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【性格】 やんちゃ系双剣士。粗暴な喋り口調だが常に心に熱いモノと優しさを秘めている少年。 オラついた喋りとは裏腹に、動きの端々からヴァシリー先生に教授された気品が溢れ出ている。 いつも同じ孤児院の後輩たちを気遣っている優しさの塊だが、先生がいない今自分がしっかりせねばと躾や指導を怠らない頑張り屋さん。 色恋に慣れておらず、女性と話す際には意識してい会話が辿々しくなる。 趣味は刺繍。日課はお金を数えること。 【経歴】 ベルント王国三竜将筆頭マッカートの落胤。母はベルント王宮に仕える侍女であった、彼が6歳のときに病死。以後、ヴァシリーの孤児院にて育てられる。 父のことは一度だけしか見たこがなく、朧気にしか覚えていないが、母からは『貴方は本当は高貴な家の子息なの。いつかあの方が迎えに来てくださるから、それまでに貴族としての教養を身につけるのよ』と言われて育った。 そのため、孤児院においても母の教えを忠実に守り、ヴァシリーにお願いをして貴族社会で生きていくための教養を与えてもらっている。 だが、孤児院を一歩出ればそこは修羅の国。彼は『施設育ち』を理由に同世代の子供たちによく絡まれた。 だが彼はそんな逆境をものともせず、独学で学んだ双剣術で全てを解決していく。時には、その力を自衛だけではなく弱き者のためにも振るった。竜将の血は、彼に勝利をもたらし続けた。 気づけば彼は、街の人間から一目置かれる存在となっていた。そして、手に入れた貴族の教養とは真逆の、裏社会を生き抜く知恵も身につけていた。 オラついた喋りを心配するヴァシリーの心配をよそに、彼は今日も生きていく。 【雑記】 母から貰った薄汚れた紫色のマントをいつも身に着けている。これにはマードックの家の紋章が刺繍されていたが、今では解れて何が紡がれていたのかは分からない。 いつか迎えに来てくれた父に気付いてもらえるように大事にしている。

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