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　キャリーケース1つで世界を気ままに旅する少女。見かけによらず大食漢で、隙あらば何か食べている。袖の下にはポケットディメンションで大体食べ物が入ってる。 　幼少期に交通事故で両親を失う。親戚をたらい回しにされた後、孤児の保護プロジェクトと偽ったFHと繋がりのある施設に引き取られ、そこでの実験によりオーヴァードとして覚醒する。その後も被検体として生かさず殺さずの実験を受ける中で、意志を持ったと思われるレネゲイドの集合体（現代におけるレネゲイドビーイングに近しいと思われる）を、力を失った遺産である籠手を器として封じ込め、それをオーヴァードに適合させる実験に運よく成功。結果として通常のオーヴァードを上回る耐久力を手に入れた。 　そのまま実戦によるデータ取りを図ろうとした直前、UGNの突入により施設は壊滅。その機に乗じて施設から脱走したものの、頼れる相手もおらずストリートチルドレンとして3か月ほど路上生活をしていたものの、ある時金目の物を盗もうとして運悪くオーヴァードの傭兵相手に手を出し返り討ちに遭う。翌日以降も同じ相手にリベンジを試み返り討ちに遭う中で、腐れ縁的な関係となり結果としてオーヴァードとしての戦い方、基本的な知識などを学ぶ。 　その後も実質的な師匠として数年間共に過ごし各地を巡ったり傭兵として共に戦う日々を送るも、さらなる戦地を求める師匠とは対照的に旅の中で平和と日常の有難みを徐々に知っていったことで「自分はこのまま行くのは駄目だ。」「日常の中で生きられるようになろう」と決意し独立。世界各地を放浪しながらその日雇いの労働やアルバイトで日銭を稼いだり、時には一部の組織に依頼された任務、オーヴァード同士の対立や抗争の仲裁などといった荒事までこなしながら気ままに一人旅を続けていたが、ある時ギルドによるオーヴァード犯罪を偶然阻止した際に現地にいた、ナイトフォールの強羅瑠璃からの提案でイリーガルとして契約を結ぶ。その後も各地を転々と旅し各地の日常を謳歌しながら時折現地のUGNに協力する形で自由気ままな生活を続けている。 　経歴とは裏腹に、現在は不要な争いを好まず年下相手にも敬語で接する穏やかな性格。かつてストリートチルドレンだったことやその日暮らしをしている経験などから、『今』をどう生きるか、精一杯生きられるかを重要視する価値観の持ち主。過去の体験からそれなりに黒いものも知っているつもりだが、そのうえで平和な日常とその中にある人の善性を好み、自分もそうありたい、それを守りたいと願っている。 　戦闘時は徒手空拳で戦う。そのスタイルは割と大雑把で、実験によって得た強靭な耐久力と回復力に任せた防御無視のカウンタースタイル。ただし師匠に師事していた頃からかなり期間が空いているせいか現在はかなり腕がなまり気味で、そろそろ一度真剣に鍛え直さないといけないと思っている。

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