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空道 明野音(あのね)
ID:5171413
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空道 明野音(あのね)
タグ:
じゃて卓
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
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知識
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SAN
現在SAN値
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(不定領域:
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技能
職業P
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(うち追加分:
)
興味P
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(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
「何しよるん?」 「… 泣いとるん?どうしたん、嫌なことでもあったと?」 「… よいしょ! うん?」「なんもないよー となり座っとるだけー」 「おれ?おれはね、家のお手伝いしに帰らんとおえんの。やけどね、もうちょっとだけなら居れるけん。」 「… んくく、ちょっとな、嘘ついてしもてん」 「本当はな、あんま帰りとうないんよ」 「泣いとん、ひとりやと寂しいやん。一緒居ろうや」 ステータス参照 https://trpgsession.click/sp/character-detail.php?c=158671822078aki0319&s=aki0319 +上記の技能マイナス・プラス補正 +古物商の会社の子なので歴史的な ものに付いて少し知識がある 野を明るく照らす音 明野音 「あのね!」 プロスマほ4バレ 大企業の娘である母に、婿入りをした厳格な父。そして1人の兄を持つ明野音の4人家族。 昔は、厳しい父とそれに付き従い機嫌を伺うような、よくある亭主関白の家庭だった。父が帰ってくれば空気が少し冷たくなり、居なくなればほっとする。けれども母、兄、明野音は仲が悪い訳ではなく、父がいない隙をついて3人で遊びに出かけたことも少なくはない。 決して仲良し家族とは言えない、それでも裕福な分他の家よりもずっと幸福な家庭だった。 それが崩れたのは、明野音が幼稚園年少の頃。 朝、父と母、そして兄が言い争いをする声で目を覚ました。 物々しい雰囲気に扉の隙間から伺っていたものの、まくし立て怒鳴る大人の声では幼い明野音には言葉として理解ができず、ただ廊下で震えて聞いていたことだけ覚えてる。 そうして、数週間後。 兄が自分を置いて家を出ていった。 + 昔話。明野音が知らない話。明野音がうまれる前の話。 父は母を愛していた。けれどそれ以上に権力を愛していたらしい。 母と結婚することで約束されるはずだった、母の曽祖父から始まる企業ではなく、地方の古物商を営む"子会社"を任されることとなった父は約束を違えられたことに腹を立てたようだった。 暴力は決してないけれども、忙しさからか、それとも当て付けか。しばらくして妊娠した母を置いて接待に繰り出したり仕事に明け暮れるなどあまり家庭に感心を置けないようだった。 それは長男が生まれても同じ。子供1人くらい面倒を見ろと母にいい、家政婦など無駄金だとして普段の育児を全て押し付けて仕事に力を注いでいた。 特に自分の跡取りになるであろう長男には厳しく教育をしていたようで、兄はいつも父に逆らえずずっと窮屈な暮らしをしてきたそうだった。子会社を息子に任せて、いずれ手篭めにしている息子が務める会社の実権をも握るつもりだったのだろうけれど。 母も、そうやって育児を押し付けられたことが苦々しい記憶だったのだろう。兄に対して愛おしいという感情よりも、この子がしっかり育たなければ自分が怒られる、とさえ思っていたようだった。 そんな厳しい父やあまり関心を寄せない母に育てられた兄だけれども、人柄は物凄く穏やかな人だった。勉学も運動も父の期待に応えようと必死に努力を重ねる人だった。 褒められたことは無く、見事な成績を収めても満足をするなと叱咤を受ける人生だったけれど、それでも父に褒めてもらいたくて頑張り続けるような、そんな人。 それゆえか、後に産まれた明野音に何度も言い含めていたのを覚えてる。 「明野音、もし辛うなったり、怖ぁなったり、聞きとうないってなったら、真っ黒い絵を1枚想像するんよ」 「そして、それをずうっと見てる気持ちになる。端から端まで黒く塗る想像でもええけん」 「そうやって、黒い絵を見ていれば嫌な気持ちなんてものは遠くに行くんよ。自分を守り」 それが、明野音がこれからこの家で暮らしていくために身を守る術だと信じていたのだろうし、実際、自分が産まれる前からずっと兄の身を守ってきた術なのだろう。 それがプツン、と切れて自殺を測ったのが中学2年生の夏。 兄が自室で首を吊ったらしい。 母がそれに気づき一命を取り留めたものの、明野音が覚えてる限りじゃ首にくっきりと跡が残る程長く吊られたようだった。 そこから兄が一変した。1度死を経験した為か、見える世界が変わったのだと言う。 温厚な兄のまま、考え方や捉え方、倫理観様々が大きく歪んでしまったのだ。 成績上位になれなければどんな手段でも上を蹴落とせばいい。 やりたくない事をさせられるなら、人に押し付ければいい。 傷つけられたなら傷つけ返せばいい。 愛されないと泣きたくなるなら、愛してもらえるようにすればいい。 + 兄が高校生に上がる頃、弟である明野音が生まれた。 野を明るく照らす音、そう意味を込められて育てられた、愛らしく、天真爛漫で、兄とは違い殻を破って生きるようなそんな子供だった。 薄暗かった家の中が少しだけ明るくなった気さえするそれに、父の厳格さも少しだけなりを潜めることとなった事に一番安堵したのは母だったろう。 けれど、来るべき数年後。明野音が年少の頃。 兄と母が性行為に及んでいるところを父に見つかったのだ。 疑いすら持っていなかった父は怒り狂い、母や兄を殴りつけた。2人共を自分の物だと思っていた分、それぞれに手をかけたそれぞれが許せなかったのだろう。 母は言った、「何も認めてくれんし愛してくれん、育児だって私一人、何も手伝ってくれんかった、それどころかあなただって浮気をしとったのに、どうして私だけ、私だって愛されたい」 兄は何も言わず、ただ笑っていたらしい。 + 遺伝子検査の結果、明野音は父と母の子ではなく、ほぼ確実に兄と母の子であると断定された。 どちらが誘った、どちらが受けいれた、どちらが、 ……事実を開けていく度に、拒絶し軽蔑した父だったが、母に婿入りして成した地位である以上離婚は切り出せなかったらしい。 その拒絶は母、兄だけでなく明野音にも降りかかった。何も分からない明野音を拒絶し、「お前の母親が全て悪い」「気持ち悪い」「近寄るな」「なんで生まれたんだ」、そうやって何度も言葉で詰られた。 母も、本当は明野音を産むつもりはなかったらしい。 事実として、最初に母をレイプしたのは兄だった。愛して貰えないのなら愛して貰えるようにすればいい。父に愛されず泣くのであれば自分が愛するから愛して欲しい。たくさん傷つけられたのだから傷つき返したい。そういった歪んだ欲求だったのだろう。 自身の息子に犯されているなんて誰にも相談もできず、子供が出来ても下ろすことすら兄に認められず。下ろしても孕むまで何度も犯されていれば自然と抵抗する気力はなくなった。 産みたくはなかった、けれど愛される心地良さには浸りたかった。家族は欲しかった。 明野音さえ生まなければ、子供が出来ていたとバレなければ、せめて少しくらいの言い逃れが出来ただろう現状に対して、明野音への愛情が枯渇することは時間の問題でもあったのだろう。 そうやって、ゆっくりと崩壊していく中。ずっと兄は微笑んでいた。 満ちたのだろうか、それとも満ちる器が既に壊れているのだろうか。 やがて、高校卒業手前にして。 兄は両親に黙って家を出ることを決意したらしい。 家を出ていく前日の夜。兄はこう言った。 「いいか、死は終わりじゃない。始まりだ」「死して見る世界も、死して変わる世界もある。必ずしも死ぬことは悪じゃないんだ」 「1度死んで、兄ちゃんは生まれ変わった、救われた。新しい人生を歩み始めたんだ。そういう生き方だってあるんだよ」 「ねえ。明野音、 置いていってごめんね。愛してるよ」 そういった時の緩やかな口元と、首に残る緩やかな曲線が同じなことをよく覚えている。 兄が居なくなった後の部屋には。兄ほどの大きさの額縁に飾られた、何度も塗り重ねられた真っ黒な絵だけが残されていた。 じっと見ていると何かが底に居るような気さえする、そんな不気味な絵だけが。 + 「最近、目がぎょろぎょろしよる人がようけおる。目に入るの方が正しいんかもしやん」 「死んでしまいたいー言う人もようけ居るよ。だから兄ちゃんの言うような、辛かったら逃げてもええんよとか、死んでも終わりやないんよーとか。やり返したってもおえんことないとか。このままずっと辛いの続いて生きるん嫌やない?とか、逃げても誰もなんも言わんよ。大丈夫…とか言うと、すとーんて顔するん」 「そんでな、気ぃついたら居らんようなっとるん。みんな死んどるん」 「それが幸せやったんやろか。楽なったんかな、幸せならええなあ」 だって、死ぬってことは悪いこととちゃうしな。 同級生にも相談を持ちかけられたことがある。 両親を見てきたからこそ、「大丈夫かな」「いつか幸せになれるよね」「大丈夫になれるよね」って言われてふと思いつくのは「案外大人になっても解決しやんよ」とか そういう言葉。 「頑張ってもどうにもなれん大人はようけおるけん、俺しっとるん。やからあんま期待しとると潰れてしまうよ」 優しさのつもりだった。でも、その子の顔もあれからずっと暗い気がする。 + 今でもよく言い争いが聞こえてくる。夜中でも朝でも昼でも互いを詰る声が、明野音が生まれた事を攻める声が、兄を罵倒する声が聞こえる。 そうなった時にはいつもクローゼットに入って、耳を覆って、兄の示した通り黒い絵を見る気になる。そうやってやり過ごしてる。 母の父への抵抗か、それともその気力がないのか、家の一室には捨てられてないゴミ袋が沢山詰め込まれてる。 もう鼻が慣れたのか分からないけれど臭いことが気にならなくなったし、お陰でホームレスのおじさんおばさんにも会いにいける。 本当の家ほど大きくないけど、ここの方がずっと暖かい。 お父さんもお母さんも、みんなの前では仲良し。でも家じゃお互いずっと喧嘩してる。 でもそれが日常。2人が喧嘩してる横で、黙ってご飯部屋に持ってって、ご馳走様して、お皿洗って、部屋に帰る。 たまに、家に居られなくなってこっそり夜に外へ出ることもある。居なくなったら心配してくれないかな、探してくれないかなって期待が少しだけあるから。嘘。凄くある。だって愛してくれてたんだもん。 だけど迎えに来たり探しに来たりすることも無くて、俺おらんのになあ…てなって、寂しくなって涙を拭いながら家に帰る。 1回警察の人に保護された時に慌てて迎えに来てくれた時は嬉しかったけど、でも怒るとかもなくて、「もうしない事」だけを約束させただけ。車の後部座席からミラー越しにチラチラ親の顔を見ようとしても、1度も交わることは無かった。 心配しなかったわけやない…よね? 大丈夫よな だから迎えに来てくれたんやし でもそれって ほんまにおれのこと見てくれよるんかな 知ってくれとんかな 怒られるでもええけん、ちゃんと話したいな うそ おれの話 おれの言葉 聞いてくれんかな 「あのね、」
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歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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