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【D班】 近所の交番のおまわりさん。家族構成は両親、兄、自分の4人。腹違いの弟が二人いる。 趣味は近所の道場での手合わせ。若い師範代や問題色々抱えてる探偵、最近引退した柔道の選手などなど様々なやつがいる道場で、昔からそこで腹違いの弟たちと武術を学んでいた。応急手当は訓練の中で弟弟子達がよく怪我をしていたので手当てのために学んだ。精神分析は浮気性な父のせいで精神的に不安定な母を落ち着かせるため。 振りなおしはCONを二回、APPを一回計3回行いました。 設定(こまかいの) 幼い時に両親が再婚して現在に至る。血が繋がっているのは父、兄、陰虎。弟二人は母の子供で再婚の時はとても幼かった結果、大きくなるまで血が繋がっていないことを知らなかった。思春期などの多感な時期には大きい弟との仲が悪くなったが現在はそこそこいい関係を築いている。 父も兄もあまり母方の兄弟の二人をよく思っておらず、昔から嫌味を言っていて酷い時は手を上げることもあった。その度に弟二人を庇っては道場へと向かっていた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2016/3/30　エレベーターの恐怖　　―ロスト―(死因:心臓への杭の一撃) 帰らなければいけなかった。だがその願いは“あいつ”を見てしまった瞬間、全て消えてしまった。 無意識で、金色のロケットペンダントを握る。 帰れないことを後悔する暇も無く、何も理解もできず、硬い杭が打ち込まれる。 何も考えられやしない。ただ、最期…沢山の景色が流れた後には二人の弟の笑顔だけがあった。 ････････････････････････････････････････････････････････････････ 長門影虎のデスクの中に、小さな遺書が残されている。 以下、内容 【弟たちへの遺書】 海蜂、斗亀へ これを読んでいる頃には、きっと俺はもうこの世に居ないんじゃないかと思っている。 どうか最後までこれを読んでほしい。 俺は今、兄貴が死んだ理由を個人で調査している。 兄貴はエレベーターに乗ってしまうと、言っていた。 調べた結果、俺もまた兄貴と同じようにエレベータに乗った。 あれ以来夢の中でもエレベーターに乗っている。 この悪夢を終わらせない限り……きっと俺は…////////(がしがしと塗りつぶされている) 願わくば、お前たちがこの闇に触れないことを願う。 真相の解明も、仇討ちも、なにもいらない。 代わりにどうか…何も知らずに生きてほしい。 生きて生きて生きて、しわくちゃの爺になった後にでも、会えたらいいんだがな。 海蜂、お前はもう十分なほどしっかりしている。 もう少し力をぬくといい。これからきっともっと大変なことがあるはずだから。きちんと周りを頼って一人でやらないこと。 斗亀、お前はどうか意地っ張りな兄ちゃんと心配性な母さんを支えてやってくれ。お前ならきっとできる。 二人とも、俺の自慢の弟だからな。きっと大丈夫だと、信じている 道場の奴らには、細かいことは言わないでほしい。ただ死んだと、それだけ伝えてくれ。 家族の幸せを、いつまでも俺は願う。 いつもちゃんと言えなくてすまないな。今まで本当にありがとう。 (文字は消されているが、うっすらと残っている) 　最期まで、護ってやれなくて　ごめん さようなら 長門 影虎 ････････････････････････････････････････････････････････････････････････････ ｢………護ってくれると、言ったのに｣ ｢…にいちゃん｣ ｢ずっと、まもるって…｣ ｢………｣ ｢馬鹿者…大馬鹿者だ…！…また約束を破った！また！…また…！！｣ ｢にいちゃん…！！｣ ｢なんで…おいていくんだ……いかないでって、いったのに…！！なんで…なんで…っ｣ ｢……海蜂兄ちゃん｣ ｢…なんで……影虎、兄さん…｣ 消えそうな声で、海蜂兄ちゃんは…影虎兄ちゃんのベッドで泣いています。 俺も…文字が全然読めないくらい、泣いてます。 父さんと母さんは、二人…子供が立て続けに死んでしまったことで心を壊してしまいました。 二人は病院で…家には俺達兄弟二人だけ。 影虎兄ちゃんの部屋はとっても綺麗で、いつも通りで、今にでも兄ちゃんが帰ってくるんじゃないかってくらい変わらないです。 …でも、もう帰ってきません。もう二度と、一緒にはなすことも、遊ぶこともできない。 あのあったかい腕でぎゅってされることも、つかまってぶら下がることも、ふざけて一緒に海蜂兄ちゃんに抱きつくことも、もう　できません。 小さいころから一生懸命、俺達を護ってくれた兄ちゃんは、病院のベッドで静かに眠っていました。 とっても綺麗で、寝てるだけに見えました。でも、その場所が｢それはちがう｣と言うようで… 霊安室で眠る兄ちゃんにどんなことがあったのか…俺にはよく分からない でも最後の最後まで、俺達とのおそろいのロケットを持っていてくれたのは分かりました。 血で汚れてしまったロケットは、強く握られたからなのか…少しだけ形が歪んでいました。 俺はこの先、影虎兄ちゃんの笑顔を　決意を　強さを　忘れることは無いでしょう。 俺がみんなを支えるんだ。兄ちゃんから託された思いは絶対に無駄になんてしない。 海蜂兄ちゃんは、きっと時間がかかるけど…俺がきちんと支えれば大丈夫。兄ちゃんだって弱くない。 だって俺達は、たとえ血が半分しか繋がってなくったって…影虎兄ちゃんの自慢の弟達なんだから。 みててね、影虎兄ちゃん。俺達、頑張るから。これから、がんばるから だから…だから、ごめんなさい。今だけは ｢……、…影虎兄ちゃん…影虎にいちゃんの…っ、ばかぁ…｣ いまだけは　いっぱい、泣かせてください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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