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　 「わたくし、名を桃樂亭燈楽（とうらく）と申します。どうぞ、よろしゅうお願いします」 一流の落語家を目指している、整った容姿の京都訛りの青年。 いつでも軽やかな笑みを浮かべており、その整った容姿を…いわゆる"顔"目当てに公演に足を運ぶファンも多いらしい。 ただ彼としてはそんな顔目当てのファンを彼自身はあまり認めておらず、己の話術に魅せられて、話を聞きに来てほしいと思っている。 小さい頃に落語を見た時に、他ならぬ彼自身が落語に魅せられたのは言うまでもない。その時から落語は命と等しいものになった。 また、頭脳明晰でもあり、ここまで来ると天に二物を与えられている....と言いたいところだが、残念ながら重度の負けず嫌いである。 基本的に自分が上・勝者じゃないと気が済まない。勝つまでやるし、勝つためには何でも使うし、意地も絶対に張り通す頑固者。 一応正当な勝ちをもぎとりたいタイプで、勝つために死ぬ気で努力できる努力家ではある・・・・・のだが、その意地の硬さが難点。 ちなみに、その意地っ張りっぷりは主に腐れ縁の約一名にガッツリと向けられている。かわいそう。 以下、「ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち」HO2：落語家 バレ そんな彼には支配欲がある。加虐欲求がある。いわゆるサディストに分類される人間である。それも「ド」のつくレベルで。 性格が終わっているなどというレベルではなく、彼はHO1のことを言葉で捻じ伏せて跪かせて屈服させてやりたいと思っている。 好きの反対は嫌いではないとはよく言ったもので、彼のHO1への感情は嫌いというよりはもはや「執着」の域に達している。 思い通りにならないからこそ、HO1を跪かせて「貴方が好きです」と目の前で言わせたい。心も身体もめちゃくちゃにしてやりたい。 だからHO1と会うたびに彼はHO1につっかかり、煽り、喧嘩を売ってしまう。負けたくないから、という単純な理由ではもはやない。 だからこそ彼は、謎の女性にキスをされた日に見たHO1の”気に食わない”というあの表情がその時から頭から離れなくなった。 ──もっと、もっとお前にそんな顔をしてほしい！俺の仕草一つ一つに、どうしようもなく心をめちゃくちゃにかき回されてほしい！ 彼の腹の底から沸き立ってくる”それ”の正体は彼自身にすらわからない。加虐欲だろうか、あるいは恋愛感情のそれだろうか。 ともかく、彼は「HO1のことを『負かしたい』。『負けました』と、『貴方が好きです』と言わせたい」。そうすれば自分は満たされる。 彼が本気で目指している一流の落語家という夢も、元をたどれば「場を支配したい」ということなのかもしれない。 男なのに体力も筋力もない貧弱な身体なのがややコンプレックスだが、絶対絶対誰にも言わない。負けたくないから。 職業参照：2015コメディアン（芸術：演劇→歴史、選択：オカルト、説得）

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