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仮生共之グランギニョル HO1 ☆シナリオ指定: ・任意ステータス1種20固定→SIZ ・任意〈戦闘技能〉90固定、+50ボーナス→〈武道:捕食〉(組技系) 職業ベース:人間山脈(2015) 職業p:EDU*10+SIZ*10→290p 選択技能: ・素手戦闘技能2種→〈組みつき〉〈頭突き〉 ・興味関心技能3種→〈回避〉〈目星〉〈追跡〉 特記: 〈回避〉〈隠れる〉〈忍び歩き〉-20 ※シナリオ指定:SIZ+1ボーナス不適用 特徴: ・36【格闘センスの持ち主】〈素手戦闘技能〉初期値50 ・56【異物への耐性】POT対抗成功範囲+20 「こ、んにち、はあ」 「る、き、ちゃん。おこづかい、もう、あげた、でしょお」 「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ」 「はは　が　きました　よお」 　筋骨隆々、異様な風体の大男(SIZ20、職業ベース:人間山脈)。細やかに手入れされた肌や黒い長髪が体躯とアンバランスな印象を与え、途切れがちな独特な口調もより印象の不気味さに拍車をかけている(APP7)。 　性自認は女性、服装の趣味も女性的。東京都郊外に持ち家を構え、子と呼ぶひとりと静かに暮らす自称兼業主婦。体付きに似合わず小器用に家事を熟す(DEX16)が、持ち前の膂力により力加減の難しいものはやや苦手(STR15・〈芸術:家事〉10)。 　温厚で気が長く、世話焼き・世話好きな奉仕気質。人付き合いを好みよく気を回すが、一方でやや過干渉。 　悪目立ちする外見から初対面時は敬遠されがちだが、根気よく続けた小さな善行や人当たりのいい振る舞いから、現在表向きのご近所付き合いはそこそこ良好。陰口なんかは多かれ少なかれ叩かれているかもしれないが、それを知ったとて落ち込みはすれど憎みはしない気質。 都市伝説『あけびさま』 →関連事例:2件 ・I県山村集団失踪事件 ・児童養護施設集団食殺事件 被害者想定数:136名(自己申告に基づく) 　辺境の山村出身、生育異常により超巨大児として誕生。故郷である集落において、大きく生まれた赤ん坊は信仰対象である地母神「山母さま」の化身と見做されており、例のない大きさだった赤子は悲願の叶え手として大いに崇められた。 　より信仰の原形へと近づけるため、外性器及び咽頭を誕生と同時に切除されている。それに伴い性発育・発音機能が不全。非訓練下における可能な発音は「ぽ」「ぼ」の二通りのみだった。 　十五歳の誕生日、祝祭の日に村民全員を捕食・殺害。彼らの土着信仰の上で、女神による人間の捕食は「山／地母への胎内回帰」を意味する宗教的庇護・親愛行為。 　おそらく生誕においてなんらかの魔術的な調整が加えられており(CON15、特徴56)、内臓構成や栄養吸収が異常発達した肉体を持つが、故郷が消滅した現在においては再現性は有していない。 　長く狂信を保った村落において、その悲願の成就を可能な肉体を有したため、歓迎されて生まれ、希われながら育つ。死体も残さぬ形で生産者たちに齎した食殺により、女神としての義務を果たした形となった。 　小規模共同体の信仰対象・祖神として長く扱われた経歴より、元来人好き・博愛主義。他へ向ける母性と庇護欲が強い。 　特に年少者、子どもに対してはそれを強く発露させる。裏を返せば、愛着と義務感、食欲がいびつに癒着した生来の殺人鬼。少年少女を偏愛し、その矛先を殺意として出力させる危険性を有する。 通過シナリオ: ・仮生共之グランギニョル HO1_20250805-0830_生還 メモ: ・八尺様×山女(遠野物語)×ハーメルンの笛吹男 ・笛吹峠:岩手県遠野市・釜石市地名。「遠野物語」においては山人の出没地として記載される。 ・擬似妊娠／母胎回帰→子宮。「宮」の字は貴種の女への形容であり、去勢・幽閉刑の意も持つ。 ・アケビ:完熟時の果実形状から女性器に例えられる。漢字表記に「山姫」「山女」。 以下、「仮生共之グランギニョル」HO1秘匿内容のネタバレを含む非口外情報 ───────────────────── 　出身村落における食殺は、周辺の通報から踏み込んだ県警には致死量の血痕を残した集団失踪事件として扱われる運びとなった。唯一の生存者として、栄養失調を起こし意識を失っていたところを救助され下山。 　体に残る手術痕と対話の不可能性から虐待被害者として扱われ、近隣の児童養護施設に引き取られる。 　その後、庇護を受けてから一年後の誕生日、養護施設で同様の大量失踪が発生。児童・職員含む当日に敷地内にいた人間全員を食殺。その動機に悪意はなく、親愛と義務感を根とするものだった。 　消化されていない胃の内容物および、筆談による自白でその犯行と異様な行動原理が発覚。真相は揉み消され、逮捕後は事件規模の大きさから少年法の適用外と判断され、死刑判決が下された。 　拘束から死刑判決までの間、未成年であり生育環境の問題も考慮され、社会復帰を目指した再教育プログラムを経験していた時期が存在。自身の生い立ちの異常性や罪の重さを学習・理解し、後悔と罪悪感に長く苦しめられている。 　死刑判決以後および釈放を受けた現在においても、国家権力に従順・協力的。与えられた指示や境遇には逆らわず、任務を粛々とこなすことを基本方針とする。 　根は素直で聞き分けのいい子ども。桑井が目を掛けてくれたのはそういった内面を見抜かれたがためかもしれない。食道発声における会話方法は彼に習った。自分に贖罪の機会をくれた彼に対して深く感謝しており、その死に対する悲しみと真相探究のモチベーションは強い。 　経歴・被害の把握および拘束が容易なことから、都市伝説認定においては古株のサンプルケースにあたる。「笛吹」の呼称は収監後に喉の音からつけられた仮名・蔑称に近く、本来の姓は養護施設で与えられたものだが、自戒として現時点でも名乗っている。 　お母さんになりたい。子どもを育てて、守って、大人になるのを見届けて、そうして一緒にいたい。 　根底として抱く欲は変わらないが、大量殺人を犯した己が二度とその夢を叶えられないことには自覚的。子どもに対してはやや遠巻きで、本能的な欲求を抑えようと努めていた。 　そうした先で、「庇護対象としてもいい」と頷いた、己と同じ人殺しの子どもを見つけてしまう。 　彼／彼女に対する態度は上記の反動形成もあり過保護・過干渉気味。食殺の欲求だけは耐え難きを耐えてはいるものの、暴発についての危機感もまた同時に抱いている。

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