タグ： コーヒー一杯分の恐怖 6番線4時44分発の

表向きは普通の院生だが、とある大企業のホワイトハッカーを務めている。自作の高性能PCをペットのように可愛がっている。 本当はずっとパソコンに向き合っていたいのだが、家族から引きこもりと言われてしまうのでじぶしぶそれらしい生活をしている。 コーヒーと映画が好きで、休日は専ら喫茶店か映画館に入り浸っている。 中学生あたりまではスポーツ選手になりたかったので、体はそこそこ鍛えられている。もったいないとよく言われるのでしぶしぶジムに通い、体格をキープしている。 ハッカーの仕事はすごく楽しい。「……ビンゴ」とかやる瞬間がすごく楽しい。本人はノリノリでやっているので、頼めばキメ顔と共にエンターキーを叩く様子を見せてくれる。 人間との交流は嫌いではないので、パソコン関連で困ったことがあるとすぐに手を貸してくれる。 「……『何もしてないのに壊れた？』そういう時は何かしているんだよ。貸してごらん」 「パソコンのセッティング？そうだね……僕は便利屋じゃないから、報酬はいただくよ。コーヒーを奢ってくれるかい？」 先日、不思議な店でコーヒーを飲んだ。怪我をしたり変わったものを見たりなんやかんやあったが、コーヒーは美味しかったなと思っている。 一緒にいた人は気絶していたりおかしくなったりしていたので妙な顔をしている。 妙な駅に喪武宮と迷い込んだ。が、2人とも何ともなく、何故か仲良くなって帰ってきた。おそらく個人間で連絡し合い、たまにコーヒーを飲みにいくほどの仲にはなっている。

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