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【職業】 2015「作家」 自分の得意分野としている技能に+10%のボーナス 【趣味】 目星…どこかをみているような。そうでないような。 【特徴】 4-6「寄せ餌」 4-8「大事なもの」 【人物】 「こんにちは」「私に用ですか」 死に囲まれすぎた端役。 小さい頃は主役になりたかったが、そういうのは大体もっと素敵な人間が行うものだった。 外見でも、内面でも特筆すべきことがない彼は、しかしそれに癇癪も起こすことなく諦めることができるだけの精神力はあった。 また、自分には奇妙なほどの幸運があった。 友達と巻き込まれた強盗事件も、家族と巻き込まれた崩落事故も、叔父との無理心中も、何故か自分だけが生き残った。 何かのせいかと思って調べたが、結局全部人間のせいだった。オカルトに傾倒してそんな事実に気づいてしまった。 もしかしたら本当はそのうちの何割かは彼の望む「何か」のせいかもしれないが、結局は自分が寄せすぎた幸運の代償を周りが引っ被ってしまっただけなんだろうなと、そう思うことにした。少しだけ自分のせいにすると，心が楽になった。全部でも全くでもダメだった。 そんな中、誘拐された。また自分は”幸運なことに”生き残った。 薄ぼんやりした膜を張ったまま、同居人に勧められて出した小説がヒットして、その印税で生きてこれた。 現在はマイナーな界隈に大人気の小説家である。少しずつ本を出してはいるが、自分はぶっちゃけその良さがあまりわかっていない。 そんな中、自分もそろそろ限界かもしれないことにぼんやりと気づいた。しかしこれには気づいていないふりをした。 自分に対しての気づかないふりや誤魔化しは得意であった。 それからしばらくして、ある時ふと思い立った。 せっかくなら、主役になろう。そう思った。 人間は限界が近いと願望が出るらしい。無意識の限界のサインだった。 誰かを舞台に上げて。でも方法は得たようにしかわからない。だから誘拐を決意した。 せっかくなら女がいい。日常からプリンセスを連れ去る、王子のように。まるで主役のように。 あの静かな場所でハッピーエンドを迎えることができれば幸せではなかろうか。 そう思ったのだ。 つまるところ、彼は主役願望のロマンチストである。 【誕生日】 7/14 【イメージカラー】 紺色　#001A43 【名前の由来】 フクロウナギ 【呪文】 ・記憶を曇らす ・魅惑 ・不完全な吸魂 ・天候を変える ・門の創造

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