タグ： えいる宅

　 ✦ホテルアンデルセンへようこそ 　HO5 - 母親 　9月3日生　#B6A0BC　ライトリラ ✦技能注釈 　ステータス合計値 - 105 　サプリ2015/冒険家教授をベースに、＜跳躍＞＜登攀＞を取得せず 　＜回避＞＜目星＞＜聞き耳＞＜精神分析＞を追加 ✦家族構成 　夫　　Gustave Orange (ギュスターヴ・オランジュ) 　子　　Dominique (ドミニク) 　旧姓　Nørgaard (ヌアゴー) ✦命名 　Frig 　北欧神話の女神フリッグの別名。この神、ガキを失っている 　Gustave 　神の救いを意味するフランスの男性名。 　Dominique 　主に属する者という意を持つ、男女兼用のフランスの名前。 　聖者からの守護を祈り、子の安息を願ってつけられるはずだった。 　Nørgaard 　北の農場を意味するデンマークの苗字。地主であった母の系譜から来る。 ✦呼称 　一人称 - 私 　二人称 - あなた、君 　三人称 - 彼、彼女、あの人、あの子　など ✦パーソナリティ 　好きな食べ物 - スモーブロー(オープンサンドイッチ)、リスアラマン(ライスプディング) 　苦手な食べ物 - ムール貝(当たったことがある) 　北の土地に立つ、広大な屋敷で生まれ育った女性。 　決して運動が得意な訳ではなかったが、外界への興味関心は人一倍大きく 　様々な場所へ遊びに出かけた際の出来事を記したノートが今でも残っている。 　興味を抱いた事柄へ触れる機会を積極的に与えてくれる家族のもと、幼い頃から多くの物事に触れて育ってきた。 　高等教育を受けた後に大学へ進み、そこで専攻した近代史の教授となった。 　幼少期の好奇心はそのままに、大人の行動力を手に入れた彼女は遊学として、ヨーロッパを中心に様々な場所を渡り歩いた。 　若さゆえの破天荒さに任せて行先を決めることも多く、時には牧草に埋もれて一夜を明かすこともあった。 　そのうちにフランスへとたどり着いた彼女は、よからぬ考えを持つ人間に丸め込まれてしまい 　前後不覚になるまで酔わされてしまったところを、現地の正義感溢れる警察官の青年に助けられる。 　何一つ荷物を失うことなく駐在所で目覚めた彼女は、見守りのために一晩中居残ってくれていたのであろう 　日勤の警察官がかたいソファの上に転がって寝息を立てているところを目撃した。 　それが、後に夫となる人との出会いだった。 　女性の1人旅を心配するギュスターヴのため、彼女は勉学の合間に駐在所に顔を出していたが 　やがて、人好きで思いやりの気持ちが強い彼へと惹かれていった。 　当初の予定よりも大幅に滞在時間を伸ばし、足しげく駐在所へ通っていた彼女はある日、ギュスターヴから食事へと誘われる。 　彼女は知らなかったことだが、同僚たちからしてみれば、彼らが相思相愛であることは一目瞭然であり 　痺れを切らした彼らが、奥手すぎるギュスターヴに発破をかけたがゆえの出来事だった。 　ギュスターヴは食事の場で想いを打ち明け、フリーもそれに応えた。そこからの彼らが順当に進展していったことは言うまでもないだろう。 　しばらくの間、オランジュ夫妻はフランスで過ごしたが、第一子を授かったことをきっかけに 　1年間の間、妻の故郷であるデンマークへと戻ることを決める。 　両親は夫を暖かく歓迎し、ほどなくしてとりあげられた孫の顔を見ると、喜びのあまり外に飛び出し、方々へ触れ回った。 　そして、産後で伏せる彼女を慮り、ギュスターヴはドミニクと名付けられるはずだった我が子を散歩へと連れ出した。 　我が子と夫を同時に失った彼女の悲嘆は壮絶なものであり、両親の支えがあって、数ヶ月後にはようやく気を取り直すことができた。 　行動的な彼女は、ただ待つだけなど耐えられなかった。身近な調査から始め、どんな些細なことでも 　思い当たる節は端から端まですべてあたった。彼女はあらゆる可能性を考慮し、夫すらも疑わなければならなかった。 　やがて、手がかりを求め街を歩く折に、怪我をした白猫を助けて夢のヒントを得る。 　そこからの調査は、無我夢中といった様子だった。この時の彼女の私室は、今まででもっとも散乱した状態であった。 　彼女は一見大人しい性格だが、付き合いを続けていけば、とても行動的で明るい女性だと知ることができるだろう。 　自慢できるような妻でありたいと女性的な振舞いを心掛けているが、ひとたびはしゃぎ始めれば 　靴を放り出し、草まみれになるまで遊ぶこともできる。 　独身時代は人並みであった家事の類も、意中の男性とお付き合いを始めてからは意識して特訓を始め 　今では、料理洗濯掃除から繕い物まで、器用にこなせる素敵な妻となった。 　彼女の好物であるスモーブローはやがて夫の好物にもなり、2人で食卓を囲む時間は何より幸福だったという。 　対して、夫であるギュスターヴは目立つ性格ではなく、朴訥ともいえる飾り気のない性格だった。 　彼自身も好奇心の強いたちであるがゆえに、知識が豊富な彼女に惹かれ、やがてその人となりに惹かれていった。 　文武どちらもそれなりにこなすことのできるいわゆる器用貧乏であったが、唯一恋愛事だけが不得手で 　あの時の思い切りがなければ、フリーとも友人のような付き合いを続け、なあなあになってしまうところであった。

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