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シャルロッテ・ヴィクトリア・シャルンホルスト ドイツ古代遺産継承局・アーネンエルベの局員。ベルリン大学出身。 大学でドイツ貴族やドイツ民族のルーツを辿る研究をしていたところ、客員としてアーネンエルベに招かれ、のちに正式にアーネンエルベの局員となった。 親衛隊の下部組織であるアーネンエルベに所属しているが、内心ではナチに敵愾心を持っており、水面下で反ナチ活動家やイギリスの諜報員と接触し現体制の打破を狙っている。 とある親衛隊将校とは個人的に懇ろな関係にあり、活動上も便宜を図ってもらっているため周囲からは“愛人”扱いされている。 第一次大戦の敗戦によって散逸した遺産の収集に努める一方、アーネンエルベによって収集された様々な物品がナチのイデオロギーのために利用されることを憂い、相応しい者の手に返したいと考える。 ◆出自 自らを“とある没落貴族の娘”であると称するが、実際には“さる高貴な方の血筋”──かつて帝国を治めた某王家の血を引く者である。 大戦の敗北によって王家に危機が迫った際、王家の名を捨てて一般家庭に下った過去を持つ。 大戦後の困窮の中でも王党派の支援のおかげで生きてこれたことから恩義を感じていた。 第一次大戦後、帝国が革命によって打倒され共和制となった際、「このままではこの地を治めてきた父祖たちの功績が忘れ去られてしまうのではないか」と考えたことから、大学に入学し帝国を治めた貴族たちやドイツ民族のルーツについての研究に努めるようになる。 自身は君主制への執着などは無く、かつての帝国が理想的な国家であったとも思わないが、父祖が治めて来た地が独裁者によって好き勝手されている事には強い憤りを感じていた。 その後、NSDAPによる独裁体制の成立で帝政復古の望みが絶たれ、一部の王党派が反ナチ活動に流れたため、反ナチ活動とも繋がりを持つようになる。 ◆その他 ・オランダにいるヴィルヘルム2世のことを“おじさま”と呼ぶ。 ・幼い頃に憧れていた従兄弟(王子)がいたが、第一次世界大戦において戦死している。 ・ベルリン出身の女優であり現在はアメリカで活動しているマレーネ・ディートリヒのファン。 しかし、マレーネはナチスによる独裁体制となったドイツへの帰国を拒否し、これに対して党はマレーネの映画の上映を禁止した。この事はシャルロッテのナチ党への反感を一層強めることとなり、自身もアメリカへの亡命を考えるようになる。 「何よハーケンクロイツって！あんなのドイツ的でもなんでもないわよ！」

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