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かつて行われていた「ハルモニアス・グリーン計画」の実験体となった青年。 当時の惨状を見届けてきたため、UGN・FHなどの組織というものを信用していない。 綺麗事を掲げ続ける体制に嫌気が差し、自分を保護したUGNを離れることにしたが、完全な離別は選ばなかった。 そこには計画から生き残った仲間がいるからだ。 現在でも、しぶしぶといった様子でUGNに協力している。 彼にとっては、今のUGNは「仲間を人質に取っている」ようなものだ。 もちろん、日本支部長の霧谷雄吾に対しても認識は同じである。 彼の人物像を一言で表すと、孤高の不良青年といったところ。 無用な罪は犯さないものの、戦場に赴く際には、あらゆるものに牙を剥く。 戦いを求めるその姿は、悲惨と哀れまれた過去を塗り潰さんとしているかのようだ。 過酷な環境を生き抜いてきた彼の背中は逞しく勇ましいが、どこか物寂しさを感じさせる。 過度な飲酒に喫煙と生活習慣も荒くれているが、身体的には健康。 計画に参加する前、家族はいたらしいが、今となっては話題にも出さない。 仲間たちに対しては穏やかな顔を見せることもある。

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