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からもも　れんと 桃樂亭杏玉　とうらくていこうぎょく ～～く　で揃えたかったのと植物の名前を使いたかった 杏　「高貴」「信頼」「若々しい美しさ」 玉　すぐれて美しいもの。 蓮　3/1（誕生花が杏）の複数ある誕生花のひとつ「ハクモクレン」から。 職業ポイント；芸術家参照 特徴表 6-8　マニアコレクター／着物 コイン、本、昆虫、芸術、宝石、歴史的な遺物などを収集している。 任意のコレクションを1つ決定すること。 その筋では有名人であり、＜幸運＞ロールに成功すれば相手にも共感を得られて、感動を与えられるかもしれない。 カラーコード #F4A466　杏色 高校までは地元関西でおとなしくしていた。 顔がいいとよく絡まれる。非力だから、なおさら。女に囲まれることも男に囲まれることも、ようあった。 その度に他の人を味方につけて、言葉でどうにかして、いつの間にか自分の言うとおりに動いてくれる人が多くなって。 でもぜ～～～～～んぶめんどくなって地元に置いてきた！おっかけてくんな！ 自分一人で生きていくとしたら、自分は何がしたいのか、地元じゃようわからんかった。 日本は広いんやから、とりあえずいいとこの大学行って適当に日本一周でもしたろかな～とか。色々考えてたんやけど。 勉強していくうちに、歴史とか、言葉とか、古いもんが好きになってきた。 長く受け継がれる伝統、みたいなのに惹かれて。消えていくもんがあることが悔しくてたまらんくて。 モデルとかアイドルとか、よう声かけてくれはるけどど～～～でもよくて。というか僕必要以上に動くの嫌いやし。 気付いたら桃樂亭の門叩いてみたりして。 いや一回就職したんやで？勉強できるとこまでしたし。院進したし。有能な人材やろ？僕。 でも一般企業ってま～～～～～人間関係ごっつめんどうやねん！面で人間が勝手に釣れるだけやのにそれが仕事に影響がでまくってしゃーないねん！ 石の上にも三年？三ヶ月の間違いやろ！続かへんわ！速攻やめたったわ辞表叩きつけて。 せっかく在学中に色々資格取ったんやけど、これも無駄になってしもたなあ。 いっそヒモとして生きてくのもありかと思てんけど、やっぱり顔でどうにもならんとこで、やれるだけやりたいやんな。 関西帰れば暮らしていけるんやし。 ～こっから相方への感情の話～ 上京したての頃に狭くんと初めましてしたわけなんやけど。 最初はふっつーーに怖かってん。体格僕よりはるかにええし。筋肉もあるのにたっぱもでかいって、どこで手に入れんねんそれ。 僕も欲しかったわ。羨ましい。 一般人じゃないのもなんとなく雰囲気でわかったし、いや地元のおっかないおっちゃんたちのほうがよっぽどアレやったけど。 ご機嫌損ねんように割と気張ってたんやで。狭くんには一生言わんけどね。 柄悪くて体もでかいし態度もでかい、頭使わへん馬鹿って基本的に機嫌悪いとすぐ殴ってくんねんけど、そういうわけもないし。 どこまで怒らせたら手がでるんやろ？とか。あからさまに僕が別の人とおると機嫌悪くなるし、やきもちみたいなの見せてくれるんかな？とか。 僕の言葉ひとつでコロコロ表情かわんねやもん。可愛くてしかたなくなってしもて……何個も上の大の男がやで？ ほんまありえへん。気性の荒い大型犬にでも懐かれた気持ちやろか、とか考えたけど多分ちゃうしな。 まあ、認めたないけど、……多分、最初に声まで褒められた時に、嬉しゅうなってしまったのが一貫の終わりなんやろなぁ。 あからさまに僕顔ええし。皆そっちしか褒めへんし、喋らん方がマシ、まで言われたことあるし（こてこての関西訛りやからやろなあ。黙らっしゃい。） 付きおうて、って言われたら女の子と恋人になったりしたけど、そんときも狭くんの反応見とったし。 裏社会にずっぷり嵌った男のこと、気になってしゃあないとか、人生終わりやで。 最悪や。どうあがいたって一生、そいつは僕のモンになんかならせんのやから。 まあ僕も、大人しく狭くんのものになるわけないんやけども。 狭くんが黒八鬼組の狢川狭である以上、組のことはどうやっても捨てられない大事な場所や。見てたらわかる。 でも僕は？保護者は故郷に置いてきておらんし、友達との縁も少ない。 狭くんがその気になれば多分、いくらでも壊せてしまう。ならんと、信じてたけどな？ 転職活動中にふと、そんなことを思った。 顔だけで成り上がれん職業に就きたかったのも本当。 言葉や歴史、文化が好きなんも、本当。 あともうひとつあげるとするなら。 表舞台に立つ人間は、特定の誰かのモノにはしにくいやろ？皆のものやから。 だから、狭くんが簡単には壊せない場所にいる僕を、それでも奪おうとしてくれたりせんかなあ、なんて。 そこまで見れたら、僕が負けたってもええかな、なんて。 おねだりしてみせてや、狭くん♡

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