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完璧にして模範的、戦闘能力に秀で、社交性にも秀でたUGNチルドレン。 「そこまで言われると面映ゆいわね……。 　恥ずかしくない能力は示しているつもりだけれど、照れはするわ」 生まれついてのオーヴァードにして生粋のUGNチルドレン。 コードネームは"赤い宝玉"オンリーブラッド 対人戦闘能力は一級品であり、戦闘能力に秀でたチルドレンにのみ渡される、12の“ゾディアックウェポン”の使い手の一人。 自信に満ちており他者にも自己にも厳しい。 だが決して他人を見下したりせず、目上の人には適度な経緯をもって当たり、困ってる人は親身に助ける。 つまり、模範的で人当りもよく社交的な完璧系美少女。 彼女と親しい者曰く、肝心なところでおっちょこちょいというか運が悪いのが玉に瑕だとか。 ただ、もっとさらに親しい某チルドレンの教官曰く、 「いや、アレはそういうのともちょっと違うのよね……。 　説明が難しいのだけど、あの子はほんとに頭が良くて、色んな事を上手くやれるわ。 　うまくやれるが故に、完璧が故に、些細な瑕疵が致命的になるほど隙なく積み上げてしまうというか。 　うーんと、例えば、アナタ一円玉を何枚積める？　縦に。 　うん、２～３枚積めれば上出来よね。 　あの子は、それを何十枚と積めてしまう。 　集中力や注意力や器用さや、全ての能力がハイスペックだから。 　もちろん、『ミスをしない』点についてもね。 　だって普通なら何十枚と積む前に外的要因で崩れちゃうじゃない？ 　彼女は不測の事態を予想して未然に防ぐことにも長けてるの。 　けどどんなに本人が完璧でもいつか不測の事態ってものは起きるし、全てを防ぐことは無理なのよ。 　彼女の完璧をすり抜けた針の先のようなミスでも、何十枚と縦に積まれた1円玉にとっては致命傷になる。 　普通は「何十枚も1円玉を積む」なんてそもそもできっこないし、別の手段を考えるわよね。 　「硬貨で30cmのタワーを作れ」って命令なら、普通に横にして積むとか、そもそも棒金にして固めとくとか。 　もちろんそれでも倒れることはあるけど、立て直せばいいだけよね。 　でも彼女は『出来てしまう』が故に縦に積んでしまうし、それが故に崩れたときに、傍から見れば致命的なミスに見える。 　もちろん今のは例えば話だけど、なんというか、そういう性質なのよね、あの子。 　もうちょっと楽に生きてくれれば安心なんだけど」 　ということらしい。 　なお、彼女の口調はこの教官を心の底から敬愛しているが故にちょっと影響を受けている。 　ただ教官に比べるとやや固い。多分地はもうちょっと口が悪いので無理というか肩肘張ってそうしている。 「誰の口が悪いってぇ！？ 　……んん、コホン、あんまり人を怒らせるようなこと、言わないほうが身のためよ？（笑顔）」 その悪魔のような笑顔を見たものは、身も心も、あるいは身か心、最低どっちかは無事では済まないのだとか。 つまり、惚れるか斬られるか（やるかやられるか）だ。 ■戦闘 戦闘スタイルは、ゾディアックウェポンを用いた白兵スタイル。 彼女の持つゾディアックウェポンは独自の進化を遂げており、細身のレイピアのような形態となっている。 その刀身に、彼女自身の血を纏わせ振るう。 戦闘時の見た目から、彼女の持つゾディアックウェポンは“スパイダーリリー”（彼岸花）と綽名される。 破壊力という観点ではさほどでもないが、その刃で僅かでも傷を与えれば、自身の血を介して相手の血を操ることで、その傷を致命の傷へと昇華することができる。 本来であればその身を殺戮の衝動に任せ、ジャーム化の危険を犯すことでしかなし得ないような危険で高度な能力を、彼女は涼しい顔で、まるで「出来て当たり前」かのように行使する。 高いレネゲイドコントロール技術を持つ者であるほどに、彼女の恐ろしく高い技術には舌を巻く。 コードネームの示す通りの唯一無二。それが彼女の戦闘スタイルだ。 ■ちなみに 彼女は高い社交性を持ち、目上の人とも年下とも同期とも上手く付き合うことができるが、それは彼女本来の性質ではない。 鍛錬と訓練と向上心による研鑽の賜物である（【社会】1）。 そのため、時折、ごくたまに、限界を迎えると人と全く完全に合わない引きこもり休日を過ごすことがある。 親しい友人に前日夜に「明日は完全休養日」という短いメッセージが送られたらその合図だ。

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