タグ： 落ち椿を手向けて KPC

――――――――――――――――― □公開CS ▽台詞 「あたしのこと好き？ 嫌い？ なーんてね、どっちでもいいや」 ▽設定 蛇之神家の跡継ぎである女性。 薄らとした笑みを貼り付けているだけの無表情。 誰にでも気安く接し、軽い口調で話すが、どこか淡々としている。態度から本心を読める人間は少ないだろう。 悪戯好きで、よく許嫁を揶揄っている。たとえ怒らせたとしても謝らず、とぼけるばかりである。 厳しくはないが優しくもない。要するに冷たい人物。 ▼秘匿設定 許嫁のことを心から愛している。 しかし過去の罪を正しく認識しており、恨まれていることも自覚している。 本当は寂しがり屋で甘えん坊な性格。 許嫁に構って欲しいものの、好意を表に出す訳にはいかないので、嫌われるから一石二鳥だと悪戯を繰り返している。その癖、後々苦しくなって一人で泣いていたりする。愛する人への接し方がとても不器用。 ――――――――――――――――― □備考 ▽カラーコード #A2D7DD ▽職業ベース イグの落とし子 ――――――――――――――――― ■KPC用HO あなたは由緒ある家柄の子息/子女であり、イグの落とし子という人ならざる存在だ。 PCは貴方の許嫁である。 あなたは家に閉じ込められている。 来年、許嫁が高校を卒業するに伴い、婚姻して正式な夫婦となる予定だ。 あなたはPCを心から強く深く何よりも誰よりも、愛している。 ▼産まれ あなたは母の腹を突き破って産まれた人ならざる者である。 正式にはイグというグレードオールドワンであり全てのヘビたちの父である神と人間の女の間に産まれた「イグの落とし子」という神話生物だ。 しかし、あなたはそんな生物として生まれ落ちたことを快く思っていない。 なぜなら許嫁と同じ生き物として生まれたかったからだ。 あなたは人間になりたいが、それが叶うことはないと知っているため諦めている。 せめて真似だけでもと小さい頃から小さく萎縮している手や足を日常的に使うのだ。 ▼罪 あなたの罪は、愛するPCの家族を殺したことだ。 10年前のあの日、急にあなたの部屋に訪れた「蛇倉 ヒカリ」という親戚に「PCがあなたの元からいなくなるよ」「PCのお父さんとお母さんがPCのこと連れてっちゃうんだって」と聞かされた。 許嫁を幼い頃から恋しく、愛しく想い執着していたあなたは、許嫁が自分のもとから離れるのが嫌で、嫌で、嫌で。いつか彼/彼女の配偶者に、家族になるのが夢だったから。それを奪われるのが恐ろしくて。 気がつけばあなたは許嫁の家族を噛みつき、押しつぶし、飲み込んでいた。 その日、血まみれのあなたは恐怖に震える許嫁と目が合ったことをはっきりと覚えている。 ▼決意 あなたは許嫁に恨まれていることを自覚している。 だからこそあなたは罪を認め、許嫁の殺意を受け入れようと思っているし　許嫁の殺意や憎悪に躊躇を生ませないように10年前のあの日からずっと彼/彼女に冷たい態度を取っている。 彼/彼女に触れたい、抱きしめたい、口づけだってしたい　ずっと恋をしているのだから。 しかしそんな強い愛情を押し殺し、許嫁が自分を殺しにくる日を待ち続けている。 しかし、愛しい許嫁の手を汚してしまいたくないあなたは　結婚の前に自殺しようと思っているのだ。 許嫁に殺されるよりも早く、彼/彼女の手を汚すことがないように。 ▼作成ルール 年齢は17歳固定。性別は自由。 名字は蛇之神に固定。 技能の振り分けなどはルールブックの探索者作成ルールに則って行ること、原則技能値はマレウス・モンストロルムp20　イグの落とし子を参照し記載のものを取得すること。 職業技能を何に持ってくるかはKPが自由に考えて良い。 STR/5d6+6 CON/5d6+6 SIZ/5d6+6 INT/2d6+6 POW/3d6 DEX/3d6+12 APPとEDUの算出は、本シナリオにおいてEDUが3d6+3、APPは好きに設定してよいものとする。 理由として、KPCは勉学の知識を一族の人間から教わっており知識は人のそれと同じであるためだ。 APPについては神話生物であり顔立ちはKPの好みで人間に寄せても良いし、もろ人外の見目でも良い。そのため、APPは好きに設定して良いとしている。

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