タグ： 静なるテロリスタ

「ドッジボール？ぼく運動は得意じゃないから、審判ならいいよ」 「……お母さんとお父さん、早く迎えに来てくれないかな」 「知ってる？花や草を水につけて揉んでると色がでてきて、それで白いハンカチを染めるときれいなんだよ」 ●基本的な性格 物静かな雰囲気の少年。だけど人と話すのは好き。 いい意味でも悪い意味でも子どもらしく、大人相手でも物怖じしない性格。基本的にタメ口。 厳しそうな人や、明らかに格上相手だと敬語になる。切り替えは無意識。 周囲の大人も子供も心優しかっため、悪意をほとんど知らない。悪意に疎い。 悪い大人の存在はニュース等を見て知っているものの、遠い世界の話やフィクションのようにも感じている。 ●フラッシュバックの情景について フラッシュバックで見る男女が両親だと、確証は持てないが信じて疑わない。 「きっといつか迎えに来てくれる。だって、あんなに大切そうに笑ってくれたんだから」 「いいな。羨ましいな。……お母さんとお父さん、早く迎えに来てくれないかな」 ●家族について もう一度会いたい。生んでくれてありがとうって言いたい。それだけじゃなくて、もう一度会えたなら、一緒に暮らして、家族になって、ごはんを食べて、まだまだ足りない。 離れてた分だけ、僕と一緒にいてほしい。 もう僕を手放さないで。 ●ロールプレイで目指したいこと 立ち絵がミステリアスでかわいいのでその雰囲気を活かしたい。 ちょっと背伸びした大人ぶった態度で登場し、その中身は年相応のこどもでいたい。 （PLは憑依型に近いので、状況によって大きく変更することが多いです！あくまで理想、現時点での方向性だと捉えていただければ！） （以下、読まなくても大丈夫な設定とメモです！シナリオに不都合な部分があればセッション中でも柔軟に変更します！） 施設での過ごし方 大人しく室内で読書をしていることが多いが、他の子供に誘われて外で遊ぶこともある。 小さい子たちと色水遊びや塗り絵をするときはおにいちゃんっぽく、いろいろ教えてあげる。 しかし時折大人が驚くようなことをしでかす。 ・白いハンカチ消失事件 施設中の白いハンカチが消えた事件。事は海璃が白いシーツを引っ張ってどこかに行こうとしていたことから発覚し、詳細を聞き出すうちに、施設の女の子全員に白いハンカチを花の色で染めたものを贈っていたことがわかった。後にハンカチはすべて洗濯に出されることになったが、やはり色とりどりに染められていた。 （女の子に贈った理由は喜んでくれるから。自分が作ったものを喜んでくれると嬉しい。男の子は興味なさそうだからやめた） 学校での過ごし方 クラスの読書好きな子とおすすめの本を読み合っている。運動は得意じゃないけど、誘われたら遊ぶ。 テストの成績は良いが、授業中に窓の外を見ていることも多い。宿題は出す。得意科目は美術、算数、国語。 基本的には問題のない優等生だが、油断していると大人が驚くようなことをしでかす。 ・猫のみーちゃん事件 ある日、学校の裏手に子猫が捨てられていた。その子猫は教室に連れてこられ、瞬く間にクラスの人気者になったが、問題は誰が飼うか。そこで海璃がクラスの飼い猫にすることを提案し、クラスメートを率いて学校の裏に小屋を作り、みーちゃん係を作り、クラス全員でみーちゃんの世話をしていた。 それが発覚したのは飼い始めてから半年が経ってから。今は校長先生の飼い猫になっており、全校集会の校長先生の話の半分がみーちゃんの話になった。 技能について 回避：たまにドッジボールに参加することもあるから身についた。 忍び歩き：かくれんぼをするとき用。大人に見つかると怒られそうなことをするとき用でもある。 オカルト：あの情景が何なのか調べてみたときに知った色々なこと。きっとあれは僕が生まれる前の記憶なんだ。 人類学：家族について調べたこと。家族がテーマの小説を読んだりもした。羨ましい。僕もいつかお父さんとお母さんと家族になれたら、こうなりたい。 天文学：星を見るの楽しい。 博物学：花や草と色で遊ぶの楽しい。 テーマカラー #800000 maroon 一般に、イタリアで大粒の栗を表すマローネの表皮のような 紫 がかった赤のこと。 イメージソング（キャラシ作成時に聞いていた曲） 『もう一度 · Tani Yuuki』 希望と不安と祈り。 暗すぎず、明るすぎないさわやかな曲。前を向けそう。 でも本当は待ち続けるのはつらい、という心情も海璃につながる。 HO童子 > あなたは少年、もしくは少女だ。 秘匿情報 > あなたは父と母の顔や名前も知らず、物心ついた時から児童養護施設で育ってきた。それでも施設の職員や子供たちには心優しい者が多く、よく気にかけられている。 > 一方、両親について職員に尋ねたこともあるが、あなたが幼いからか明確な回答は得られていない。 > また、あなたは時折、頭痛と共にある情景が頭の中をフラッシュバックのように駆け巡ることがある。それは仲睦まじい男女の情景。常に女側からの視点で進行していく。女の腹部は目に見えて膨らんではいないようだったが、男側がふざけて耳を当てる素振りをすることがあり、二人の関係が恋人同士か夫婦に近い関係であることは想像に難くはなかった。そんな情景を見た後はすぐにあなたの両親が頭をよぎるが、その男女の容姿や特徴といったものはすぐに忘れてしまうので、これといった手がかりは未だに掴めていないのが現状だ。 > そして、あなたは8才の誕生日を迎えた。その日、あなたは職員に呼び出され、ある吉報を受けることとなる。 > 個別導入はここからはじまる。 探索者設定 > ・アジア系の血を引いており、日本の施設で育った。 > ・個別導入時での年齢は8才。本編はその二年後のことで10才となっている。また、STR、SIZは2d6でロールし、EDUは4と設定すること。 > ・姓名を自由に決定すること。ただし、それらを命名したのは戸籍法に基づきこの町の町長とされている。 > ・職業は学生を選択する。ただし、職業技能はこれまでの経験によって自由に設定してもよい。 > ・両親について知りたいと考えている。また、理由はどのようなものであれ、家族がほしいとも考えている。 事前導入の記録 みんなが8歳の誕生日を祝ってくれた。 本当の誕生日はわからないけど、3月が僕の誕生日。 年に1回、僕を祝ってくれる日。 みんな、ありがとう。 選んでくれた服は僕に似合ってるかな。 つまみ食いしたいちごは旬ですっごく甘くておいしかった。ハンバーグは小さくならなくてよかった。 手作りのブックカバーとしおりは、ボロボロにならないように、大事に使うね。 あの日の僕は、きっと世界で一番幸せな日を過ごしていた。 その日、パーティーの後、先生から大事な話があるって言われた。 新田夫妻が僕を引き取りたいって。 にったふみあきさんと、にったちはるさん。 はじめはびっくりして信じられなかったけど、僕を子どもとして迎えたいって。 すぐには決めなくていいから、半年間体験してみることになった。 半年後、あんな悪夢のようなことが起こるなんて知らなくて。 僕の何もかもが壊れてしまうような、そんな悪夢が。

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