タグ： 快刀乱魔

一人称:ボク 二人称:キミ ノリで話す 刑事部捜査第三課の落ちこぼれ刑事。いつもなんだかへらへらしている。 落ちこぼれという評価については気にしていないしむしろ好都合だと思っている。元から他人の評価を気にしないタイプ。でもある程度、最低限は真面目にやっているつもりだった。 15年前、2歳下の9歳の弟が行方不明になり、それからずっと探している。 刑事になったのも弟の行方を探すためだが、二人で観たドラマの中の刑事を、愛しの弟がかっこいいと言っていたことも理由のひとつかもしれない。 忙しい両親に代わって、よく弟の面倒をみていた。彼にとって弟はかわいくて仕方がない存在であるので、窮屈さなども感じることなく毎日楽しく過ごしていた。両親についても不満はなく、兄弟へ分け隔てなく愛情を注いでくれることに対して幸せを感じていた。 弟が誘拐された後、両親が彼を責めることはなかった。いっそ、お前がついていながらと幼い自分を理不尽に怒ってくれたら楽だった。でも両親はまともな人間だから、そんなことはしなかった。沈黙する自分をただただ抱きしめてくれた。 だがその優しさは毒だった。 何もできなかった。助けて、と言われたのに助けられなかった。その意識が強く根付き、自罰的な性格になっていった。 他人に優しくされると苦しくなる。人に心配される必要がない存在だと思われるように、へらへらとした笑みを貼り付けテキトーな人間として振る舞うようになった。 中学生のときから学校と両親に内緒でアルバイトをするようになる。進学に影響が出るとまずいので提出物や授業態度はしっかりして内申に響かないよううまくやっていた。 弟:彩玄 イツキ 一人称:ぼく 二人称:あなた 当時9歳。素直な性格で、兄にべったりだった。刑事や探偵ものの作品が好き。戦隊ものより仮面ライダー派。 透き通るような薄い青色の目をしている。 「ぼくはイツキっていいます。よろしくね」 「お兄ちゃん、宿題おしえて！」 「は～い、ボクは彩玄イズルです～～。全然覚えなくていいよぉ」 「はいはいやりますよやったらいいんデショ！？」 「まあボクは落ちこぼれですケド、なにか？」 「善処しま～す」 「ﾊｲ ｽﾐﾏｾﾝ」 ズルタナイト(ダイアスポア):知性、願望、臨機応変

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