タグ： 透明となった君へ

架紙　識(ｶｶﾞﾐ ｼｷ)　　25歳　男性 作家名→詩音　描(ｺﾄﾉ ｴｶﾞｸ) 大学時代に執筆した、処女作である『鬼胎』がヒットし、ベストセラー小説に選ばれた事で小説家として活動を始めた。 彼の書く小説は、ミステリーもので内容としては、実際の歴史や古くからの伝承や逸話、そういったものを題材としたミステリー小説である。 彼の書き方は少し変わっており、物語のラストを読み手の想像に描かせる終わり方をさせている。 彼曰くは、決められた終わり方よりも自身の納得出来るラストを自分で描いてもらいたい。 という気持ちから、この書き方となっている。 読者からは、その独特な終わり方が好評となり、彼らしい作品として親しまれている。 小説家として活動し始めたのは大学1年～であり、すでに4.5年程、小説家として活動している。 元々いくつかヒット作を上げ、文学好きには人気があり、知名度もあったが、去年に処女作である小説『鬼胎』は映画化となった。 その為、『鬼胎』以外の作品の売上も上がり、昨今では、大体の人が名前は知っているというくらいの有名人となった。 しかし、本人はどちらかと言えばあまり目立ちたいタイプではなく、小説を書く事がただ好きな人間である。 自分の予想を超えるほど、人気となってしまった為に次回作のプレッシャーから思う様に書けなくなり、スランプに陥っている。 本人は物静かであり、物欲があまりない。 ひとり暮らしで、部屋は本棚がほとんどというくらいに本を読むことも好きである。 小説を書く事を息抜き、そして、生き甲斐としている人間でそれ以外は、平凡で誰にでも分け隔てなく話せる穏やかな人柄である。 「僕から小説がなくなるなんて…考えられない…。」 「こ、こんなに人気が出てしまうなんて…。どうしよう…。」 知人について⸺ 最近、知人が亡くなったと連絡があった。 その知人とは、中学、高校の同級生であり、学生時代はそれなりに話をする友人であった。 大学は別々となった為、連絡を取ることはなかったが、仲が良かった事もあり、突然の悲報には驚きを隠せなかった。 担当者について(編集者)⸺ 彼の担当編集者は、彼とは違い明るく少し軽めな男性である。編集者らしい人間といえばそうであり、少し厳しめ？でも前向きな明るい人間である。 「先生、お疲れ様でーす！作品の進捗はどうですかね？進んでます？？」

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