タグ： 櫻木家 レプリカントの葬列 HO贋作師 1/28生

◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 表情筋が乏しい幸の薄い女性。 いつもアジト内に構えているアトリエに引き籠って贋作を作り上げている。自分から外に出てくる事は殆ど無い。 ある事の目的の為に贋作師を名乗り、名画の贋作を作り上げている。作っている最中は無心に描いているので殆ど外部からの刺激に反応しない。 肩を揺らされてやっと手を止める。が、筆は持ち続ける。話が終わると即座に再開するので。 感情の起伏の分かりにくい表情に加え、言葉の抑揚もあまり無い為アンドロイドみたいに見えるが本人的にはしっかり感情は出しているつもりらしい。 “～デス”が口癖。時々装飾過多になる時があるがアイデンティティに関わるので絶対に外さない。 運動の要領は悪くないが、何処かしらドジを踏む。それが分かっているので基本的に労働は嫌がる。走るなんて以ての外。 怪盗が警察に追い掛けられるのを見て、自分じゃなくて良かったと思う日々。迎えが必要ならちゃんと撒いた後にして、と常に思っている。 覚えられたくないので。(でも迎えがいる、と言われれば渋々の体ではあるけどちゃんと迎えに行く) 黄杜さんや怪盗さん(HO1)とは付かず離れずの距離感を保っている(つもり)。怪盗さんは約束事があるので。黄杜さんは何となく。 別に嫌いじゃないので許してほしい。嫌いでも好きでもない、フラットなだけなので。 贋作を描き上げた後はよく顔や腕に絵の具を付けている。派手な描き方をしているわけじゃないけれど、集中しているからついてる理由は分かんない。 絵の具の匂いは嫌いじゃないので用事が無いと基本的にアトリエで過ごしている。アジト側に顔を出す事の方が頻度は少ない。 ◆───────────────────────────────────────◆ 実は、とある殺人事件のたった一人の生き残り。 当時の記憶は朧気で、しっかりと覚えている訳では無いけれど。母が床下収納に隠してくれて、それから。ややあって母が殺された。 床の隙間から滴り落ちた母の生暖かい血で、自分も濡れて。それからどれだけ経ったかは分からなかったけれど、警察に保護され父も殺された事を知った。 それから、それからずっと。“自分の絵”が描けない。描こうとすると、あんなに動いていた手がピタリと止まる。震える。筆を、落としてしまう。 どうして。どうして。あんなに、あんなに描く事が大好きだった。なのに、どうして？ ………今自分が握っているのは、なんだろう。お父さんの筆だったかな？自分の筆？…ううん、柄の所の汚れと傷はお父さんの。そう、その筈。 嗚呼、なぁんだ。全部無くなったって警察の人達は嘘ついてたんだね。ちゃんと此処にあるじゃない、お父さんの絵筆。…良かった。 これだけは、絶対に無くさない。無くしてなるものか。これが、お父さんと私の繋がりなの。お母さんが、お父さんが褒めてくれた、絵を繋いでくれる。 ……どうして、両親が殺されなければならなかったのか。自分の視点だけだけど、そんなに悪い事なんてしてなかった。殺されていい筈、なかったのに。 犯人を見付ける為に、一時は色んな事を調べた。でも、出てくるのは小さい記事。《名もなき作家夫婦が強盗殺人にあった》という事だけ。 許せなかった。馴れ初めは、あまり褒められないものかもしれない。だからって、こんな終わりは理不尽過ぎる。 それだけの事を、両親がしたとは到底自分には思えなかった。あんなに優しい両親が、酷い終わりを迎える程の事を。 だから、絶対に犯人を見付けてみせる。許さない。自分から“想像”を、両親を、人生を、“名前”を。全て奪っていった犯人を見付けて、償わせてやる。 犯人を見付けた後、どうすればいいか悩んでいる自分と絶対に報復してやると決めている自分がいる。両親と同じ目に、なんて事も。 自分の人生を全て狂わせたんだ、それ相応の報いを受けてもいいじゃない。自分を構成する全てを投げうって、捨てざるを得なくて。 割に合わない。……そう、生きたまま罪を償うでもいい。でも、一番は。お母さん達が受けた痛みを、同じように受けて欲しいと願う暗い自分もいる。 ◆───────────────────────────────────────◆ 怪盗(HO1)に対して、気になってない体を装っているがその実気になっている。 勿論、幼少期に見た覚えがあるからこそ。もしかしたら両親について知ってる事があるんじゃないか、と思っている。 それにしたって、幼少期に見た時と現在の容姿があまり変化がなく可笑しいと思うのと同時に美魔女タイプ(男だけど)なのか…？と疑念を抱いている。 知っているなら聞きたいが、“約束事”があるので聞けずモヤモヤしている。 でも可能なら、何時か聞いてみたいと思っている。それこそ、バディを解消する……“約束事”が無効になるその時に。 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 「どうも……ネモといいますデス。宜しくお願いします、デス」 「今日の依頼は……そうデスか。分かりましたデス」 「ネモに求められるのは、本物に負けないモノを作り上げることデス」 「………………ネモは、“何者でもない”のデス」 「デスから、ネモも誰でもないのデス。名など持たない、ジェーン・ドゥなのデス」 「有名な作家などでは無いのデスから、妥当だと思いませんデスか？」 「……閉所かつ暗い所は苦手デス。ネモを虐めたいのならやめて欲しいデス、ボイコットしますデス」 「迎えくらいはと言いましたデスが、撒いた後に呼んで欲しいのデス。ネモまで顔を覚えられては困りますデス、追い掛けられるのは怪盗さんの役目デス」 「HO怪盗さん…いえ、思う事は特にないデス。……約束もあるので、知ろうとも思いませんデス」 「ただ、大変そうだなとは思いますデス。追い掛けられるのは、ネモは不得意なのデス」 「……もう、どうやって筆を置いていたか。ネモは思い出せませんデス。置き方を、置き場を、ネモは忘れましたデス。自分を構成する全ても、デス」 「………………ネモに、ネモに。オリジナルなど間違っても求めないでくださいデス。それは、ネモにとって一番遠いものデス」 「だって、“何者でもない”のデスから。個など必要ない筈デス」 「お母さん、お父さん……なんで、お母さん達が殺されなきゃならなかったの…？」 「お父さん……私、あんなに褒めてくれたのに…絵、描けなくなっちゃった……」 「どうしよう、どうしたら、良かったのかな…。悪いこと、したい訳じゃないのに。でも、今の私が出来る事なんて…これだけで」 「私は、また自分の絵を描きたい。その為に…私、お父さんたちを殺した人を見付けたい」 「見つけて……その後、どうするかなんて、分かんないけど」 「でもきっと………乗り越える為に、必要な事だと思う、から」 「あの時から、私はずっと……………どうやって筆を置くか、もう思い出せないの。きっと、あの暗くて狭い…小さな世界に置いてきちゃったんだ」 「何度考えても、考えても、お母さんもお父さんも殺される理由が分からないよ。だって、だって！殺されるような事なんて、してなかったもん…！」 「………………今でも、夢であの日の事を見るの。暗くて狭い床下で、見付からない様に息をひそめて。……それから、お母さんの血で、真っ赤になって、」 「生暖かい血で、真っ赤に…なって、それで、悲鳴を上げて目が覚める。……………あの時から、赤色は苦手。どうしても、あの時の事を思い出すから」 「───────お母さん、お父さん、ひとりは……さみしいよ」 「なんで、お母さんとお父さんが死んで君が生きてるの…？！可笑しいよ！返して、返してよ！！私のお母さんとお父さん！返してよぉ！！」 「絶対、絶対、償ってもらうから…！のうのうと生きてるのも、勝手に死ぬのも許さないっ！お父さん達の痛み、絶対受けてもらうから…！！！」 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【口調】 一人称:ネモ(基本)、私(素) 二人称:～さん 三人称:君 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【嗜好】 好きなもの：福郎くん(HO1)、両親、絵を描く事、絵の具の匂い 嫌いなもの：血、暗い所 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【チャパレ用】 CCB<=　【】 CCB<=　【SANチェック】 CCB<=65　【幸運】 CCB<=85　【アイデア】 CCB<=95　【知識】 CCB<=70　【回避】 CCB<=49　【キック】 CCB<=53　【こぶし】 CCB<=26　【投擲】 CCB<=80　【聞き耳】 CCB<=41　【登攀】 CCB<=80　【図書館】 CCB<=80　【目星】 CCB<=75　【運転《自動車》】 CCB<=95　【制作《絵画》】 CCB<=75　【ナビゲート】 CCB<=55　【信用】 CCB<=95　【母国語(日本語)】 CCB<=50　【芸術《絵画》】 CCB<=11　【コンピューター】 CCB<=50　【博物学】 1d3　こぶしダメージ 1d3+1　パレットナイフダメージ 1d6　キックダメージ ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【関係/呼び方/PL(NPC)】(敬称略) HO怪盗➠福郎(ふくろう)/福郎くん、オウルさん(怪盗時のみ)/むかい NPC➠黄杜(こうもり)/黄杜さん NPC➠依高 賢治(よだか けんじ)/警察さん NPC➠(せきせい ひろまる)/警察さんその2 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【不定】 4ヶ月間 健忘症 (“生命の泉”と相対した時の事をすっぽり無くす。ちゃんと退散したかどうかが分からなくなる弊害) ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【誕生花】 《ネモフィラ》「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」 《スノーフレーク》「純粋」「純潔」「汚れなき心」「皆をひきつける魅力」 《カタクリ》「初恋」「寂しさに耐える」 《ガザニア》「あなたを誇りに思う」「きらびやか」「潔白」 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【特徴表】(設定付けの為の取得、未反映) 《大切なもの》他人には価値の無いものだが、大切な品物をいつも身に着けている。失った時には1/1d8正気度ポイントを失う。 ➠床下収納室の鍵 《手先が器用》任意の《製作》1つの基本成功率が50%となる(PLは分野を決める事)。更に《機械修理》及び《電気修理》に+10% ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【イメージ曲】 《パメラ》　バルーン　寂しさの感度も忘れていく。 《くうになる》　MIMI　“空っぽ”の身体には、嘘は重すぎるから。 《消えない温度》　MIMI　懸命に生きてきました。懸命に。 《アイネクライネ》　米津玄師　どうして。どうして。どうして。 《レプリカ》　sasakure.UK　僕の心臓もニセモノだったらよかった。 《いらないもの》　キタニタツヤ&なとり　幸せだった季節のせいだ。 《フォニイ》　ツミキ　私ってなんだっけ。 『福郎くんへ』 《Beautiful World》 宇多田 ヒカル　君と一緒にいたい。 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【使用モチーフ】 オリジナル ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【本名】 白鳥 優奈海(しらとり ゆなみ) (両親からは愛称で「優奈(ゆな)」って呼ばれていて欲しい…) 父の「白鳥 游(しらとり ゆう)」、母の「白鳥 七未(しらとり なみ)」から一文字ずつ(父の要望で母の名前は全部)取って名付けられた。 優しい海の様に、自由でいれるように。そう願いを込めて。 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【カラーコード】 #ADCDEC　薄花桜色 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 【参加シナリオ】 2024/10/20.30.11/6　「レプリカントの葬列」　ENDA　両生還　HO贋作師　(敬称略)　KP:きなこ　PL:むかい、私 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ 　　　　　　　　　　────────────────以下、秘匿情報記載故現未閲覧厳禁──────────────── ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ ■HO2：贋作師　秘匿情報■ あなたは殺人事件の生き残りだ。 あなたの父親は芸術家だった。 父親の絵が売れていたかどうかについてはよくわからないが、暮らしに不便はなかったし、それに来客の多い家だったことも覚えている。 随分と山奥にアトリエを構えていて、周囲には大して街もなかったはずなのに。 母は優しい人だった。詳しく聞いたことはないが二人は幼馴染で、親の反対を押し切って結婚したのだという。 父親の影響で、あなたは幼いころからよく絵を描いていただろう。父も母も、それをよく褒めてくれていた。 ある日、貴方の家に何者かが押し入った。 母親によって床下収納に隠されたあなたは、床板一枚を挟んだ上で母親が何者かに殺されたことを知る。 隙間から垂れ落ちた彼女の血液が生暖かった。 誰が通報したのかはわからないが、数日が経ってあなたは警察によって保護された。 朦朧とした意識の中で最後に見たアトリエはがらんどうで、絵も道具も何もかもが盗まれたあとだった。 のちに、父親もその強盗に殺されたということを聞いた。 それからだ、あなたにはオリジナルの絵が描けない。 その手に残ったのは技術だけで、想像する力はまるっきり失われてしまったのだ。 養護施設を出てから、あなたは贋作師になった。 絵を悪行に用いたくはなかったかもしれないが、それしか出来ることがなかった。 あなたの作る贋作は一級品でヤクザや悪徳ディーラーの手を通じ広く世の中へ渡っていったことだろう。 そこまでしてあなたが生き続けているのは、探しているからだ。あの日父親を殺して、今でもまだ逃げおおせている犯人を。 ある日貴方の元に、画商の黄杜という男が訪れる。 あなたは何となく彼に既視感を覚えただろう(これについては訊ねても「気のせいじゃない？」とはぐらかされてしまったが) 彼はあなたにHO1を紹介した。昨今巷を騒がせている怪盗で、曰く君の力を借りたいのだという。 半信半疑でHO1と顔を合わせたあなたは、その顔に既視感を覚えたことだろう。幼い頃、どこかでHO1を見た気がする。 記憶にあるのは父親のアトリエで、恐らくそこに訪れていた来客の誰かだろうか。 不思議なのは、そんなに昔の記憶であるにも関わらずHO1の顔は記憶にある頃からさして年を取っていないことだ。 あなたはHO1とコンビを組むことにした。 この不思議な怪盗についていれば、過去のことについて何か知ることが出来るかもしれない。そう思ったからだ。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ‣あなたの目的 両親を殺した犯人を見つけ、またオリジナルの絵が描けるようになること。 ※これまでにも一度は両親の死について調べたことがあるかもしれない。 しかし出てくるのは新聞などの小さな記事ばかりで、ただ「名もなき作家夫婦が強盗殺人にあった」程度のもの。 犯人は未だにみつかっていない。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ‣探索者作成の条件 ・現在名乗っている名前(CSに記載する名前)は偽名・若しくは作家としての名前だ。本名はHO1にも黄杜にも明かしたことはない。本名の苗字は「白鳥」、名前は任意で決定してよい。父親の本名は「白鳥 游(しらとりゆう)」という。(母親の名は七未/なみ) ・あなたはオリジナルの絵が描けない。一度見た絵なら真似して描くことができるが、例えば実写の写真や風景をそのまま写実的に描くこともできない。筆の置き方が、わからない。 ・あなたは鍵を持っている。それはあの日押し込められた床下収納室の鍵だ。保護された際そのまま持ってきてしまった。今ではお守り代わりになっている。 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ ◤　オリジナル職業：贋作師　◢…職業技能 製作＜レプリカ＞、運転＜自動車＞、コンピューター、交渉系技能、図書館、ナビゲート、芸術＜絵画＞、博物学 ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆ ◤　推奨　◢ 取得必須：製作＜レプリカ＞ 推奨：目星・戦闘技能 あったら使うかも：運転・聞き耳・交渉技能・芸術＜イカサマ＞ ◆────────────────────────────────────────────────────────────────────◆

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ