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Mulu・Dia・Larentia(ムル・ディア・ラーレンティア)
ID:5170286
MD:424daff7b8714bd280b0c798fe4aeb47
Mulu・Dia・Larentia(ムル・ディア・ラーレンティア)
タグ:
えのえのマウンテン
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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CON
POW
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APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
【名前について】 ■ロムルスとレムス ロムルス (Romulus) とレムス (Remus) は、ローマの建国神話に登場する双子の兄弟で、ローマの建設者。 この双子は、軍神マルスとレア・シルウィアの間に生まれたとされている。王の末弟は王位を奪っていたが、兄の孫である双子の復讐を恐れて、双子をテヴェレ川に捨てた。しかし、双子は狼によって育てられた。やがて、羊飼い夫婦に引き取られ立派に成人する。間もなく兄弟は反逆者の大叔父を殺し、祖父を復位させた。兄弟は、自分たちが捨てられた地に都市を建設しようと決めた。兄弟のうちのどちらが建設者になるかを鳥占いで決めることになり、兄のロムルスに軍配が上がり、新しい町(Roma quadrata)の城壁を築くために線を引き始めた。それに弟のレムスが怒り兄をあざけったので、兄弟の間で戦いが起こり、弟が兄に殺されてしまった。弟を立派に埋葬した兄ロムルスは、町に多くの人を住まわせた。彼は40年間統治し、雲の中へ消えていった。 このローマ建設伝説は、紀元前3世紀にはすでに存在していたと伝えられている。 →歴史上最初のフラトリサイド(兄弟殺し)と言える。 ■牡猫ムルの人生観 『牡猫ムルの人生観』(Lebensansichten des Katers Murr)は、E.T.A.ホフマンの長編小説。魔術師に育てられ人語を解する猫ムルの回想録と、架空の音楽家クライスラーの伝記とを取り混ぜて構成する、風刺的な小説である。 以下、作中の文章を抜粋。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 真の天才に生まれつきそなわる確実さと冷静さをもって、余は我が伝記を世におくるが、これにより世人が、偉大なる牡猫となるにはいかなる教養をつむものであるか学び<中略> いささかたりとも疑念をさしはさもうとするものがあるなら、いずれ才智と分別を身につけ、しかも鋭い爪をかねそなえている一匹の牡猫を相手にしなければ、ならなくなるであろうことを熟慮していただきたい。 極めて名声のある文学者、ムル ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ →理解されない天才、勉強家で読書家といった面がキャラクターの根底となっている。 【技能】 ●外科医(2015) 職業技能:医学✅、応急手当、経理、信用✅、生物学✅、説得、薬学✅、ほかの言語(英語)✅※第一言語が英語のため、ドイツ語に変更 ・特記事項:信用に+10 →「向いている・目指している職業」として外科医を取得しました。目指しているのは最も難関とされる心臓血管外科医です。 ●趣味技能 ・図書館:本が唯一の娯楽 ・化学:理系のため ・経理:理系のため ・生物学:図鑑っ子だった ・天文学:図鑑っ子だった ・歴史:幼少より偉人の伝記を読み漁ったり新聞を読んだりしていた →面白みがなく、無趣味で学習以外にやることが無い人間の技能値です👴🔎📝自我薄弱!! 【特徴表】 ・2-8 芸術的才能 稽古ごとを幼い頃習っていた。任意の<芸術>技能にINT*3%を加える ・6-10 好意を寄せられている ※シナリオ登場NPCが作者の意図に関係なくPCに恋愛感情を持つのは嫌なので、こちらは採用無しでお願いします🙇♀️!!しかし、わたくしが「王の学徒」として学校関係者に好感を持たれているのは…………当然ですね〜😄❗️❗️ 【獲得呪文】 ・神格との接触と退散/グラーキ ・完全 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 泣いてはだめ。泣いたら人間になってしまう。動いたら人間になってしまう。見られるためだけの眼でものを見たら、朱いだけの唇で喋ったら、細いだけの足で歩いたら、からっぽなだけの心で考えたら、お人形には、二度と、戻れなくなってしまう。/川野芽生「人形街」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【基本情報】 ・名前: Mulu・Dia・Larentia ・血液型:B型 ・一人称:私、僕 二人称:君、(苗字) ・誕生日:4/3 ・誕生花:ゼラニウム… 「true friendship(真の友情)」「stupidity(愚かさ)」「gentility(育ちの良さ、上流気取り)」、「melancholy(憂鬱)」 ・好き:ピアノ、活字を読むこと ・嫌い:特になし 精巧に造られた人形のように、欠けたところがひとつも無く整った容姿。ぴんと伸びた背筋。しなやかで品のある所作。そして誤答がひとつもない✓だらけのテスト用紙…。ムルを知る人物ならば、誰もが彼を「完全」だと評価するだろう。彼こそが神に愛されし天才、彼こそが王だと。 だが、彼と深く関わったことのある人物ならば、誰もが口を揃えてこう言う。「彼のことは宇宙人だと思った方がマシだ」と。彼が纏う王のガウンは、輪から逸脱した彼の異質さをより一層際立たせている。 理数系が最も得意だが、全ての教科において上から数えて5本指に入る程の成果を収めている。学年首席。将来は最難関とされるオックスフォード大学の医学部を受験するらしい…と噂されている。 「完璧…という評価はよくされるけど、正直に言って…自分がそうだとは思わないよ。ただ、みんなの評価の基準が低いだけじゃない?」 「ふふ!君、ジョークを言うのが上手いね。…え?今のはジョークではなくて、本気?それは……失礼した。」 「勉強を教えるのは構わないんだけれど、先に君の基礎学力を測ってからでいい?君の程度に合わせたいからさ。」 幻影/はるまきごはん 異星にいこうね/いよわ 劇場愛歌/n-buna ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【人物・思考】 秩序/悪 言うまでもなくINTJ(建築家型)の人間。 優秀なあまり関わってきた人間を全員嫉妬で狂わせてきたので、もう誰も目指そうと思わなくなるくらい完璧になろうとしている。人は、星や神に届かないからって嘆かないでしょ?人形より整ってないからって妬まないでしょ? 合理的な考え方で、感情論に流されることはまず無い。思ったことを自分から率先して共有したり、提案したりすることは少ない。君がそうしたいなら好きにしなよスタイル。しかし意見を求められたら歯に衣着せずに話し始めるので、他人を傷つけてしまうこともある。 とても優秀だが、自分と同じ基準を周囲に強要したり劣っている人を見下したりはしない。自分は他人とは違うと思っているため、そもそも周囲と自分を同じ地点において考えていない。こういった他人と自分を切り離した態度に悪意はないのだが、どうしても周囲からは悪い方に捉えられてしまうことが多い。 感情の起伏が少なく穏やか。怒ったり悲しんだりすることは全く無い…と思われているが、顔に出さないだけで普通に感情はある。ムル本人が「完璧な存在でいるために感情は不要!」と思っているので、意図的につまらない人間を演じている。何言われても動じない。フン。 実はとっても天然。そして不器用。触った花瓶や額縁をすぐ壊してしまう。触れるものみな傷つけるかなしきバケモノなのかも🥲 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【家庭】 父は国内外問わず活躍する外科の名医で、母はピアニスト。ロンドンの高級住宅地 ナイツブリッジにある実家はとても広いが、常に使用人たちによって清掃が行き届いている。 2人は教育熱心なタイプで、ピアノはもちろんテニスや乗馬など様々な習い事に通わせたがる。礼儀作法にも厳しく、幼いうちから両親の知人(各界隈の著名人や上流階級の家族)との会食にも子どもを参加させていた。そうすることで、紳士としてのマナーや気品を身につけさせるためである。また、子ども自身に学習スケジュールを組ませて、週の初めに提出させる。つまり子どもたちの一日のスケジュールは自由時間も含め、全て親に把握されていることになる。(ちなみに、時間と目標を守れるなら、ゲームや漫画なども買い与えてもらえる。) 父の口癖は、「生半可に優秀なやつは、社会に出たら優秀でないのと同じだ」。母の口癖は、「期待してるわ」。上記からわかる通り、2人とも圧が強い。余程図太くない限り、この広い家で十分な息を吸うことは出来ないだろう。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 以下、HO4も把握しているムルの12歳までの様子┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ・特に両親を不満に思っている様子はなく、家でも外でも態度は変わらない。 ・習い事以外の時間はほとんど読書か勉強にあてており、友人と遊んだりゲームをしたりという姿は全く見ない。 ・基本的に何かをねだることはないが、以前1度だけ猫を飼いたいと申し出たことがある。 ・メルゴーカレッジを受験するタイミングでピアノは辞めている。 ・レムが兄と遊びたいタイプのガキだったら、面倒は見てくれていたと思いますん ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【経歴】 両親からの過度な期待は、結果としてムルを人間から遠ざけた。 ---物心ついた時からムルは机と向い合い、ほっそりとした形の良い指にたこが出来るほどペンを握っていた。年端も行かない子供にはとても向かないような学術書を与えられ、感想文を父に提出するのが習慣だった。テーブルマナーは完璧、知らない大人と会食をするのだってへっちゃらだ。まだエレメンタリースクールに上がる前の子どもとは思えない振る舞いに、誰もがムルを「神童」だと認めた。けれど、神童に自由な時間はなかった。結果を残せば残すほど周りからの期待は膨れ上がり、その全てに応えるためにはわがままのひとつも言っていられなかった。 5歳になると弟のレムが産まれる。小さくて丸くて柔らかいそれを見た時、ムルには急速に使命感が湧いた。自分はこの、可愛い弟を守らなければならない。この家で彼が自由に生きられるように自分がしっかりしなくてはならない。ムルは心に決めた。自分が完璧になって、両親の過度な期待と干渉から弟を守ってやるんだと。弟にはどうか、普通の少年時代を送ってほしいと願っていた。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ エレメンタリースクールに上がると、周りのレベルの低さに驚いた。簡単な計算問題も解けないどころか落ち着いて列に並ぶことも出来ない同い年の子供たち。彼らはみんな別の生き物…動物園で見る猿やモルモットのように見えた。そんな彼らとはもちろん会話の内容も全く合わないし、考えていることがまるきり違う。「そうするよりもこっちの方が効率がいい」と教えてあげても、「バカにするなよ」の一点張り。まるで、本当に別の生き物と話している気分だった。そう感じていたのは向こうも同じらしく、「お高くとまった嫌味なやつ」「あいつは宇宙人だ」というレッテルを張られたムルは早くも孤立することとなる。幸いにもいじめなどに発展することは無かったが、友達と呼べる人物はほぼ居なかった。 そんな中でも、声をかけてきてくれる子が何人かいた。たとえば、成績優秀な男子生徒。彼は随分親しげに接してくれて、放課後は一緒に勉強することだってあった。ムルは彼を信用していたし、彼の力になりたいと感じていた。はじめて対等な目線で会話ができる人間だと思っていた。だが彼はそうではなかったらしい。ある日の帰り道、突然泣き出したかと思うと、怒りの篭った目でムルを捉えてこう言った。 「お前…気持ち悪いんだよ。母さんがお前みたいな頭の良い奴と友達になっておけって言うから俺は頑張って話を合わせてたのに……、お前は俺に歩幅すら合わせてくれない。俺の事バカにしてるんだろ?今も!」「邪魔なんだよ!お前さえ居なければ俺が1位になれたのに…!」 とんだとばっちりである。別にムルは彼をバカにしていないし、邪魔していたつもりもない。そんなことを言われる筋合いは無い。友達だと思っていた彼の放った言葉に、ムルは微笑むしか出来なかった。 また、女子生徒もよく声をかけてくれた。彼女たちは大抵、ムルの容姿が気に入ったミーハーな生徒である。中学生にもなっていない子どもに恋愛なんてわかるはずもないのに、彼女たちは真剣に顔を赤らめて恋人になって欲しいと口々にせがんでくる。1度、あんまりにも可哀想に思えて交際したことがあったが、手を繋いでも唇を重ねても、彼女の思う「好き」と同じ感情を持つことは出来ない。やがて「あなたの考えてることが分からない」と言われて手酷くフラれてしまった。 そんなこんなで12歳になったムルは晴れてメルゴー・カレッジに入学。親の喜ぶ顔を見てとても安心した。同時に期待もあった。同じ受験を通り抜けてきた生徒たちならば、自分のことを分かってもらえるかもしれない。対等な目線で言葉を交わすことが出来るかもしれない。両親と弟の頬にキスをして向かった寄宿学校は、ムルにとって希望の園に見えていた。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 結論から言って、その期待は裏切られることになる。この広い学校の中の誰もムルを理解できなかった。はじめこそ優秀さと美しい容姿に興味を持った生徒が寄ってくることもあったが、彼らの軽薄な感心は長続きしない。同室の男だけは今でも飽きずに話してくるが、その根底に自分への理解があるとは思えない。常に壁1枚隔てた状態で、薄めたスープのような会話を続けているだけだ。 変わらない孤独感が付き纏っていた。試験で満点をとるたび、他人との距離が空く気がする。誰かを励ましても、共感したふりをしても、お前には分からないよと返される。ちょっとした世間話のつもりだったのに、気づいたら学内に自分の好きな本の噂が出回っている。恐ろしい。何をしていても、どこに居ても、皆の目は「天才のラーレンティア」しか捉えていない。 ──簡単なことだ。 自分も周りも辛いなら、「天才のラーレンティア」以外の部分が無くなれば良いのだ。 どうして今まで気が付かなかったのだろうか。完璧でいる為に感情なんて要らない。「宇宙人だ」と噂されるなら、徹底してそう在ればいい。誰かの理解なんて所詮は脆い同情だ。自分はただ、周囲の期待に応え続ける完全な人形になれば良かったんだ。 そう気がついた日から、ムルの心はとても軽くなった。歩み寄りの姿勢を求めず、理想の自分の姿だけを淡々となぞる作業的な日々。羨望の眼差しも嫉妬の声も見ない聞こえない。興味を持たない。全て、どうでもいい。 味気がない毎日も過ぎ去り、カレッジでの生活も残すところ2年となった17歳の秋。暇つぶしに目を通していた文通雑誌で彼を見つけた。在り来りな言葉だが、運命だったと感じている。彼が載せていた文を見た瞬間、「これは自分自身だ」と直感したのだ。人間性を失おうとしていた自分の心の中に、忘れかけていた感情が戻ってくる。言葉を交わしたい、わかって欲しい。そして、自分ならば彼…ジェームズのことを理解できると思った。夢中になってペンを執り、彼に手紙を出したところから、彼との文通は始まった。 今となっては、ジェームズだけがムルという人間を知っている存在だ。けれど彼のおかげもあって、ムルはまだ人形に成り果ててはいない。感情を捨てず、誰かと関わろうという気持ちを持ちなおすことができた。今までの人生で他人と関わることの難しさは痛いほど感じていたが、もしかしたら今度こそ上手くいくかもしれない。同室のHO2ならば、「天才のラーレンティア」じゃなくとも友達になってくれるだろうか…。そして自分を追ってこの学校に入学してきてしまった弟とも、1度ちゃんと話したいな…。淡い希望は未だ確信には至らず、完璧であろうとするムルにとって大きなものでは無いが、それでも首の皮一枚のところで人間に留まっている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【各HO、NPCについて】 ・HO1について 寮長であるため、覚えている。頻繁にお茶会を開催しているようで自分も誘われたが、和やかな空気を壊してしまいそうだったので遠慮した。そんな無駄なことに時間を割いているのに寮長という役目もキチンと果たしていて、立派だ。影で努力をしているに違いない。 弟が世話になっているようでありがたい。自分の代わりに良き兄として接してあげて欲しい。 他の人に比べて話しやすいのはなんでだろう?2人きりだったらお茶してもいいかな〜と思っている。もう少し深い話がしてみたい。 ・HO2について 同室なので、覚えている。常に何かを話していてマシンガンのようだが、それで彼の気が休まるならいいと思う。正直1〜3学年くらいのときのことは覚えていないが、てっきり部屋替えを希望されると思っていたのでビックリ。あまり自分が話しかけるとプレッシャーになるかな、と考えて適切な距離を保とうとしている。監督生に選ばれたと聞いた時は、彼の努力が実ったようで自分も嬉しかった。根気強く努力家な面を尊敬しているため。あと、読書感想会に付き合ってくれて感謝している。他の生徒とほぼ交流をしない日々でもHO2とだけは交流があり、今のムルがギリ人間なのも彼との会話があったからだ。 人付き合いが得意で思慮深い彼なら、こんな自分のことも理解してくれるのではないか?と思って、最近は少し心を開いている。 ・HO4について 弟なので、覚えている。兄として弟のことは本当に愛しており、庇護の感情。しかし家族という1番近しい位置に居ながら、誰よりも距離をとろうとしている。弟にとって自分が障害に映ることを恐れているからである。ムルの願いは彼が自由にのびのびと、両親や周囲に抑圧されずに生きていくことだ。ムルが距離を詰めたせいで弟が息苦しさを感じては元も子もないので、他人行儀な態度で接している。けど悲しい思いもして欲しくないのでおねだりされたら全力で応じようとする。弟のためなら余裕で死ねるし、縁も切れる。 ・ジェームズ 顔も声も知らないが、上記の誰よりも近しい存在だと思っている。今までの人生の孤独が全て打ち払われるほど、彼と交わす言葉にはあたたかさがある。もう一人の自分であるかのように寄り添い、話を聞いてくれる彼のおかげでムルの人生は報われている。もしも彼と出会わず今を過ごしていたら、一生誰にも理解されず 幸福を手にしたいとすら思わなかったかもしれない。ジェームズは、「人と話すことが楽しい」という原初的な喜びを教えてくれた恩人であり、親友だ。感謝してもしきれない。いつかは面と向かって彼と言葉を交わし、夜が開けるまで笑い合いたい。 一方で、彼のような存在を失ったら今度こそ自分はどうなってしまうかわからないので、恐ろしくもある。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【秘匿】 HO3:王の学徒(キングスカラー) 17歳。EDUは11固定。五学年。 あなたは幼いころから優秀であり、それゆえ孤独な天才として生きてきた。 これまであなたの考えや感情を理解してくれる人はおらず、あなたは孤独な半生を過ごしてきた。 しかし、つい最近文通雑誌を介して知り合った文通相手の「ジェームズ」は違う。顔もあわせたこともない、声もフルネームも知らない彼だが、まるでもう一人の自分であるかのように自分に寄り添って話を聞いてくれるのだ。 あなたは彼のおかげで少しだけ、誰かとかかわってみようという気持ちを持ち始めている。 それは、同室であるHO2に対して強く思い始めている。 人当たりのいい彼となら、友達という関係に進むことだってできるかもしれない。 あなたのINTは自動的に18となり、クトゥルフ神話と心理学以外の知識技能すべてに+20の補正が入る。 また、図書館に成功した場合<即座にその書籍を理解できた>ものとし、ラウンドを消費しない。 あなたは技能<精神分析><心理学>にポイントを割り振ることはできない。 天才のかける言葉は凡人には通じないと諦めて生きてきた弊害である。 弟であるHO4についてどう思っているかは自由だが、少なくともこれまで弟に理解されたと思ったことはない。 あなたの願いは『誰かに理解されること』である。 ■他のPCについて ・HO1:寮長。他の生徒に比べ、話しやすい気はするがそれが何故かあなたには分からない。 ・ HO2:人望ある生徒であり、あなたとはルームメイト。人当たりがよく、寮内では頼りにされているようだ。何年前からルームメイトであるかは相談して自由に決めてよい。 ・ HO4:あなたの弟だが、あなたは彼に理解されたと思ったことはない。彼は人と話すのが得意なようだ。 ・ 寮内の生徒について:すべての寮生の顔と名前については目立つ存在であるPC達以外はあやふやで基本的に一致しない ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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