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「ああ、またセンさん胃が痛いのかい？胃薬を調合しようね」 「今度無茶したら、私が骨を折ってうごけなくしてあげようね」 幼少期から虫や植物に興味心身であった朔太郎。 父がキャッチボールしようと提案しても、公園の隅でありの行列を眺める始末。 動植物学をはじめ博物学や医学等、どこかしら好きにつながるものを感じて 学びを深めるうちに幅広く精通するようになった。 幼いころから土いじりが好きだった朔太郎は、大人になってからも この楽しさをほかの人にしってもらえたらな、という気持ちで植物研究サークルで 自分で育てた花や種を売っていた。 …楽しかったはずだった。なぜだったか忘れたが、自ら愛情を育てた植物は全て視界から消した。 家に飾ってあった花も、すべて。 ただ、この花の種だけはなぜか捨てられずに、スーツのポケットの中に入れたままだ。 仏降班のことは、なんだかんだバランスが良いのだろうなと思っている。 自由奔放な人たちだけど、みな特技があって、それで補い合っている。 センさん（班長）の胃は心配だけれどね。

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