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櫻庭 卯月(さくらば うづき) コードネーム:桜 裏コードネーム:春告鳥 胸の心臓の位置に桜の花が咲いている。 それとは別に、左腕の上腕に桜のタトゥーが彫られている。 ◆特徴表 1-3:素早い 柔軟さと軽快さを併せ持っている。DEX+1。 1-5:天才 生まれつき頭の回転が速い。INT+1 ◆過去 母子家庭で育つ。父は卯月が6歳の頃に事故で他界。その後は女手一つで母に育てられた。 母はとてつもなく強い人、という訳ではなかった。寧ろ一見儚く脆く見える人だった。 それでも1本の芯が通っていて、故に自分は無事育つことができたのであろうと思っている。特段反抗期というものもなく、母を支えながら育った。 勉強も運動もそつなくこなし、いつか大人になったら母に恩返しをすることを目標としていた。 友達付き合いも大きな問題はなかった。時折自分が母子家庭で育っているが故に苦労をすることもないわけではなかったが、上手く折り合いをつけて友人とも遊んだりしていた。 ◆神話信仰災害-8年前 卯月が16歳、すなわち高校生になって暫くが経った頃。神話的事象に巻き込まれ、母を喪った。 災害孤児となり、生きる理由も失い、途方に暮れた。 空っぽになりそうだった心を動かしたのは、自分を助けてくれた花掬構成員の存在だった。顔も思い出せないあの誰かに、せめて助けてくれた礼を言うこと……そして、自分の母を死に追いやった神話的事象に一矢報いること。 それが新たな生きる道標となった。 ちなみに、タトゥーを入れたのもこの頃である。 ◆現在 自分の仕事に対して、少々盲目的である。趣味があまりないことや、生きる道標としていることから、仕事の完遂の為ならば手段を選ばない節がある。 周りの人間にはそんな自分の少々重たい一面を知られるのが億劫で、気づかれないよう明るく振る舞っている。これは卯月から幼少期から培ってきた処世術の一つでもある。 同じ構成員のメンバーに対しては、最初の一年は気心知れた仲になれたら良いと思っていたが、裏構成員としての任務を言い渡されてからは、いつ彼らが裏切っても任務を遂行できるように心の距離を取るようになった。表には出さないので、本人はそれがバレていないだろうと思っている。 ◆勿忘草とのやり取り 勿忘草への手土産は、卯月にとっては少々ハードルが高いと感じている。自分に趣味がないからこそ、何なら喜んでもらえるのか、最初は全くわからず戸惑っていた。 初めて渡した手土産は、無難なお茶菓子であった。 しかし、ふとした時の勿忘草の仕草が母と重なり、それからは、母に渡したら喜びそうなもの、をヒントに手土産を考えるようになった。 過去に渡したことのある手土産は、勿忘草の刺繍が入ったハンカチ、ハンドクリーム、アロマキャンドル、マフラー、入浴剤セット、多肉植物の観葉植物、花模様のティーカップ、遠方のご当地和菓子、フラワーケーキ、紫(勿忘草の瞳の色)のブローチ…等。

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