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PC：・よもすがらゴーストライト 特徴：不屈の精神力 しゅうたせいな 陰キャ根暗コミュ弱ネガティブ女　プライドは高い 文章で食っていきたいと思っているが、時々小さな賞をもらう程度でまだデビューには至っていない。 大学卒業間近に少し派手な賞をもらいかけて調子に乗って就活から逃げてそのまま。そしてその賞は逃した。 バイトをいくつかかけもちして何とか食いつないでいる。親には心配心から定職につけと言われているが、聞こえないふりをしている。自分でもこのままじゃまずいって思っている。それも聞こえないふりをしている。 文章にしがみついていたくてライターのバイトもしているが、「こんな文章が書きたいんじゃない」とキレ散らかしながら洗濯機のレビュー等を書いているため評判は微妙。 持ち込み先の編集に1，2年前に言われた「物語や主人公に歪んだ自己投影をしている」という言葉を根に持っている。言われて以来その言葉を否定したいがために、物語の方向性を変えてみたりいろいろしているうちに自分が何を書きたいのかわからなくなってしまった。ここしばらく1本も書き上げられていない。ものすごく焦っている。 要は「売れる・ウケる作品」と「書きたいもの」の間で揺れているだけなのは薄々自分でもわかってる。わかっててもどうしようもないから人に指摘されるとキレる。 どうしろって言うのよ。 でも客観的に方向を見てくれる意見、必要だと思うよ……。 初めて書いた作品は魔法少女ものの学園もの。歌が苦手な主人公が歌を武器にした魔法少女になる話。幼馴染の男女との三角関係があったり敵サイドのイケメンに主人公が好かれていたりしている。割と王道の女児向けっぽい。 主人公の名前は星歌(ほしか)。気が強くて繊細でさみしがり屋。ツッコミ兼ボケ。ちょっと鈍感。正義感もありつつ弱いところもあるふつうの女子中学生。 書いたのは小学生の時。周りに長いお話を書ける同級生がいなかったので得意げに周囲の人に自慢していた。ある日友達に見せていたノートを公園に置き忘れていたことを思い出し急いで取りに戻ったことがあった。夏の夕方、汗をかきながら走って戻ったそこには自分のノートを眺める大人の人がいた。 はじめは警戒していたが、稚拙で幼稚なそれをゆっくり丁寧に褒めてくれるものだからうれしくなって、この先に考えている展開やインスピレーションを受けた作品なんか語ったりして……気づけば夜になっていた。帰らなければ怒られてしまう。我に返ってノートを返してほしいと声をかけるために振り返れば、もうその人はいなかった。自分の少し汚れた手書きのノートだけ置いて。 もちろんその日は怒られたし、何していたのと心配されたがなんだかその人のことを大人にいう気になれなくて黙っていた。褒めてくれた、寄り添ってあたためてくれた言葉だけを胸の奥にしまい込んで、その日は眠った。 あの日くれた言葉は心の底に残っているけれど、もうずいぶん取り出すこともなくなってしまった。愛される言葉なんて、今の自分には書けないよ。 好きな食べ物はオムライス

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