燕（つばめ）に保護された。 目が覚めると、組織を逃げ出してから数日が経過していた。 燕によると、あなたは瀕死の状態で保護されてから生死を彷徨っていたらしい。 あなたの隣には、HO2がいた。 HO2は、怪我こそなかったものの、本名や生い立ちなど、自身に関する全ての記憶を失っている状態であった。 恐らく記憶喪失はHO2の自己防衛本能だ。もしHO2が記憶を取り戻せば、耐え切れず壊れてしまうかもしれない。 あなたはそう考え、今日に至るまで、HO2にあなた自身の過去やHO2が実験体であったことを話していない。 ・後遺症 あなたには怪我の後遺症がある。 激しい運動や感情の起伏により心拍数が上がると、心臓が燃えるように痛むのだ。 あなたはシナリオ内でSANCに失敗する度に、燃えるような心臓の痛みに襲われる。 これによりダメージが入ることは無いが、RP等で表現しても構わない。 また、この怪我により胸に傷が残っているか否かは自由。残っている場合は3センチ程の刺し傷で、然程ひどいものでは無い。 ※補足 ・カルト組織に所属した理由は自由に決めてよい。また、組織内では皆が偽名を使用していた。 ・実験は組織幹部メンバーしか参加できず、あなたが参加したことはない。 その為、具体的にどのような実験が行われているかあなたは知らない。 ・【実験リスト】に書かれているのは、実験体候補者の顔写真と住所のみ。それ以外の情報は無い。 ・誘拐にあたって組織が様々なサポート（薬や魔道具など）をした為、あなたがどんなに非力であっても、またHO2がどんなに大柄であっても問題はなかった。 ・カルト組織が瓦解した事は、特にニュースなどにはなっていない。 カルト組織のメンバーとは一切連絡が取れない状態であり、彼らの現在の様子は安否含め不明である。（もし組織に身内がいた場合は、彼らとも連絡がつかないだろう。） ◆設定する事 ・本名 ・カルト組織在籍時の偽名 ・転非屋活動時の偽名 ─────────────────────

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ