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多幸田 信人 (たこうだ のぶと) 28才男性 『多くの幸福に囲まれ、多くの人に信頼される人間になって欲しい』という願いの元名付けられた。しかし、彼は思う。『名は体をあらわす』なんてことわざを考えたやつは嘘つきだと。 褐色の肌の男性。198cmの高身長で筋肉質な身体をしている。 偏執的な性格で1度熱が上がると視野が狭まるところがある。よく言えばかなりの集中力を持つ。あまりに集中しすぎて周りに注意を払うことが出来ず、登山中に怪我をする事が多い。 幼い頃から地質学に興味を持っていた信人。キラキラとした宝石やそれらを産み出す大いなる大地、人間を拒むかのように高くそびえる山脈。信人の人生にはなくてはならないもので、それを心の底から味わう為に周りの人間たちとの関わりは迷わず切り捨てていった。 大学生になり地質学の専攻に進んだ。2m近い身長にヒョロりとした体躯、血の気が通っているのかも分からない程に白い肌を持つ彼は周りから距離を置かれていた。 研究の一環でイギリスの大学とチームを組んだ際、登山家であるケヴィン・キングストン(K2)と出会う。 彼の豊富な知識、自分の陰湿とも言えるほど執念深い地質学への愛情にも拒否を示すことなく向き合ってくれる姿勢に少しずつ心を開いていく。 K2と一緒に研究をするために苦手な運動にも手を出した。彼と同じ頂の景色を見たいがために。隣に並ぶためにも……。 しかし信人のその純粋だった好意は徐々にどす黒いものに変質していく。 彼の豊富な知識には嫉妬心を抱き、自分に寄り添っていた物腰柔らかい姿勢に対しては激しい憎悪を抱くようになった。 彼の隣に並ぶために努力していたものは、彼を自分の足元に叩き落とすために変わっていった。 あいつより俺の方が凄いんだ。あいつが掴もうとしているキラキラのダイヤモンドは俺が掴むものなんだ。 俺が愛してる大地の1番は俺のものなんだ。 あいつなんかより先に辿り着いてやる。 メモ✍️ ・自分本位の為荒っぽい喋り方をする。 ・自分の好きな宝石類の例えた物言いをする(したい) ｢俺は何にも砕かれないダイヤモンドだ……！こんなところでくたばってる場合じゃねぇんだよｯ！！！｣ ｢このクズ石どもが｣ ｢俺はアンタみたいなピカピカになりたかったんだよォ……。ただの原石じゃなく、徹底的に研磨された無駄のない宝石によォ……｣

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