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〇トワイライト・メイフラワー(Twilight・Mayflower)/『Bloodaze』HO2：vampire 【サンザシ】：「希望」「ただ一つの恋」「慎重」「新しい光」「成功を待つ」 ・愛称はトワ。 　永久、とも掛けた皮肉。 ・ふんわりと光のように澄んだ金髪を、膝ほどまでの長さに伸ばしており、夕暮れから夜へと変わる間際、一瞬だけ光の加減によって桃色にも見える空のような淡紅色の双眸をしている。 ・朗らかでおっとりとしている。 　楽天的で前向き。 ・プライドは高め。 ・街のひっそりとした路地裏で、個人開業医を営んでいる。 　小さな個人医院であり、基本的に気分で店を開けてはいるが、24時間必要があればどの時間でも対応をするため、それなりに重宝されている。 　また、仲間の吸血鬼たちに必要な血液を上手く調達したりも。 　院内にいる、というよりも、街の色んなところにひょっこりと顔を出しては、困っている人や調子の悪い人がいれば治療し、また面白そうな出来事が起こっていれば顔を突っ込む、訪問医のようなことを気ままにしている。 ・昔はちょっと色々あって、とあるヤクザのお抱えの医者として、些かアンダーグラウンドに足を突っ込みかけていた。今はちゃんと医師免許を取り、正式な医者をしている。 　その際はよく薬を取り扱っていた。勿論ちゃんとしたものだけ。(特徴表：前職) 　ただ、まあ、法に触れる些かすれすれの範囲をかすめてもいたりしたのは、若気(？)の至り。その当時の法律は破ってないから大丈夫。多分。 ・元の生まれは英国。そこから少しだけフランスにいて、それから日本に来た。 　だから、日本歴はそれなりに長い。 【特徴表】 29：バイリンガル 20：前職 【花言葉】 54：木蓮（もくれん） 「自然への愛」「持続性」 必ず全ては報われる。無駄な努力などあるはずがない。力強く肯定する貴方は、しっかりと前を見つめているような人だ。貴方が居れば安心だ。きっとそうだ。 75：ユーカリ 「新生」「慰め」「思い出」「再生」 貴方こそが希望の印。何度くじけても立ち上がるのが貴方だ。気高く、清く居て。きっと報われるだろう。残念ながら貴方は倒れるかもしれない。けれども大丈夫。後を継ぐ者はすぐ後ろに。 96：土筆（つくし） 「向上心」「意外」「驚き」「努力」 まっすぐ上を向いていて。歩みを止めず、一歩、一歩を確実に。それはきっと報われるだろう。貴方の突然の成長に、周りが驚く時もあるだろう。貴方は歩を止めず、成長する。いつしか皆が貴方についてくるだろう。貴方は導だ。上を向け。 花言葉ダイスにここまで前を向けと言われることは中々ないです。 【通過シナリオ】 ・『Bloodaze』 ＜以下、『Bloodaze』HO2：vampire　秘匿情報有り＞ ・それなりに長命。もう、どのくらい生きたかはあんまり覚えてはいないけれど、持ち前の楽天的な思考で、なんやかんや、楽しく暮らしてきた。 ・ゆったりと生きていたとある昔、日本に来てまだ間もない頃、路地裏で死にそうになりながら転がっていたひとりの男を助けたことがある。 　偶然にもそれがとある大きなヤクザの若頭で、助けたことを気に入られて、しばらくその家でもてなされていた。 　何となく、その彼とも気が合って、また、自身の持っていた医療技術が彼らの役に立って、しばらくの間ズルズルとそこに居続けてしまった。 　日本語だったり、日本のことは、そこで色々と教えてもらった。 　……助けたそんな若頭が、身体が弱くて。きっとあまり長くないだろうなと、何となく、予期をしたのもあった。 　予想通り、彼はあまり長くは持たなくて。 　けれど、亡くなる間際に、自身へと謝罪をした。こちらの世界へと足を踏み入れ掛けさせてしまった、ごめん、と。そして、元の世界で普通に生きてほしい、と。 　元から、隠れ過ごしてきたのだから、気にしなくてもいいのに、って思ったけれど。 　なんだか、その最後の言葉が忘れられなくて、表の世界でしばらくは、まっとうに生きようか、と、暗がりから足を踏み出した。 ・仲間たちから除け者にされてしまったことは、純粋に寂しい。 　けども、禁忌を犯してしまったのは確かだから、仕方ないよねぇ、とも諦めと共に苦笑している。 ・ただ、正体を隠し、ひっそりと、気を付けていたから。 　あのとき、あの瞬間、どうして自身が衝動的に人に噛みついてしまったのか、どうしても気になっている。 　そして、また。力を取り戻せるのならば、取り戻したい。 ・殺しかけてしまったHO1に、申し訳なさを感じていると同時に。 　……もしも自分のせいで、何か影響を与えてしまっていたら。それもまた、よくはないことだから。 　現状の自身と、そしてHO1の状態を解明するためにも、出来る限り一緒に行動をするようにしている。 ・まあ、あと。 　よっぽどないことでもあるであろうから、此処から何か新しいことが分かれば、密やかに隠れ暮らす仲間たちの為にもなったりしないかな、と、些かロクでもないプラス思考も持っている。 ・……まあ、あと。 　路地裏で倒れていた姿が、何となく、昔助けた彼と重なって見えたから、放っておけなくなってしまった、のもある。 ・500年近く生きている。 ・本当の名前はもう忘れてしまった。現在名乗っている名前は、あの彼から貰ったもの。 Vampire あなたは、吸血鬼の中で除け者にされている。理由は「種族の掟を破ったから」。 その掟とは、“人間には危害を加えるな”というものだ。何百年も前から、あなた方吸血鬼は迫害や虐殺を恐れ、正体を隠してひっそりと生きている。 しかし1年前、路地裏を歩いていたあなたは突然意識が朦朧とし、気が付くと人間を襲っていたのだ。我に返った時にはすでに遅く、人間らしき影が首筋から血を流して倒れている光景がぼやけた視界の向こうに広がっており、あなたは慌ててその場を立ち去った。その事件が仲間にバレたことで種族から追放され、今に至る。 その満月の夜、あなたはひどく喉が渇いていた。追放されてから血を飲める機会がなく、ほぼ餓死寸前の状態だった。そんなあなたが、突如として漂ってきた鉄の香りに誘われるのも無理はない。辿ってみれば、そこにはHO1が血塗れで倒れていた。とにかく喉の渇きに苦しんでいたあなたは、ほぼ衝動的にその首筋に牙を突き立て──血を啜った。 当然そのまま死んでしまうかと思われたHO1だが、何故かその後に傷が治っていき、一命を取り留めていた。 その日以来、あなたの身体には変化があった。 以前より力が弱くなった。治癒力も衰え、ありとあらゆる感知能力も下がった気がする。人間には当然劣らないものの、吸血鬼と呼ぶにはあまりに貧弱な身体になってしまったのだ。 もしや、と思って観察してみたところ、どうやらHO1の方にも変化が現れているらしい。……どうにかして力を取り戻さなければ。そう思ったあなたは、この不可解な現象を解き明かすためにHO1と行動を共にすることにした。 事前情報 ⬧ あなたは、自分自身も含めた“吸血鬼”に対する知識を有している。 吸血鬼について この種族は、人間の血を飲むことで力を得ている。原則的には不老不死のため餓死することは稀だが、あまりにも長期間血を体内に摂取しないと、力が衰えていくと言われている。 種族の掟で“人間には危害を加えない”と決められており、世界中に存在する吸血鬼たちは、協力し合って輸血用の血液などを調達し、平和的な手法で血液を手に入れている。 しかし中には、その掟を破り種族の集まりから抜け、人間を襲う野蛮な派閥もあるらしい。 なお、人間の世界で噂になっているような「十字架が嫌い」「ニンニクが苦手」「血を吸われた人間も吸血鬼になる」等の習性は特にない。 ⬧ あなたは、吸血鬼にまつわる噂を耳にしたことがある。 とある吸血鬼の噂 この近辺で、除け者となった吸血鬼の頼みの綱となっている吸血鬼がいるらしい。人間と吸血鬼、その他不可解なことに対する知識が深く、また血液も提供してくれるらしい。 どのような人物かは分からないが、もしかするとその吸血鬼であれば、力が失われている今のあなたの状況について何かを知っているかもしれない。 探索者作成ルール ⬧ ステータス STR:3d6+3 CON:2d6+3 POW:2d6+6 それ以外は通常ルールにて算出 ⬧ 技能(職業Pは人間界での職業に準ずる) 1 〈心理学〉初期値 60% 2 〈血を嗅ぎつける※〉55%(固定値・技能値を振ることは不可) ※本シナリオでは、効果は〈聞き耳〉と同様と扱う。 3 〈噛みつき〉初期値 50% ダメージ 1d4+db 4 　〈かぎ爪〉初期値 50% ダメージ db ⬧ その他 耐久力以上のダメージを受けた時、超過したダメージが 5 までであれば、次ターン消費するこ とで HP1 状態まで回復することができる。 ＜以下、『Bloodaze』ネタバレ有り＞ 【通過シナリオ】 ・『Bloodaze』：SAN値+5,回避+3,目星+14,信用+5,医学+7,心理学+10,クトゥルフ神話+4 【後遺症 人間と吸血鬼の混在種】 このエンドでは、HO1とHO2は完全に能力を分かち合った形となる。 ・HO1の強化されたステータス/その他特質は元には戻らない。 ・HO2は〈血を嗅ぎつける〉について、シナリオ終了時点が技能最大値とする。 以降、成長ロール等で上昇することはない。 ・この後遺症は、後遺症解消シナリオ等で無効化することはできない。 【備考】 ・後遺症によりHO1はたまに血液が欲しくなる時があるかもしれないし、HO2は以前より吸血鬼の要素が薄くなったままである。

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