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暗示:渇望「わたくしはただ幸せが欲しかったのです」　 たからもの:08「薬のビン」が入っていた空の瓶。 これを手にしていないと不安で仕方ない。たとえ空っぽでいようとも。 どこか病的な白さを持つドール。一人称は「わたくし」 名前は本名ではなく実験個体名であり、元より粘菌と戦争兵器の被検体として生み出され、依存ドラッグによって調教と人体実験をされ続けた個体。 生前の記憶はほぼなく、おそらく度中なる人体実験によって死亡。死んだあとも兵器にするために麻酔もなく身体をいじくられ続けた。 が、とある階級の高い軍人に買われてからは成果さえだせば「ご褒美のクスリ」も綺麗な服も頭を撫でてくれることもあり、非常に従順。 叩かれること、薬をもらえないことが恐ろしく、兵器として振る舞い続けた。壊すことに躊躇いがなく、ココロの一部が壊れてしまっている。 見た目は白い髪に白い瞳、実は実験の弊害で視力がほとんどなく目が見えていないが、匂いや音でカバーしている。 相手の顔を認識するために顔に触れたりすることが多い。 手術台、メス、注射器、それらに対してトラウマがある。 対して、薬の形をしたものに異常に固執する一面も。 とても丁寧な言葉遣いなのは非道な実験と調教の末に染み付いてしまったもの。 面倒見がよく、お姉様的存在かもしれない。 幸せを渇望しているが、もはやそれがなんだったのかすらわからない。 戦いを非常に好んでおり、殺戮を好む。平和的な空気に、彼女は耐えられない。 植え付けられた破壊と戦争に利用され続けた結果、平和を誰よりも望んでいたココロは蝕まれ、戦い続けることが平和なこと、殺戮=平和と脳がバグってしまった。

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