タグ： 窓家。 海も枯れるまで PC HO1

『海も枯れるまで』HO1にて作成。 モチーフ：クロッカス/花サフラン(愛したことを後悔している、私を信じて、あなたを待っています) 一人称：私 誕生日：1月3日 好きな食べ物：鈴カステラ 落ち着いた雰囲気でとても優しいが少しネガティブ。 死にたいと思っていることをあまり悟られたくない。 外見と卑屈な性格がコンプレックスで、自分が自分であることが嫌だ。 美人で気立ても良く大変モテる。 少女漫画が好きで運命とか恋にひっそり憧れを抱いていた。 が、学生時代から大人っぽいもとい色っぽい雰囲気を漂わせているためそういう目的で近づいてくる男ばかり。 付き合っても「思ったのと違った」とフラれたり強引に行為に及ぼうとしたり碌な目に合わない。 そんなことが何度か続き、自分には見る目が無いのだろうか、一生ときめくような恋なんてできないのだろうかと思い悩んでいた。 やがて母が再婚。幼いころ亡くなった父のことを思うと複雑ではあったが、ずっと一人で苦労してきた母が幸せになるのならと歩み寄ろうとしていた矢先、再婚相手に襲われた。母にバレて新しい家庭はすぐさま崩壊、いつの間にやら自分が誘ったことにされており母からも罵倒され半ば追い出されるように家を出た。 母親が自分の言葉を信じてくれないショックや私がこんな風じゃなければという罪悪感で打ちのめされた。 それから何とか職に就き、苦労はありながらも誠実で優しい恋人もできた。勤め先の社長の息子さんでいわゆる玉の輿というやつだ。幸せを噛みしめている毎日に水を差すようにずっと音信不通だった母から金を無心する連絡が来た。仕送りはしていたが、連絡が来たことなどなかった。 昔の事を思うとやはり罪悪感はあるが、あまりに大金を要求され無理だと伝えた。ヒステリックに喚いてはいたが、なんとか諦めてくれた。 そう思っていたのも束の間、友人に教えられ覗いたネット上では「再婚した義父を誘惑し家庭崩壊させた女」として自分の写真が晒されていた。辛うじて目隠しやぼかしはされているものの、知っている人が見ればすぐわかるようなものだ。それに便乗した人々が「昔から男を食い荒らしていた」だの「援交していた」だのご丁寧に昔の写真やコラ画像まで添えて淫乱女のレッテルを作り上げていった。あっという間の出来事だった。 彼は、自分を信じてはくれなかった。 「わかってるよ」と優しく微笑みながらも、切り出されたのは別れ話。 職場ではいじめに遭い、上司からは自主退職を勧められた。 母親からは勝ち誇ったように「私の言うことを聞かないからこうなるのよ、あんたもすべて失え」と電話がきた。 生まれ育った家も、自分で築いてきた環境も、こんなに簡単に裏切られ、崩れさってしまうのだ。私に向けられる好奇の目や侮蔑の言葉は、今までの私の人生など無意味だと唾を吐きかけているように感じた。 もう何のために生きているのかわからない。こんなことを繰り返しながら生きていくくらいなら、このままいなくなる方がずっと幸せじゃないか。

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