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「…『笑顔は幸せを呼ぶ』って言うんだ。いつか幸せは訪れるよ。｣「微笑んでいれば、いつか微笑み返してくれるから。」 藍羽兄から言われた「笑顔は幸せを呼ぶ」という事を覚えており、出来るだけいつも人前(学校や第三者)にいる時は微笑んでいるように心がけている。 …兄との思い出であり、いつか自分もこの辛い日常から普通の日常になる事を願っている。 少なくとも、心頼れる兄のもとへ追いかけられるように。 とはいえ、心のよりどころであった藍羽兄と別れたことにより人間関係やストレスで鬱憤の吐き口が少なくなり 実際は限界が近付いて心はしんどい。 ※学校では、『なんであんなに虐めても、笑っているのか意味わかんねぇ気持ち悪。』みたいな感じで言われてそう。…え、泣く。 ※虐めの内容は陰口や物の紛失等の証拠が残りにくいものが大抵だが、朱織自体クラスメイトは(憎しみを込めて) どうでもよく思っているのでパシリとかに使われても恐らく抵抗しない。 家では、帰って即部屋に引きこもり趣味に明け暮れている。兄が居ない今、出来るだけ家族には干渉しないようにしている。 お酒が入った父親には出会った瞬間酒を買ってこいと言われる為全力で逃げ 母親はヒステリック症候群が発動した時(自身も母親にも命の危機を感じた時)のみ最低限手助けをし 認知症の祖母の起こしたトラブルに関わった人には出来る限りの尻拭いはしている。 ※はるか昔。お酒に溺れる前の父親は良い人(会社とかのエリート？)だったり…？ただ仕事中心で自分の子供までには興味なし。 母もしょっちゅうトラブルを起こす祖母には頭を悩ましていたが、ヒステリーになるほどまでは病んでなかった？ ーーー 家でも学校でも居場所がない彼女は、通学時にいつも思う。“まわりが羨ましい”と。 眠そうに欠伸をしている人。音楽を聴いている人。 スマホでどうでもいいネットニュースを見ている人。 友達や恋人、家族で何処かへ出掛けている人。 全員が笑っている訳では無いのに、皆余裕があるように思えてしまう。 少なくとも、いつも微笑み続けて頑張っている自分よりも幸せそうに見えてしまった。 ((………藍羽にぃの他にもちゃんと“朱織”として話してくれる人。いるのかな…？)) 【趣味について 「っ‼痛…。また指…えっと絆創膏…。…やっぱ2本どりは固いな…。」 笑みを捨て真剣に裁縫をしている時間が、1番「自分」を保てる時間だ。 家では自分で作ったぬいぐるみやアクセサリーが沢山あるが、基本的に彼女は１本どりで裁縫をする。 別に壊れてもいい。今は悲しむ人はいないし、直す時間が出来るのは好都合だし。 でも大切な人に渡す贈り物は‘’壊れないで欲しい''。この思いが残っている間は『朱織』でいられる。 はぁ…、扉の向こうで喧嘩の声が聴こえる。今回は被害が最小限で済むといいな…。 ーーー https://trpg-japan.com/coc/coc-jobs/occupational-samples-of-various-high-school-students/ 帰宅部参照 任意技能２つ→ 芸術:裁縫(趣味でもあるが帰宅部で更に時間が増えた為 聞き耳(家はいる前に家の様子を確認したり、クラス内の様子見たりなど… 兄妹→片糸 藍羽(かたいと あおば) ---------- 2024/06/23.30 CoC 片鱗(HO高校生) 2024/06/30 成長分・SAN値調整

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