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【通過シナリオ】 ・よもすがらゴーストライト 【技能】 クトゥルフ2010記載「作家」ベース 【その他】 作家先生～～！ 根暗気味で引きこもり気味。「えぇ……」が口癖。困惑してるだけとも言う。 幼い頃、私には姉がいた。私が小学校の時分には、既に働いていた、それほど年の離れた姉だった。 姉は幼い私によく物語を聞かせてくれた。例えば森で小さな冒険を繰り広げる子熊の話だとか。例えば街の明かりに恋をした星の話だとか。 素朴で、すぐに終わる短い話の数々が私は大好きだった。どうやってそんなにたくさんの話を知ったのか聞いてみると、姉は少し恥ずかしそうに笑って、即興で作ったのだと言った。姉がすごいことをしているのだと幼心に理解はできた。 大好きで、幼いながらに尊敬していた。 そんな姉が、ある時亡くなった。死因は教えてもらえなかった。私が何も理解できない内に、姉は一人で遠くへ行ってしまった。 少しして、姉の遺品を整理していた時。(私には整理しているという自覚なんて無かったけれど、父と母が姉の持ち物を沢山並べてあれやこれやと思い出に耽っていたから、恐らくあれは遺品整理をしていたのだろう。) 一冊のノートを見つけた。何気なく中を覗いてみて、驚いた。 そこには物語があった。 姉が語ってくれなかった様々な物語。しかしそのどれもが未完だった。 この物語の続きを読みたいと思い、そしてこの物語を書く者がいないのだと気が付いて、多分、そこで初めて私は姉の死を理解した。 物語を書きたいと思ったのはその頃からだった。 あの未完の作品群の続きを新しいノートに書いては消して、書いては消して。やがてノートの上に並んだのは、幼い私の願望だった。 家で、学校で、場所も気にせず書き続けていた私がそれを完成させたのは、夕日の差し込む公園のベンチの上でのことだった。 何度も読み返して、違和感を覚えては頭を抱えて。そんなことをしている時、声を掛けてきたのが「彼」だった。 知らない人に声を掛けられたというのに、その時の私は完成の余韻に浸っていたせいかどうにも頭がふわふわしていて、そして何がどうしてそうなったのか、「彼」に物語を読んでもらうことになったのだった。 以下「よもすがらゴーストライト」ネタバレ 【生還報酬】 ・AF：銀の万年筆 もう何の効果もないただの万年筆。芥からの贈り物。 ・AF：煤けたイステの写本 燃え残ったイステの写本。KPC の本体。 ・AF：ヒトガタ（シナリオ中使わなかった場合） 1 度だけSAN 値が０になった場合即座に30 まで回復する。（使用後朽ちてなくなる） ・KPC PC が再編した神代の言語を食べたことによって、“ アドゥムブラリ” から別の独立種族に再構築された。特にステータス/ 性質や見た目に変化は無く、PC の作品を定期的に食べないと形を保っていられない代わりにHP が０になってもイステの写本が破壊されない限り死ぬことはない。ただし今後SAN値は通常探索者と同じ扱いとし、SAN 値が０になった場合はKPC としての人格が消失しロストとなる。（二度と写本から出てこなくなる）

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