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「この日常を享受したまま死ぬか。それとも、日常を捨てて生き永らえるか。好きな方を選ばせてやる」 UGNに所属する精鋭の一人。レネゲイドの申し子で、常に同じパフォーマンスを発揮する。 そのスタイルは、光量、音量、熱量の波で、“そのままの意味で”すべてを消し飛ばすというもの。 コードネームもその能力に起因した、戦った後に塵の一つも残らない攻撃性の高さから命名された。 ……その分、1回の攻撃における侵蝕率の上昇も、類を見ないほど著しく高いものとなっているが。 資産家の両親には愛されて育ち、覚醒の際も彼らは受け入れてくれて、今でも良好な仲を築いている。 家族を失ったどころか天涯孤独も珍しくない若年オーヴァードの経歴としては、かなり恵まれている方と言える。 認められて育ったおかげか己の信念にも絶対の自信を持っており、時折UGNの理念に反する行動をすることもある。 影の象徴であるウロボロスのピュアブリードではあるが、性格面に影と言えるようなものは存在しないのだ。 また、数多くの人々(近しい者が多い)に影を仕込んでおり、その動向……主に生死を把握している。 彼らが不慮の事故に遭った際などに、空間を超えたゲートで現れ、その命を救いあげることが目的だ。 もちろんオーヴァードとして覚醒してしまった際はUGNで保護し、経験を生かして力の使い方を教授する。 UGNの戦力増強という結果は意図したものではないが、一因を担っていることは間違いないだろう。 「こんなところで死ぬぐらいなら、死ぬ気で俺らの役に立て。世界がお前を求めているんだ」

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