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✰ a piece of scape. ✧ ‧˚ 【2015サプリメント　ホストベース】 　つとめて明るい性格のホストの男性。トーク力があり、姫を楽しませるのが得意なため、ホストを転職だと思っている。いつもニコニコしていて、一部からは気味悪がられているらしい。が、特に本人は気にしていない。 　彼は、孤独だった。いわゆるできちゃった婚で生まれた、望まれない子供だった。父親は出ていき、母親はあなたに目もくれずホストで遊びまくっていた。つまり、ネグレクトを受けていたのだった。 　そんな中、遊びから帰ってきた母親に、いつもどこに行っているのか聞いたことがあった。「あーもううるさいわね、ホストよホスト！！」と言った、その職業の名が酷く印象に残った。 　しかし、そんな自分が一点だけ母親に褒めてもらえることがあった。それは、父親譲りのとろけるような蜂蜜色の瞳だ。母に褒められるのが嬉しくて、嬉しくて、自分の目だけは自慢だった。母の気を引くのに必死で、愛想よく振る舞う術を身につけた。 　また、そんな日々の中でも楽しいと思える趣味を見つけることができた。家に放置されていた古びたカメラ、写真だ。人を撮り、何気ない風景を撮れば、近所の子供やその親、老人たちは喜んで褒めてくれた。写真を撮れば、褒めてくれる。褒めてもらいたい。求められたい。そういう欲求から、カメラにのめり込んでいった。 　その後、母親は破産し、残された当時7歳の子どもの宮は児童養護施設へと引き取られた。そこでも母の気を引きたくて身につけた愛想を振り撒く術は、彼を良い方向に導いてくれた。周りにはいつも人が集まり、彼の話を聞きたがった。しかし、真に心を開ける相手などいない。そんな歪な人間関係を構築したまま、彼は育って行った。 　そして高校生の進路決めの時。彼は自分がやりたいことはなんだろうと考えた。カメラを仕事にするには、せめて短大は出なければならない。そのためにはある程度のお金が必要だ。お金が稼げる職────ここで、母のあの言葉が蘇る。『　ホスト　』。そうしてその職業について調べ、高校卒業と同時に(未成年であることを隠して)ホストとして働き始めたのだ。 　今はホストの仕事が順風満帆に上手くいっており、ある程度の貯蓄もできた。しかし、未だになんとなく夜職をやっているという後ろめたい気持ちがあって、短大や大学に行くことができないでいる。 ____________________________________________ PC作成について 【技能ボーナス：＜写真術＞+50％】 貴方は常にカメラを持ち歩いている。 古い一眼レフだが、使い込まれて味のある逸品だ。フィルムカメラであればメーカーは問わない。 貴方がこれを持つ理由は、仕事であっても趣味であっても構わない。 この一眼レフと、27枚撮りのフィルムを3個。状況や被写体に合わせて付け替えるレンズ各種。そして三脚。 これらがあなたの基本装備となる。 このシナリオにおいては、初対面であるKPCと連れ立って探索を行うこととなる。 故に、ある程度他人と協力できる人柄であると導入はスムーズだろう。もちろん、初対面のぎこちなさをRPとして楽しむために敢えて内向的に作成するのも面白い。 初対面の人間と共に歩むこの旅をどう楽しみたいか、それを念頭に置いたキャラクターメイクを推奨する。 上記について条件が合致し、新規に知人が出来ても構わない場合は、継続探索者での参加も可能である。

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