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正義感が強く、しかし臆病なところがある。 過去のことがあり、どうにか不正を公に出来る方法はないかと考えた結果、ハッキングを思い至り勉強をした。 もう理不尽なことで傷つく人が出ないように、自分の身を守れるように、誰かを守れるように。 けれどそれは大切な人を失くしたくない、独りになりたくないという気持ちの表れでもある。 自分のしていることは正しいこと、皆の役に立つこと、そうに違いないと信じたいのである。 だからこそ、自身の行動によって冤罪を掛けられたり、別の悪が生まれてしまったりしてしまったことは本人の中で失敗だったと感じている。 -特徴表- 1-5【天才】INT+1 5-9【ド根性】あらゆる抵抗表を使用したロールで、成功する範囲に+5％。 -シナリオ- 伍戒　HO3　END5　生還 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ -自分用メモ- ・当時の活動名：トール ・過去の行動を軽率だったと悔やんでいる ・社会の悪を憎むことになる原因や背景 学生時代の親友を学校の教員が権力を使って脅し、耐え切れなくなった親友を自殺に追い込んだ。その学校の教員は政治家や大手企業の社長とも繋がりがあり、そのことを知っている他の学校関係者もその教員に協力をし、学校の経費の横領や賄賂のやり取りなどの不正を行っていても全て揉み消していた。そのため、親友の自殺の経緯を調べる為学校全体に調査が入ったが、その教員の不正が見つかることはなかった。親友は死んでしまったのに追い込んだ人間が平然と利潤を受けて笑って過ごしていることが許せなかった。けれど学生である自分には何もできず、そのうちにその教員は交通事故で亡くなった。結局死ぬまでその裁きを受けることが無かったことがずっと自身の胸の中で渦を巻いている。 ・丸奈の成長を見守ることになる経緯 捨田利から「会わせたいやつがいる」と言われたのが始まり。 二人の関係については詳しく知らないが、集合場所に行き、そこに居たのが捨田利と丸奈だった。 その時に丸奈は自身の力でこちらの正体を突き止めたこと、そして両親が無理心中をし、自分が起こした情報流出によってその犯人が実刑を受けていたことを知る。 両親がいないこと、そして彼女自身が更にハッキングの技術を学びたいと言っていることがあり、捨田利から彼女の面倒を見ること、そしてハッキングの技術を教えることを頼まれた。 既に自分の正体を突き止めるまでの技術を持っていたことと、ハッキング自体が公にはあまり推奨されるものではないため、その必要はないのではと初めはあまり乗り気ではなかったが、その後トメさんからも諭され(ロケットランチャーも一緒に)引き受けることにした。教えたことをすぐに吸収するため、今では教えるのも楽しんでいる部分があり、なんだかんだ丸奈の成長を楽しみにしている。 ・「盗みを行った」時、戒めは失われるが、純粋に悪を追いつめる捜査の中での【ハッキング】は、これに含まれない。 ・この戒めを破る、つまり「盗みを行う」ことが自身にとってどういう意味を持つのか、考えや感情を整理する →盗みを行うということは、不当に利益を得ている為政者と同じであると考えている。それはかつて親友を追い込んだ教員がしていたことと同じことであり、自分はその教員に成り下がったも同然。その時きっと自分は自分を赦すことができないだろう。 【自分用深堀メモ】 -社会を憎むことになる原因や背景- 中学から高校時代、自分に良くしてくれた親友がいた。その子はとても優しくて可愛くて、そしていつも明るい子で、自分はそれにいつも救われていたし、そしてその親友を誇りに思っていた。 高校生のある日、その親友は教頭室に呼び出された。何かやったの？と聞いたところ、彼女は「何だろう？何もしていないはずだけど…ちょっと行ってくるね」と言って教頭室に向かった。 戻ってきた親友は暗い顔をしていたが、自分を見つけるとすぐに笑って「バイト、バレちゃったみたいでさ～罰として暫く放課後に学校のボランティアすることになっちゃった」と言っていた。 当時の親友の家庭は裕福な方ではなく、校則でバイトは禁止されていたが、親友はこっそりとバイトをして家計を支えていた。だから特にこのことについて疑問には思わなかった。それが良くなかったのだ。 暫くすると親友の様子が段々おかしくなっていった。笑顔が減り、笑っても空元気なのが分かるくらいには思い詰めていることが明白だった。あまりにも見ていられなくなってしまって、何があったのかを聞いたが、最期まで笑って話してくれることはなかった。 彼女が自殺した日、靴箱には1通の手紙が入っていた。それは彼女がずっと隠していた、事の真相が書かれた遺書だった。 教頭は自分の伝手を脅しに利用し、親友から学校の生徒の弱み(違反や犯罪など、知られたら内申点や信用問題に関わるようなものや、その人の大切にしている人や物など、その人を脅迫するにあたり利用できるような情報)を見つけて報告すること、これに背く場合は伝手に頼んで家族が生活出来ないようにすると脅されていたことが書かれていた。 手紙を見つけて嫌な予感がした自分は真っ先に屋上へと向かったが、屋上に着いた瞬間、彼女はこちらに振り返り、笑顔で目の前で飛び降りた。その時の光景が未だに目に焼き付いている。 学校のいじめ調査が始まるのはその後間もなくであったが、自分が貰った手紙を警察に渡しても結局その証拠はなかったことにされ、「いじめはなかった。家庭環境に原因があったのだろう」と曖昧に親友の事件は終わってしまった。 これが彼女が社会の悪について憎むことになった原因である。

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