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渡 唯空（わたり いそら） 若草色（#c3d825） ＊ 【一人称】 俺 【二人称】 名前さん、あなた 【HO2の呼び方】 理仁くん 【話し方】 ゆっくり優しげに話す。あんまり間延びはしない。「～でしょ」「～だよね」 　▼自分用性格メモ：冬真と馨を足して割った感じかも ＊ 　理学部天文学科所属の大学2年生。 　物腰柔らかでマイペースな性格。誰にだって親切で優しく接するいわゆる好青年、というのは少し猫被りな部分もあったりなかったり。カーストは上と中の真ん中くらいにふんわり据えられがち。相談事や頼まれ事を請け負うことも多い。 友達は多い。 　誰にでも優しく接しては笑顔を向けるのでとてもモテるのだが、どんな子に告白されても必ずやんわりと断る（しかもその話がめちゃくちゃ出回っている）。どうして誰とも付き合わないのかと聞かれることが多く、誤魔化しては曖昧に笑うのが常。ずっと好きな人がいるんだ、言わないけど。 　完全な素を出すと少し荒っぽい口調の、年頃の男子らしい部分が露呈する。ただしその素を出すのは身内やHO2くらいのもの。別に本心を隠して日常を過ごしているというわけではなく、身内以外と過ごすときは大人しくしてるだけ。 　普段の生活ではかなり雑な面が見えている。たぶん一人暮らしとかしたら平気で食事は抜く。家事はそこそこできるけど自分のためだけにやるのは腰が重い。寝床はベッドやソファ、床とまちまち。 　好きなことには素直に真正面からぶつかる。結構欲張りで自我も強めだが自制心も結構あるので我慢しがち……というのはここ数年からの話。たぶんHO2と別れてからは色々反省してコントロールするようになった。 　父は単身赴任中で月に数度程度しか帰って来ず、母もバリバリ働くタイプの人間なので帰宅時間は唯空と同じかそれより遅いくらい。幼少の頃は母の帰宅まで家に独りぼっちのことが多く寂しいときもあったが、HO2と過ごすようになってからはそうした気持ちも失せた。 　ちなみに両親も両親で自分の為に頑張ってくれているのだとわかっていたし、三人揃うときはどこかに出かける予定を立てるなど何気に気遣ってくれていたため、寂しさはあるものの不満を持ったことはない。家に一人でいるときはHO2宅に世話になりに行くことがしばしばあったかもしれない。 　幼少の頃より夜空を見ることが好きで、よく天体観測を行っている。 　きっかけは父親が家に置いていた書籍。はじめは暇潰しに読んでいたが、徐々にハマっていった。父が元々星や宇宙、天体観測が好きだったため書籍や道具にも事欠かず、いまでは専攻するまでに至る。 【HO2関連】 ●いま 　HO2とは勘違い&すれ違い中。よひら宅にて再会したものの他人に向けるような視線と態度を受けて、嫌われたうえ避けられているのかもと勘違いしている。 　知り合いだとしても業務中。話しかけるのは気が引けるし、二人きりになろうとするだなんて以ての外だ。それに、嫌われているのなら話しかけない方がHO2の為になるのかも、だなんて自己完結している。これまで散々迷惑をかけていたのだし、これ以上迷惑をかけるわけにはいかない。 　ちなみにまだ未練はあるし、変わらずずっと恋愛的に好き。 ●これまで 　気づいたときにはHO2のことが好きだった。歳上のHO2のことがはじめは怖かったことを記憶しているため少なくとも一目惚れではない。優しく笑いかけてくれるところも、甲斐甲斐しいところも、構ってくれるところも、すべてが大好き。なんだかんだで突き放さないでいてくれると甘えていた節はある。 　ことあるごとに「好きだよ」「付き合って」「俺のこと好きになって」と迫っては断られ、じゃあまた好きって言うね、と面倒臭いムーブをかましていた。たぶんめちゃくちゃ小さい頃は「けっこんして！」と言っていたんじゃなかろうか。 【以下、『よひらの雨』HO1　秘匿情報含む設定及び、通過報告】 【よひらについて】 ・呼び方：よひらちゃん 　可愛い妹みたいなもの。寂しげに笑った彼女に幼少の頃の自分を重ねている。この子が寂しい時間をできるだけ穏やかに過ごせるようお手伝いができればいいなと思っている。自分にとってはHO2と過ごした時間が何よりも温かかったものだから、 彼のようになれたらなという思いもあってこのような行動を取っている節もある。 　ピアノは会うようになって暫くしてから聴かせて貰った。音楽への知見が無いからこそ素直に「すごい」と思ったし、自分の為に弾いてくれるということが嬉しくて度々ピアノを聴かせてとお願いする。 　出会ったのは唯空が高一のとき（四年前くらい）。天体観測のため公園に向かっていたとある夜、庭先に出ていたよひらに話しかけられて出会う。何をしに行くのかと聞かれ正直に天体観測へと向かう旨を話せば興味を持たれてしまい、「天体観測が気になるからついて行きたい」と言われてしまう。夜も遅くて危ないからダメだと断るものの食い下がってくるよひらの切実な様子に折れて、折衷案ということでお屋敷の庭で天体観測をさせて貰った。家に両親があまりいないことの寂しさにひどく同情し、「また来てね」の言葉に頷いた。招かれてからお屋敷にお邪魔することが多い。ほかは気が向いたときにお屋敷へ向かったり、たまたま会ったときとかに交流している。 【追加情報について】 　普通に仰天したし、驚きで大した反応もできないままにその日は別れてしまったことを少し後悔している。 　勿論そんなつもりで接してはいなかったし、いざそうして恋慕を伝えられてとても困惑を覚えてしまった。ああ、HO2も自分に好意を伝えられてはこんな気持ちだったのかな、なんて思っては気が重くなっている。気持ちを伝えたいという気持ちはすごくよくわかるので、余計に。 【イメージソング】 『左右盲』ヨルシカ 【ステータス】 ●特徴表 ○ 3-1「天気予報士」 ●技能値 ○職業：大学教授（『クトゥルフ2010』参考） 　職業技能：〈信用〉、〈心理学〉、〈説得〉、〈図書館〉、〈値切り〉、〈ほかの言語（英語など）〉＋次の技能から専門研究分野として2つ：〈医学〉、〈化学〉、〈考古学〉、〈人類学〉、〈生物学〉、〈地質学〉、〈電子工学〉、〈天文学〉、〈博物学〉、〈物理学〉、〈法律〉、〈歴史〉 →【大学教授】をベースに 　職業技能：〈信用〉、〈心理学〉、〈図書館〉、〈ほかの言語（英語など）〉+〈天文学〉、〈物理学〉を選択、計8つ 　使わなそうな〈説得〉、〈値切り〉は削除、〈目星〉、〈聞き耳〉を追加、計8つ 　・職業P 　　〈信用〉：クラスメイトからの信頼 　　〈心理学〉：クラスメイトからの信頼、よく相談事を引き受けている 　　〈図書館〉：講義や課題で必要な資料を読む 　　〈ほかの言語（英語）〉：大学英語 　　〈天文学〉：専攻 　　〈物理学〉：天文学関連 　　〈目星〉：講義 　　〈聞き耳〉：講義 　 　・興味P 　　〈応急手当〉：人並み程度にはできる 　　〈聞き耳〉：人の話はよく聞いている 　　〈図書館〉：読書家、天文学関連の資料探し 　　〈目星〉：天体観測 　　〈信用〉：基本誰にでも優しいので 　　〈天文学〉：独学 ＊ 【通過記録】 ●『よひらの雨』HO1：生還　シナリオクリア ---------- 　「言わないで、心配させちゃうから」という彼女の言葉を、守ろうと思った。 　だって、よひらちゃんの様子がおかしかったことに気が付けていたら、って。俺が思ったんだから。 　前日に予兆があったということを伝えたら、理仁くんや坂井さん、ご両親、皆も同じようなことを思うんだろうな、と。そしてきっと、俺を責めてなんてこない。俺を責めるんじゃなくて、より自分を責めるだろうことも、わかっている。自惚れなのかもしれないけれど、きっとそうなんだ。だから、言わないことを選択した。 　あのやさしいひとたちを後悔させるくらいなら、俺一人で抱えて後悔する。 　ごめんなさい。 　ごめんなさい。 　家族でもなんでもない、外からやって来たただのお客人。そんな自分が勝手に選択をするなんて。身勝手極まりない行為だ。ああ、何もできなかった俺を、どうか誰も許さないでいて。 ---------- ＊

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