タグ： レプリカントの葬列

贋作家名　空染(カラシ) 根暗陰キャひねくれ男。 「めんどくさい」が口癖。噓偽りを嫌い、そういうことをしている自身も嫌い。 贋作を描き続けているのは、それしかできることがないから。 一人称：俺 二人称：おまえ、おたく 誕生日：4月9日 血液型：B 好きな物：カフェイン、睡眠 嫌いな物：噓、殺人、自分 「なんで俺がそんなことしなきゃならねぇんだよ」 「絵が上手い？は、この贋作がか？こんなもんコピー機となんら変わらねぇよ。」 「俺は噓が嫌いなんだ。自分は噓つかないのかだって？さあな。少なくとも俺は俺自身も嫌いだ。」 ーーーーー過去ーーーーー 白鳥ゆなは両親とは仲が良く、何不自由ない生活をしていた。 いろんな絵を描いては両親に褒められていた。 中でも一番喜んでくれたのは家族の絵だった。 真ん中に僕が居て、両サイドに父と母がいて、幸せそうにみんな笑っている絵。 それはアトリエに飾られて、少し恥ずかしかったけれど、嬉しかった。 そんなある日、ごく普通の幸せな日常はいとも簡単に崩れた。 最後に見たのは母親の**顔。後に悲鳴が聞こえて、ぽたりと垂れ落ちた母の血が頬をつたった。 呆然としながら救出される中、見たのは何もなくなってしまったアトリエの姿と、額が割れて血の滲んだ家族の絵だった。 それから僕はオリジナルの絵が描けなくなった。 風景画、抽象画、人物画…どんなものを描こうとしてもうまく描けなかった。 そして家族の絵も… 亡くなってしまった人を、消えてしまった人を、あの時の思い出を残すべく 何度も何度も書き直した。 けれど、いつも家族の顔が描けなかった。 どんな顔をしていたのか、どんな表情をしていたのか、どんな気持ちだったのか、 何度思い出そうとしても脳がぐちゃぐちゃになって思い出せない。 何も想像できなくなってしまった。 それでも筆を離すことはできなかった。 想像が出来なくなった俺は想像力を取り戻すために、既に存在する絵画を模倣し始めた。 そこからなにか刺激を受けて、元の自分に戻れるんじゃないかと。 昔の自分に戻れるんじゃないかと。そう思って、模倣しつくした。 しかし、変わることはなかった。そればかりか真似することばかりが上手くなって、 一層本当の自分を見失った。 なんで絵を描くのが好きだったのかわからなくなった。 そんな山積みになった贋作物に詐欺師がどこからか目を付け、仕事を持ち掛けてきた。 最初は断ったが、成長するにつれ金が必要になり、贋作を描く脳しかなくまともな職に就けず、 渋々贋作作家として働くようになった。 生きる価値がわからなかった。生きる意味が分からなかった。何故生きているのかわからなかった。 けれど、何故父は死ななければならなかったのだろうか。何故母は死ななければならなかったのだろうか。 それを知らぬまま死ぬのは嫌だと思った。 何があったのか知りたい。真実を。本当を。 そして、犯人を見つけて問いたい。なぜ両親を殺したのかと。 ーーーーー目的ーーーーー ・両親の死に関する真実を知ること。 ・オリジナルの絵…家族の絵を完成させ、そして死ぬこと。 ーーーーーーーーーーーー ・家族の絵について 事件当時一年ほどはしょっちゅう描いては捨てを繰り返していたが、それ以降は 年に一度、両親の命日に一度描いてはうまくいかないを繰り返している。 ・家族の絵が上手く描けたら 両親にも非のある殺人だったのなら笑顔の表情で 猟奇や必要のない殺人だったのなら哀しい表情で そんな絵が描けたら、それ以外に思い残すことはない。 確かにあった家族の記憶を、愛を、想いを絵として形に残せたら 両親の元へ向かうように己も死のうとする。 （この死ぬという思考は、HO怪盗との会話によって変わる可能性がある） ---------------------------------------------------------------------------- ・怪盗ヘラーの絵画(13) 怪盗ヘラーの最高にクールでキュートな絵画 ・家族の集合絵画(1) 母さん、父さん、コウモリ、そして俺とヘラー。五人が仲睦まじく幸せそうにしている絵。 2024 08/7.9.12.13　レプリカントの葬列　ENDA 「もう、思い残すことはない。」「お前さんの好きなようにしたらいい。」 ・贋作家名：空染(カラシ)の由来 空→そら　染→せん そらせん→(キーボードのアルファベットをあてると)→COPY ・本名　白鳥ゆな 父親の「ゆう」と母親の「なみ」の頭文字を取ったもの。

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