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　かつてまつろわぬ民の祈りと願いによって生み出された、北天の神。 　強大な大和王権に対し、最後まで抗い続けたまつろわぬ民の守護神であり、まつろわぬ民の信仰を一身に背負い、最強の軍神ですら終に殺すことができなかった程の実力を誇る。・・・と、言うのは過去の話。時が経つにつれ、必要とされなくなった力はどんどんと失われ、現在は全盛期の一割と少し程度の力しか残っていない。逆神として、神格すら失われた始末である。それでも、人間や大勢のオーヴァードからすれば、ふざけてるとしか思えないような力の持ち主だが。 　現在は、世界の裏切り者、一般人から見れば排斥されるべき者たちであるオーヴァードにまつろわぬ民たちの面影を重ね、オーヴァードを守護すべくＵＧＮの傘下に収まっている。のだが、気付いたら中枢評議員になっていた。これは、実力が高いという事もあるが、評議員にして裏方にさせておかないと（周りが）危ないと判断されたからである。 ほぼ最古と言っても良いほどのＲＢであり、その個人データは全ＵＧＮの中でも十指に入るほどの超極秘事項。しかし他ならぬ本人が堂々と名乗るため、名前に限ってはあまり秘匿されていない。ただ、擬装用の個人データとセキュリティそのものは機能しているため、“自称”天津甕星あたりに留まっている。が、その厳重さを逆に怪しいと思う者も多いため、情報部の上部は今日も頭を悩ませる。

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