タグ： リガウスと愉快な探索者達

Anastasia Petrakis 一人称：私（わたくし） 二人称：貴方、～様 透明感の中に重みがある静かな口調 GODARCA 戦車 口数の少ない女性。 黒いベールに隠された素顔は伺うことができない。 青く彩られた唇だけが彼女の表情である。 スラリとした身なりと毒々しさを纏った冷たさとは裏腹に 接してみれば聖母のように優しく手をこまねいてくれる。 子供や純粋な子が好きでつい甘やかしてしまうらしい。 逆に、邪な気持ちを持つ人を強く嫌う。 生まれはギリシャの教会。 父も母も分からぬうちに捨て子として保護され 大事に育てられてきた。 彼女の教会はオリンポス12神のうち、ポセイドンを崇拝していた。 広大な海の父である神を尊敬し、父を知らない彼女にとっては 本当の父親のように憧憬していた。 そんな折、災厄が訪れ、神聖な海は穢れを持った邪神に奪われた。 彼女は酷く怒り狂った。 彼女の怒りは父なるポセイドンの怒りと同調し 数多の刃となって降り注いだ。 それこそが戦車の開花だったのだ。 その姿に人々は恐れをなし、彼女を悪魔だと罵った。 酷い悲しみを覚えたが、それだけの脅威を身に宿したのだから仕方ない。 そう思い故郷を離れ、噂に聞いた機関の門を叩いたのだ。 彼女は怒り狂う聖母。 その手は海を、空を、地を割り 神聖な海を取り返すべくして雷を給う。 「私はアナスタシア。アナ、とお呼びください」 「私が怖いですか？……ごめんなさいね」 「愛おしい子、こちらにおいでなさい」 「……その手足に杭を打たれたくなければ、今すぐこの場を去りなさい」 「我が父の怒りを知らぬ痴れ者ども」 「神の雷を、苦しみを、その身を以て知りなさい」

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