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最愛の人、木山さんをストーキ…常時見守る、元薬剤師志望の女性。 20云年来の関係（一方的）らしい。たぶん今はOLさん。 ここ一年ほど木山さんのお家に同姓の女性の方が同居されているようだが一体どういう関係なのか見当もつかない、ああ、妹さんなのかな？ 元々集中力が高く、真面目で、物事には熱心に打ち込むタイプである。 20年ほど前に木山さんと出会い、それ以来一途にもそっと遠くから見守っている。 好意の押し付けはよくない、という道徳観念から、過度のアタックはしていない。また、押しつけがましいアタックをする女性にはそっと忠告をする。 最新機器を駆使し動向を把握しつつ、留守の間は家にお邪魔する系すｔ…見守り隊。盗聴器仕掛けるのは呼吸するのとほぼ同義。 木山さんの事なら何でも知っている。いつどこで誰と何をしていたのか、そのすべてが彼女のパソコンの中に保存されている。多分出会う以前のデータとか作文とか下手したら体質やらDNA配列やらまで把握している。 行く先々で木山さんがいかに可愛らしく正義感に溢れた人であるかを説き続ける。 木山さんは8歳ほど年下であり、誠実で可愛らしく優しい男性ではあるが、それだけに他人に何かされてしまうかもしれない、自分が守らなくてはならないと思っている節がある。（そしてそのために本人の動向を監視するのは当然のことだと思っている） 恐ろしいことに、この女性、木山さんと同居しているらしい妹さん（仮）と仲良くなり、お茶仲間になっているとか。出会ったばかりにも関わらず、驚くほどウマが合い、共通の話題で大いに盛り上がっているらしい。尚、妹さん（仮）から発せられる旦那、夫、などの単語は自動的に脳内で消去される模様。「最近旦那が好きすぎて胸が痛いのよ」「その気持ちわかるわ～、好きすぎると辛いわよね～～～」 しかし、ここ五日ほど彼の動向が全く掴めない。5つつけていたGPSにも、自宅に設置した無数の盗聴器、カメラ、赤外線センサーにも、彼の痕跡は記録されていない。これは異常なことである。持てるすべての技術を駆使し彼の居場所を探り、それでも見つからず半狂乱となった頃、同居している妹さん（仮）から、彼が殺されたという話を聞かされる。 まさかそんなはずがない。きっと気の狂った犯人に監禁でもされているのに違いない。彼は非常にかわいらしく聡明な男性であるからして、魅かれてしまう事は仕方のないことだが、彼に危害を加えるなどもっての外、到底許されない事である。なんとしてでも彼の居場所場所を突き止め解放し、犯人を始末しなくてはならない。彼に万一の事があったら…この世は滅んだも同然になってしまう。 彼の失踪事件の真相を追ううち、自身の目で彼の死亡を確認。 怒りを晴らすことなく事件は終幕。 今は全ての支えであった木山さんを失い、茫然とした日々を送っている。 ―――――――以下今決めた設定――――――― 木山さんと出会ったのは、学校をやめ引きこもっていた時期。 両親の離婚、それによる経済状況の悪化、学校でのもめ事、バイト漬けによる学力低下、教授との性格の不一致、等々原因は複数重なっていたらしい。 元々内省癖のあった彼女は、全ての原因が自分にあると思い込み、生きる意味を見失った。 当時から一人暮らしであり、カーテンを引き鍵をしめ電話線を切ってしまえば、外部からの干渉は簡単に断ち切れた。 買いだしの時だけは外へ出なくてはならず、目線を下げ声を掛けられないよう足早に家と店とを往復していた。 いつもの道をいつもの通り辿っていると、小柄な高校生が複数人に囲まれている所に行き会う。いじめらしい。漏れ聞こえてくる暴言から、どうやら囲まれている側はいじめられっ子を庇い、いじめっ子の恨みを買ったらしいと分かる。自分には関係のないことだ、と道を変えようとしたが、しかし、殴る蹴るの暴行があまりにも激しい。囲まれている側は今にも蹴り殺されてしまいそうである。 流石に見捨てていくわけにもいかず、震える手で久々に携帯を起動させ、警察に通報する。囲んでいた側はそれを見て逃げて行った。 落ち着いたのち、彼はにへっと笑い、お礼を言う。お姉さんのお陰で助かった。 その笑顔を見た彼女はなぜかこれまでの事を打ち明けていた。私なんて何もできない、全部だめにしてしまう。 「そんなことない。お姉さんは悪くないじゃないか。頑張ってるじゃないか。そんなお姉さんが駄目だなんて、そんなはずない」 彼に肯定された時、目の前に光が差した気がした。 それ以来、彼の事を慕っている。 セッション終了時のPLの発言：（木山さんの家へ枕カバーを回収に行きながら）これからどうするんだろう、あの世までストーキングすんのかな…

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